エヴォラ歴史地区といえば人骨堂。【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記19日目後編

エヴォラ歴史地区といえば人骨堂。

19日目 世界遺産16/47ヶ所

エヴォラ旧市街はローマ時代からの歴史を持つ、ポルトガルでも有数の古都です。日本との繋がりも深く、天正遣欧使節団もこの都市を訪れたという記録があります。

世界遺産の旧市街には安宿が多く、リスボンからも比較的近いので訪れやすい世界遺産とも言えます。宿に荷物を置いてさっそく散策開始です。

旧市街はやや丘のようになっており、中心部は少し坂を登り降りしながら散策することになります。

エヴォラの入口はバスターミナルからも近いです。

エヴォラはやや坂が多い印象です。おしゃれな町並みですね。

街の中心とも言えるジラルド広場。多くの人で賑わっていました。

おしゃれなレストランや観光案内所などもあり、便利です。

まずは、エヴォラで最も目立つ大きな構造物である、エヴォラのカテドラルを見学します。12~13世紀頃に建てられた大聖堂で、天正遣欧使節団もここを訪れたとされています。

通常料金は2ユーロで、回廊・塔のセット券は3.5ユーロです。

入口はカテドラルの西側にあります。大きなファサードが目印。

大聖堂の内部はゴシック様式・ルネサンス様式が混在しており、壮観です。

石造りのカテドラルが見渡せる回廊は別料金、0.5ユーロです。

回廊も石造りで、ずっしりとした重厚感があります。

カテドラルのもう一つの見どころは、階段で屋上に上がれるところ。

エヴォラで最も高い場所にあるので、上から世界遺産を一望できます。

カテドラルの北側には、ローマ時代の遺物とされるディアナ神殿があります。こちらは野外にあるので見学無料です。

月の女神ディアナの名を冠する神殿。柱はコリント様式です。

2~3世紀頃の建築とされています。保存状態が良いです。

エヴォラの主な見どころは、天正使節団も訪れたカテドラル、ディアナ神殿、ジラルド広場周辺なのですが、近年、旧市街にあるもう一つの教会が注目を集めています。

中心部からやや南側に坂を下りていった先にある”サン・フランシスコ教会”という、16世紀頃建てられた教会です。

メインの教会自体はシンプルなのですが、この教会には約5000体の人骨が使われたという”人骨堂”があります。

サン・フランシスコ教会の外観。至って普通の教会です。

本堂の方は入場無料です。自由に見学が可能です。

テラスからはエヴォラ旧市街の白い町並みも見えます。

教会に付随する人骨堂。異様な雰囲気を放っています。

修道士が瞑想する場として使用されたそうです。入場は4ユーロ。

骨は綺麗に並べられていますが、本物の人骨には少し怖さを感じます。

古くから保存されている親子のミイラ。生々しさがありますね。

比較的観光客が多く来る場所なので、明るい雰囲気はありますがそれでも独特の空気が身にしみる場所でした。

リスボンから片道1時間で来られる場所なので、興味があればぜひ旅行プランに組み入れてみてください。

・・・

この日訪れたエルヴァス、エヴォラ共に坂の多い町だったので、その後は疲れて宿で爆睡しました。いよいよ次の日はポルトガルの首都リスボンに向かって移動します。

 

つづく。

 

少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。

下のランキングボタンをクリックして応援していただけますと幸いです。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

次の記事はこちら

リスボン到着と世界遺産散策。【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記20日目

前の記事はこちら

ポルトガルの世界遺産、国境防衛都市エルヴァス散策【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記19日目前編

最初から読む方はこちら

41日間で47ヶ所の世界遺産を巡ったモロッコとイベリア半島の旅 【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記計画編

本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

 

また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です