ラクダに乗ってサハラ砂漠へ
4日目 世界遺産2/47ヶ所
ワルザザード近郊のホテルから出発し、この日はさらに東へ向かいます。カスバ街道という、カスバが沿道にたくさんある道を通ります。
ひとつひとつの光景が非日常感を増していきます。
沿道にはこうした赤茶色の建物が目立ちます。
午前中、一つの大きなカスバに立ち寄りました。カスバの見学ももちろんなのですが、絨毯屋での絨毯販売が目的のようでした。
こうした2泊3日ツアーではお土産として絨毯屋に連れて行かれるのが多いそうですが、押し売り等は特になく見るだけで大丈夫です。
モロッコではロバが物資輸送手段として活躍しています。
改めてみると異国情緒あふれる光景です。
川沿いに緑が栄え、街が栄えている様子が分かります。
近くで見ると本当に土でできた壁です。
しばらく探検する時間がありました。
このカスバは普通に住居としても使用されており、生活感もありました。毎日のように観光客が訪れ、写真を撮られていくのはなんだか気の毒な感じもします。実際、写真をいやがる方も多いです。
ちびっ子達はひたすら後に付いてきてはチップをねだります。
散策の後は絨毯ショップで絨毯売りの見学。買っている人も居ました。
その後はさらに西へと向かって進みます。次の目的地はロッククライミングの聖地、トドラ渓谷です。
迫り来る岩肌と細い川の対比が美しい景勝地です。
アイットベンハドゥとサハラ砂漠のおまけ程度だったのですが、とても楽しめました。
お昼は14時ころとやや遅めとなりました。またまたモロッコにしてはやや高めのレストラン。なかなか搾り取りますねー。味は満足でした。
この頃にはツアーの仲間とはすっかり打ち解けていろいろな話をしていました。バスの中はすることが無いのでほぼ寝ているんですがね。
レストランの外を散歩すると、もう砂漠が底に迫っている気がします。
マラケシュからもずいぶんと運転してきました。
サハラ砂漠の玄関口、メルズーガに着いたのは午後18時ころ。エコノミー症候群でくたくたです。
このあたりはすでに砂埃が舞っています。
車は砂漠のちょうど入口当たりに停車しました。すでに何頭ものらくだが用意されており、一人ずつまたがっていきます。
サハラ砂漠の入口。何頭ものラクダが待っていました。
ラクダにまたがっていざサハラ砂漠へ。皆テンションが上がっていました。
夕暮れのサハラ砂漠は風が強く、とても寒かったです。
映画や小説の世界とは異なり、砂漠は風が強く、砂埃が顔にかかるのでざらざらとします。薄手の長袖では寒いくらいで、のどがカラカラに渇くといったことも無かったように感じます。
砂も熱くはないし、裸足で歩けます。やはり、実際に行って見ると印象が大きく変わるのでとても勉強になりました。
人生で一度はしてみたい経験。今夜は砂漠で一泊します。
永遠に続くサハラ砂漠をひたすら進んで行きます。
問題はこのラクダで、乗り心地があまり良くないというのが正直な感想です。出発してからかれこれ1時間半。乗馬と一緒の感覚なのでしょうが、1時間半も乗り続けるとさすがに腰が痛くなってきました。
ラクダに乗りながらサハラの日没を見ます。
日も暮れ、当たりが暗くなってきた頃、ようやくキャンプ地点に到着しました。
ようやくラクダを降り、部屋に案内されました。
テントの中。風を遮るだけで暖かさが全然違います。
モロッコ料理が振る舞われました。ラクダに乗り疲れたのでたんまり頂きます。
夕食の後は軽いレクリエーションがありました。歌ったり踊ったり。
モロッコはイスラム教の国なのでお酒はありませんでしたが、それでも皆で疲れ果てるまで騒ぎました。
つづく。
少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。
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