行って良かったマニアックな世界遺産 【8ヶ所まとめ】
目次
世界遺産は2023年秋時点で1149件もあり、167ヶ国にまたがって分布しています。
そこで、161件の世界遺産(全体の14%)を訪れた筆者が、行って良かった世界遺産を8か所に絞り、ランキング形式にしてみました。
世界遺産はどれも魅力的な観光名所ですから、行って良かった世界遺産はいっぱいありすぎてキリがありません!
アンコールワットに、トレド、サグラダファミリア、アルハンブラ宮殿、ウェストミンスター宮殿、アユタヤ、ボロブドゥール・・・・・・・・・
列挙していくともちろん有名な世界遺産ばかりになってしまい、ありきたりなランキングになってしまいます。そこで、一般の人があまり知らなそうな、(個人的に)マイナーな世界遺産に絞ってランキングにしてみました。
気になった世界遺産があれば、おすすめなのでぜひ行ってみてください。
8位 フォンニャケバン国立公園 (ベトナム)
フォンニャケバン国立公園はベトナム中部の町、ドンホイ郊外にある世界自然遺産で、カルスト台地の地形に形成された美しい鍾乳洞が見どころです。
船で直接鍾乳洞窟に侵入して見学するその豪快さは、夢の国のアトラクションを彷彿とさせます。川の水が増水する雨季は訪問ができない可能性もあります。
ボートで直接鍾乳洞に入って見学する。フォンニャは現地語で歯の洞窟という意味。
町から離れた場所にあり、国立公園にはのどかな時間が流れている。
7位 ポントカサステ水路橋と運河 (イギリス・ウェールズ)
ポントカサステ水路橋は、橋の上を水路が通りナローボートで渡ることのできる水路橋です。水路橋のあるトレヴァー村はウェールズの東部の農村地帯にあります。
ここでしか見られない独自の景観は2019年にTBSの”世界遺産”でも取り上げられ、話題になりました。
橋の上を歩行者と船が同時に通るという独特な景観。
自分でナローボートを運転して渡ることもできます。水路側に柵がないのが怖い、、
6位 エッセンのツォルフェアライン炭鉱業遺産群 (ドイツ)
ドイツの北西部、エッセンという街にある石炭関連の産業遺産です。炭鉱関連施設でありながらバウハウスの要素が取り入れられ、“世界で最も美しい炭鉱”とも言われています。
周囲の自然とも調和しており、非常に美しい世界遺産です。
エッセンのシンボルでもある第12採掘坑。石炭を採掘する施設とは思えないほど美しい。
内部は博物館になっていて、当時稼働していた装置を見学できます。
屋上からの眺めも素晴らしい。周囲の自然と調和した産業遺産です。
5位 御所野遺跡 (日本・岩手県)
日本の岩手県にある御所野遺跡は”北海道・北東北の縄文遺跡群”の構成資産で、2021年に世界遺産に登録されました。最も有名な構成資産は青森県の”三内丸山遺跡”ですが、こちらも見どころが多くおすすめです。
隣接する縄文博物館は展示が豊富で、縄文生活をテーマとしたプロジェクションマッピングなども見ることができます。出土した土器類の展示も見ごたえがあります。
広い公園内には竪穴式住居の再現などがあり、当時の生活を想像できる。
日本の世界遺産でありながら、名前を知っている人はほとんどいないと思う。
4位 トマールのキリスト教修道院 (ポルトガル)
ポルトガル中部にある大きな修道院は、テンプル騎士団が勝利を収めた際に功績として建てられました。テンプル騎士団聖堂の豪華さは生で見ると感動です。
リスボンから鉄道で乗換なしで2時間ほどの場所にあり、アクセスは比較的良好です。
あのテンプル騎士団ゆかりの修道院が、ポルトガルにも存在する。
テンプル騎士団聖堂の美しさは、実際に行って見ると感動。
3位 シエンクワーン県ジャール平原の巨大石壺遺跡群 (ラオス)
ラオスの有名な世界遺産の街、古都ルアンパバーンから乗合ミニバンで約8時間の高原にあるジャール平原は巨大な石壺が散在する独特の景観が見られます。
石壺の用途は明らかとなっていませんが、埋葬用に使用されたとする説が濃厚です。知名度は低いものの、奇岩の散らばる光景は圧巻です。
ポーンサワンの高原に散らばる巨大な石壺群。大小さまざまなものがある。
知名度が低く、アクセスの悪さもあり、観光客はほとんどいない。
2位 アイト・ベン・ハドゥの集落 (モロッコ)
アイト・ベン・ハドゥの集落はモロッコの南部、砂漠地帯に位置する要塞と居住区を兼ね備えた建造物です。
その見事な景観から多くの映画のロケ地として使用されていますが、非常に行きにくい世界遺産でもあります。
砂漠に建つ土色の要塞はまさに壮観。内部は迷路のように入り組んでいます。
“アラビアのロレンス”や”ベン・ハー”といった名作映画のロケ地になりました。
1位 ラス・メドゥラス (スペイン)
スペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン地方にある世界遺産で、ローマ帝国時代の巨大な金鉱脈でした。
水流を利用して山崩しを行い、金を採集すると行った方法で、ローマ帝国の隆盛を支えましたが、廃鉱となり放棄されました。
露出した岩肌に生命力の強い栗林が形成された景観は、自然遺産ではなく文化遺産としての登録です。
水流を利用した山崩しによって岩山は独特の形に変形しています。
岩山の間は歩いて見学することもできます。この奇景はローマ帝国による人工的な景観なのです。
いかがでしたでしょうか??すべて実際に行った筆者の感想ですが、どれも自信を持っておすすめできる世界遺産です。
ぜひ、気になる世界遺産があれば行って見てください!
パート2はこちら。
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