世界遺産じゃない観光スポット 【7選まとめ】
目次
世界遺産は人類の宝とも言われる貴重な文化遺産や自然遺産の集まりで、世界中には多くの世界遺産があります。
その一方で、世界遺産には登録されていないものの、非常に魅力的な場所は世界にたくさんあります。
もちろん筆者は世界遺産巡りが好きですが、時には世界遺産ではない場所を観光することもあります。
今回は、そんな今までで訪れた世界遺産ではない観光スポットを数回に分けてご紹介してみようと思います。
ノイシュバンシュタイン城 (ドイツ)
世界遺産ではない観光地として真っ先に上げられるのがドイツの南部、フュッセンという町にあるノイシュバンシュタイン城です。
中世風の古城ですが建てられたのは19世紀と比較的新しい時代のもの。実際に見学すると分かるのですが、内装が明らかに新しすぎます。
世界遺産への登録は難しそうですが、景観美は非常に美しいスポットです。
ドイツ屈指の観光スポット。朝から入場に大行列ができます。
中世風の城ですが、歴史的な価値が認められませんでした。
サハラ砂漠 (モロッコ)
アフリカ北部に位置する広大な砂漠で、モロッコ・アルジェリア・エジプトなど多くの国にまたがって存在しています。
モロッコのメルズーガからラクダに乗って砂漠を歩くツアーは旅人に人気のアクティビティです。
サハラ砂漠に点在する遺跡のいくつかは世界遺産として登録されていますが、”サハラ砂漠”という土地はあまりにも広大なので、保護する対象としては難しそうです。
どこまでも続く砂漠。全面積はアメリカ合衆国本土に相当するのだとか。
ラクダで歩くツアーが人気。ラクダに乗り続ける辛さは行った人なら分かるはず。
ヌエボ橋 (スペイン)
スペインのアンダルシア地方にある大きな橋は、インスタ映えのスポットとして近年知名度をぐんぐん上げている観光スポットです。
ヌエボ峡谷にかかる橋の高さはなんと98m。周囲の景観と相まって幻想的な風景を作り出しています。
橋の建設は1793年と歴史ある橋ですが、“革新的な建築技術が用いられた””歴史に名を残す人物が建築にかかわった”等の世界遺産基準には至らなそうです。
峡谷にかけられたヌエボ橋はまさに絶景。夜間はライトアップもあります。
スペイン内戦時は牢獄として使用され、橋から突き落とされた受刑者もいたのだとか。
出雲大社 (日本)
日本の島根県に位置する神社で、古くから伝わる日本神話、“古事記”や”日本書紀”などにもその記述が見られます。
現在は縁結びのパワースポットとして多くの年代の人に愛される神社ですが、多くの建物が国宝や重要文化財に指定されています。
世界遺産登録に依らない、伝統保護の道を選んだ場所です。
出雲大社と言えば大きなしめ縄が有名です。
数々の古文書に登場する、日本を代表する神社のひとつ。
コーケー遺跡群 (カンボジア)
コーケー遺跡群はシェムリアップ北部の密林地帯にある遺跡群で、10年ほどしか使用されなかった幻の都市です。
広場中央にある階段状のピラミッドは、密林内にありながらも大きな存在感を放っています。
内戦状態の影響で付近の地雷撤去作業が未だに完了しておらず、観光地化するにはしばらく時間がかかりそうな遺跡です。
密林の中に悠然とそびえる大きなピラミッドが特徴的。
ピラミッドの頂上からは遺跡群やジャングルを見下ろすことができます。
大英博物館 (イギリス)
大英博物館はロンドン観光の目玉の一つでもあり、多彩な展示品を誇る世界屈指の博物館です。古代エジプトやローマの出土品からアジア、アフリカに至るまであらゆるジャンルの収蔵品があり、館内には日本の収蔵品コーナーもあります。
1759年に開館して以降も世界屈指の博物館であり続けていますが、収蔵品の一部は国外持ち出しがふさわしくないであろう品も含まれることから“盗品博物館”と揶揄されることもあります。
これだけの展示品をかかえていながら入場は無料。数日にかけて通う人も。
世界的にも貴重な遺産の数々が展示されています。
豫園 (中国)
中国の上海中心部に位置する豫園は、上海観光の代表ともいえる場所です。1500年代に建設された歴史ある建物ですが、1900年代に大規模な改修を行い半分が庭園、もう半分が商業地帯として生まれ変わりました。
人口の多い中国においてたくさんの人でにぎわう観光地で、休日は身動きが取れないほど混雑します。
豫園中心部。多くの人でごったがえしているのがわかります。
中国の歴史ある庭園を頼むことができる、上海有数の観光スポットです。
どれも世界遺産ではないものの、魅力的な観光地です。
世界中のいろいろな絶景を巡ってみたいですね。
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