ハノイ散策。本物のギロチンがあるホアロー収容所 【ベトナム】旅行記7日目

ハノイ散策。本物のギロチンがあるホアロー収容所

 

 

最終目的地のハノイに到着して夜が明けました。残すは世界遺産、ハノイのタンロン皇城の中心区域のみです。

昨夜はぐっすり寝たようで朝起きたのが遅くなってしまいました。滞在予定日数はまだ2日も残っているので、今日はゆっくり散策することにします。

この日は世界遺産を訪問しないので、興味の無い方は飛ばしてください、笑

ハノイ市内の世界遺産、タンロン遺跡の魅力 【ベトナム】旅行記8日目【最終回】

おまけ程度に見ていただけると幸いです。

起きたのは10時ころ。宿で朝食を済ませるとゆっくりと宿周辺をぶらぶらします。

街角の踏切で多くの人がカメラを構えていた。

狭い路地を電車が通り抜ける姿。見ていてひやひやする。

ハノイ市内は観光客の姿も多く、日本人らしき人もたくさん見かけました。町中にはレストランやコンビニ、高級ホテルがあふれ、都会の風が吹きます。

時刻はお昼時に近づきますが、一応世界遺産の方に向かって歩いて行きます。

一応入口まで来てみましたが、ここも人がいっぱい。

ゲートの前には何台もの観光バスが並び、館内もたくさんの人でごった返しています。ここはハノイ市内にあるアクセスもお手軽な世界遺産なので、おそらくどの観光ツアーのルートにも入るのでしょう。

混んでいるのは前日のハロン湾でこりごりだったので、この日は諦め明日の朝一番で来ることにしました。

他に何か面白そうな物は無いか検索していると、ハノイ水上人形劇なるものを発見しました。なんでもハノイ名物のショーらしく、おもちゃの人形が音楽に合わせてベトナムの神話を再現するというもの。

値段も1回500円~1000円ほどでお手軽な感じだったので早速行って見ることにします。講演は割と人気で、早くチケットを取らないと売り切れてしまうのだそうです。

というわけでオールドマーケット周辺まで歩いてきました。

ひときわ大きなこちらの建物が水上人形劇の会場。

わかりにくくて少し迷いましたが、池の目の前にある大きな建物がハノイ水上人形劇の会場で、ここでチケットを購入します。昼過ぎでしたがすでに夜の講演のチケットしか無く、その人気ぶりが窺えました。

チケットも予約ができたので午後も散策を続けます。路上では歌を歌ったりパフォーマンスをする若者がいます。

大きな池に沿って散策します。行く当ても無いので以前他の方のブログで見かけたホアロー収容所という場所に向かってみます。

ベトナムのフランス統治時代に建てられた施設で、政治犯を収容した牢獄として使用された他、ベトナム戦争時には捕虜収容所としても使用されました。

道中にはクリスマスの飾り付けが残るハノイ大教会がありました。

ハノイの中心地に堂々と構えるホアロー収容所。

およそ100年以上前にフランス軍によって建てられた。

ホアロー収容所は牢獄がそのまま残っていたり、捕虜の様子が蝋人形で再現されていたりと重苦しい雰囲気が漂っていました。

ショッキングな写真や解説文などもあり、ベトナムの歴史をより深く知ることができました。

内部は写真撮影も自由にできるのですが、あまりに重苦しい雰囲気になかなか気が進まず見学がメインになってしまいました。

日中は足を拘束されており、自由に動くこともできなかったようだ。

生活水準も悪く、病気で亡くなる人も多かったのだとか。

中でもある1室に展示されていた大きなギロチンが目を引きました。物言わぬ鉄の塊は実際に使用され、何人もの人の命を絶ったそうです。

実際に使用された大きなギロチンが展示されている。

ショッキングな展示も多かったですが、見応えもあり、とても勉強になりました。ホアロー収容所は結構観光客も多く訪れている印象でした。

ハノイ市内にあり、オールドマーケットやタンロン遺跡からも近いのでぜひ訪れてみて欲しいです。

歩き疲れたのでいったん宿に帰ります。日が暮れて水上人形劇の時間になるまで休むことにしました。

夜。ホアンキエム湖周辺は多くの人で賑わっている。

オールドマーケット周辺は昼とはまた異なる雰囲気を醸し出しています。たくさんの若者や観光客が街をうろつき、パフォーマンスもヒートアップしています。

夜は歩行者天国となり、路上ライブをあちこちでやっている。

盛り上がりを見せるハノイを横目に、水上人形劇の会場に向かいます。

ライトアップされた水上人形劇館。時間になると入場が開始される。

やや早めに着いたのですが、中に入り待合室に通されました。

水上人形劇に関するちょっとした展示がある。

時間10分ほど前になると開場し、劇場の中に通されます。

座席数はそれほど多くは無い。会場は満員でした。

前にはプールがあり、ここで人形が踊ったり動き回る。

会場はほぼ満員だったので、早めに席に座っておくと良いでしょう。時間5分ほど前から前説みたいな物が始まっていました。

舞台の両脇に演奏者、声優さんがならび、人形の動きに合わせて声を当てます。言語はベトナム語だけなのですが、人形の動きが割とコミカルで楽しめました。

写真撮影は形式上禁止なのですが、実際は黙認されているとのことで写真を撮っている方も見かけました。ただ、館内は映画館のように暗めなので、スマホなどを出しているとかなり目立ちます。

また、普通に演目の最中でもあるので撮影はあまり好ましくないかなというのが個人的感想です。人形がかわいいので撮りたい気持ちはわかりますけどね。

もうひとつ気になったのは途中退出者がやや多かったこと。演目は45分くらいあって、確かにベトナム語が分からないと退屈な瞬間もあるのですが、楽しんでいる人もいっぱいいました。平気で前を横切っていくのは失礼だし、正直ジャマでした。

チケット自体が安いのであまり文句は言えませんが、いい演技だっただけに悲しいです。

とはいえ思った以上に面白くて、期待以上の物を見られました。

ナイトマーケットを散策しながら宿に戻ります。世界遺産に関する物を全く見学しませんでしたが、良いハノイ散策ができました。

 

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