シンガポール植物園の行き方
目次
難易度★☆☆☆☆
シンガポール植物園はシンガポール郊外にある、総面積50ヘクタールを超える広大な植物園です。実験植物園としての歴史を持ち、ゴムノキのプランテーションの研究からシンガポールの発展に大きく貢献しました。
市内から地下鉄でアクセスすることができ、東側にあるブキティマゲート直結のMRTダウンタウン線、MRTサークル線のBotanic Garden駅の他、2022年の秋に西側のタングリンゲートにNapier駅が開業しさらにアクセスしやすくなりました。
開館時間が5時~24時と長く、朝夕はランニングに励む人々を見かけます。ナショナル・オーキッド・ガーデンも8:30~19:00と開館時間が長く、時間を気にせずゆっくりと見学することができます。
シンガポール植物園の行き方
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シンガポール植物園公式サイト【英語】 より引用。
●シンガポール植物園はオーチャードロード西部にあり、市内中心部からバスや地下鉄で簡単にアクセスすることができます。ただし、植物園は総面積50ヘクタールと非常に広いので、見学時間には余裕を持っておきましょう。
●東西に広い公園は東側のブキティマゲート、中央南部のナッシムゲート、そして西側のタングリンゲートがあり、ナショナル・オーキッド・ガーデンを含め大半の見どころは中央から西側に点在しています。
●地下鉄の場合、ブキティマゲート直結のBotanic Garden駅へはMRTダウンタウン線、MRTサークル線がそれぞれ運航しており、西側のタングリンゲートに近いNapier駅はトムソン・イーストコートラインが運行しています。所要は中心部から5-10分。シンガポールでは地下鉄内で飲食をすると罰金になりますのでご注意ください。
●また、バスを利用する場合はタングリンゲート側に着くバスが多いようです。7番、77番、105番、106番バス等がタングリンゲートを通ります。バスの場合は降りるバス停にいつごろ着くか分かりにくいため、上記地下鉄がおすすめです。
●タングリンゲートから入り、ナショナル・オーキッド・ガーデンを見学。その後、ブキティマゲートへ向かって歩いていくと、園内の見どころを一通り網羅しながら見学ができると思います。
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ブキ・ティマゲート直結のBotanic Garden駅(右)。
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ブキ・ティマゲートから園中央までは20分前後歩く。
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トムソン・イースト・コートラインのNapier駅。地上に出たら北へ。
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道路を渡るタングリンゲート。徒歩2,3分ほど。
シンガポール植物園
シンガポール唯一の世界遺産であるシンガポール植物園(ボタニックガーデン)は、実験植物園として150年ほど前に設立されました。
学術的意義の高いランの交配研究が有名ですが、ここで行われたゴムのプランテーションの研究がシンガポール経済の発展に大きな影響を与えたとされています。このため、植物園ですが自然遺産ではなく文化遺産としての登録となっています。
ランが多数保存されているナショナル・オーキッド・ガーデンの他、ジンジャーガーデン、熱帯雨林の森などが見どころです。園内にはお土産屋やレストラン、カフェなどもあり、一日中滞在しても飽きない植物園になっています。
また、園内を散歩していると出くわすリスや大きなトカゲ、ニワトリなど豊かな自然に暮らす動物たちにも注目です。
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シンガポール植物園のランドマークの東屋は園の西寄りにある。
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丸い石の噴水。大きな重い石がくるくる回っている。
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園内ではニワトリの他、リスや美しい蝶も見かけた。
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園はエリアごとに少しずつ特徴も違うので長時間歩きまわっても飽きない。
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公園は無料開放されているので観光客の他、現地の人も多く見かける。
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園の東側はバッファーゾーンになっている。
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園内には大きな池が3か所ある。写真はエコ・レイク。
ナショナル・オーキッド・ガーデン
シンガポール植物園の中央から西よりに位置するナショナル・オーキッド・ガーデンはその名の通り大きなラン園で、原種で700種類、交配種で2000種類を超える多彩なランが育成されています。
野外に展示されているランも見ごたえがありますが、敷地内にはさらにミストハウスやクールハウスといった温室もあり、飽きさせない作りになっています。
開館時間は8:30~19:00で、早朝や夜間は閉園になります。入場料は一人15シンガポールドル。これまで5ドルだったのが近年値上げしてしまいました。
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この建物がナショナル・オーキッド・ガーデンのチケット売り場。
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入り口の手前にある、花で彩られた時計塔がよく目立つ。
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ラン園に踏み込むと香しいランのにおいが漂ってくる。
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世界の著名人が名付けた新種のランが育成されているVIPガーデン。
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2022年時点で工事中の温室もいくつか見かけた。
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2021年4月にリニューアルオープンしたクールハウス。
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ここはラン類の他、シダやコケも多く展示されていた。
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クールハウス内には小さな池があり、水生植物も見られる。
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色とりどりのラン類。その香りはマスクを取って堪能したい。
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オーキッド・ガーデン内の別の温室。テーマに沿った植物が育つ。
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日中は混雑するので、観光は朝早い時間帯がおすすめ。
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オーキッド・ガーデンの一番高い丘の上にはバーキル・ハウスが建つ。
レインフォレスト
レインフォレスト(通称熱帯雨林の森)は西側タングリンゲートから中央のナッシムゲートにかけて広がる、熱帯雨林をテーマとしたエリアです。
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タングリンゲートからオーキッド・ガーデンに向かう途中にある。
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背の高い木々に囲まれて熱帯雨林エリアを散策する。
植物センター(ボタニー・センター)
園の中央部、ナッシムゲート近くにある施設で、植物園芸図書館や植物標本室といった、植物研究に関する設備があります。
また、一般向けにはガーデンショップやレストランがあり、緑に囲まれて食事を楽しむこともできます。ただし、物価の高いシンガポールであるため、価格帯もやや高めです。
植物の標本がある大きなホールには、世界遺産登録の看板もありました。
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植物センターでは、シンガポール植物園に関する様々な情報が得られる。
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世界遺産登録の碑。植物園だが文化遺産としての登録。
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