フォース橋 【イギリス】 行き方と難易度

フォース橋

日帰り難易度★☆☆☆☆

フォース橋はエディンバラの北側にある、1890年開通の、カンチレバー方式の巨大な鉄道橋です。現在も鉄道が走る橋が世界遺産に登録されています。

フォース湾は気候が荒く、風も強いため、以前かかっていた鉄道橋は鉄道ごと崩落し、大惨事となりました。そのため、丈夫な設計の橋として支柱につり下げて支えるカンチレバー方式のフォース橋が誕生しました。

エディンバラ近郊にあり、ウェイヴァリー駅から鉄道で約10分程度の場所にあります。両岸に駅があるためどちら側からも景色を楽しめます。また、鉄道で橋を渡ることもできます。

フォース橋の行き方

●フォース橋はエディンバラ市内からとても近く、エディンバラ・ウェイヴァリー駅からダンディー方面に向かう電車に乗って10分程度で到着します。通勤列車であるため列車の本数は多く、交通の便がとても良い世界遺産です。

●フォース橋はフォース湾に架かる橋で、両岸にそれぞれ駅がありますが、岸部近くまで近づくことができるのは手前側のダルメニー駅になります。

●ダルメニー駅から階段や坂道を10分ほど下っていくと、フォース橋を綺麗に眺めることができる岸辺に着きます。

●岸辺にはクイーンズフェリーというフェリーの発着場があり、1日2-4便のクルーズ船が運行しています。世界遺産のフォース橋を海上から見学でき、所要は約1時間半です。

エディンバラから約10分で到着するダルメニー駅。奥に赤いフォース橋が見える。

鉄道橋なので現在も毎日たくさんの鉄道が世界遺産の橋上を走行する。

ダルメニー駅前。都市部から離れたのどかな駅である。

西側はやや入り組んでいるので、線路の東側から階段を降りるのがおすすめ。

線路わきの細い階段を下りていく。駅に戻るときは登るのでやや大変。

階段を降りると大きな道路に出て、フォース湾の岸辺に近づくことができる。

フォース鉄道橋。橋げたは高いところで46mにもなるという。

フォース橋

風が強く、天候も荒れやすい難所であったフォース湾は交通の要する事例がたびたび発生していました。そこで、十分な強度を持たせるためカンチレバー式と呼ばれる様式を採用したのがフォース橋です。建設には日本人の渡邊嘉一も関与しました。

カンチレバー式はプールの飛び込み板のような片方が固定された構造のことで、日本でも長崎県にある世界遺産、ジャイアント・カンチレバー・クレーンに使用されています。

全長は1.6kmととても長い橋で、電車に乗って渡ることができる他、一日数便のクルーズ船で洋上から見学することもできます。

背骨のような見た目から鋼鉄の怪物、鋼鉄の恐竜といった愛称もある。

岸辺のボートハウスからはクルーズ船が運航している。

フォース鉄道橋のすぐ西にはフォース道路橋も架かっている。

やや離れた場所からみたフォース橋。巨大な橋は遠くからも目立つ。

普通列車が頻繁に運航しているので、実際に乗って渡ることもできる。

対岸のノース・クイーンズフェリー駅。改札もない無人駅。

人の乗り降りも少ない駅だが、鉄道の運行本数は意外と多く、交通は便利。

ノース・クイーンズフェリー駅はややフォース橋から遠く、岸辺近くまでは行きにくい。

 

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