2024年に映画館で鑑賞した映画のリストと感想 ※ネタバレあり(上半期の13本)

2024年に映画館で鑑賞した映画のリストと感想 ※ネタバレあり(上半期の13本)

 

2024年も、早くも上半期が終了しました。2024年上半期の注目作としては、本国アメリカでは昨年公開され、アカデミー作品賞に輝いたオッペンハイマー、戦争に関連した映画としては関心領域など社会派映画が話題となりました。

シリーズものとしては、DCユニバースの最後を飾ったアクアマン/失われた王国、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のデューン砂の惑星PART2″、言わずと知れた有名映画、ゴーストバスターズシリーズからゴーストバスターズ/フローズンサマー、そして猿の惑星/キングダムなどが公開されました。

上半期、13回映画館に足を運んだ私が、独断と偏見とネタバレありで映画の感想を振り返っていこうと思います。5段階評価で採点していますが、個人の感想なのであしからずご了承ください。

画像をクリックするとプライムビデオのリンクに飛ぶのでまだ見ていない作品や、気になったものがあれば、暑くて外に出たくない猛暑日に、キンキンのクーラーをつけて鑑賞してみてください!

※順番は公開の日付順になっています。

1. アクアマン/失われた王国 (1月12日公開) ★★★☆☆

FALL/フォールアメコミ映画、DCエクステンデットユニバースの13作目にして最終作となった本作。前作の敵であったブラック・マンタが呪われたトライデントの封印を解き、世界を恐怖に陥れる。アクアマンはその力に対抗するため、ある人物と協力し、悪に立ち向かう。


全世界的にヒットしたアクアマンの続編。監督がジェームズ・ワンということで画面いっぱいの映像美と豪快でハイスピードなアクションは健在。ポップコーン・ムービーとしては値段分、充分楽しめる作品であった。が、ストーリーや戦闘アクションには特に印象に残るものが無く、敵も前作と同じブラックマンタなので、前作とあまり変わらない。というより、前作のハードルを越えられていない、という感想。

2. 哀れなるものたち (1月26日公開) ★★★★★

哀れなるものたち外科医で狂気の研究者、ゴッドウィン・バクスターは、身投げ自殺をした妊婦の胎児の脳をその妊婦の脳に移植して蘇生させ、ベラという知能が未発達の女性を生み出した。ベラはゴッドの管理下で色々なことを学習し、知能を付けていく。成長したある日、弁護士のダンカンに連れ出され外の世界に出たベラは、様々な経験をする旅に出る、、

 


エマ・ストーンが主演の本作は、その演技でアカデミー主演女優賞を受賞した。独特のアーティティックな世界観と奇抜な展開のストーリーは、他にはないこの作品の唯一無二性を感じた。途中のストーリーや結末など随所にメッセージ性が込められており、社会風刺的な側面も持っている。テーマがややエロティックな側面を持つため人を選ぶが、私には刺さる作品だった。

3. ボーは恐れている (2月3日公開) ★★☆☆☆

ボーはおそれているへレディタリー継承と前作ミッド・サマーで強烈なインパクトを残したアリアスター監督の新作。ボーは亡くなった父親の命日に、母親の元に帰る里帰りの旅に出るのだが、ボーの身にはとにかくうまくいかない理不尽なことが起こり続ける。最悪の里帰りの旅の果てには何があるのか、、


画面を見続けるのが辛いことから懲役3時間とも言われ話題となった本作。前2作と比べホラー的な要素はほとんどない。独特な世界観の中で、とにかく観客を不快にさせ続けるストーリー展開が続いていく。中盤以降のストーリーは頭に入ってこず、惰性で見続けているような感覚であった。

4. マダム・ウェブ (2月23日公開) ★☆☆☆☆

マダム・ウェブ

マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの最新作。未来予知の能力を持つ主人公カサンドラ・ウェブ。3人の少女たちが謎の男に襲われ殺される予知を見た主人公は、その予知能力を駆使してその男の裏をかき、彼女らを救おうとする。男の正体は誰なのか、なぜ、彼女らは襲われるのか、3人の共通点は何かを解き明かす、マーベル初の本格サスペンスミステリー。


2024年初マーベル作品。数あるマーベルヒーロー映画の中でも下位に入るくらい地味な作品で、見どころはラスト20分の戦闘シーンくらいだった。本格サスペンスミステリーというキャッチコピーは明らかに失敗と言えるくらい推理要素は皆無で、男の正体も、少女たちが襲われる理由も分かり切っている。全編通じて悪者から逃げ続けるだけの映画なのでストーリーとして暗く、爽快感にも欠けていた。

5. 落下の解剖学 (2月23日公開) ★☆☆☆☆

落下の解剖学

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを、アカデミー賞では脚本賞を受賞したフランス発の映画。雪山のコテージに暮らす3人家族。夫がコテージから転落して死亡した。その不可解な状況から妻が疑われ逮捕される。彼女は盲目の息子ダニエルを証人として法廷に召喚する。彼は法廷で何を語るのか、、


雪山のコテージと裁判のシーンでストーリーが展開する法廷物のサスペンス映画。序盤はコテージの見取り図や容疑者のアリバイなどサスペンス的な展開だが、後半は人物像や人間関係など法廷がメインとなる。映画タイトルの男性の落下状況の話は序盤で終わってしまうし、結末は観客の想像に任せるというスッキリしない形で幕を閉じるので、私の好みではなかった。そんなに脚本良かったのだろうか、、

6. アーガイル (3月1日公開) ★★☆☆☆

search/#アーガイルダイナミックなアクションシーンで人気のキングスマンシリーズ、マシュー・ヴォーン監督の新作スパイ映画。人気スパイ小説”アーガイル”の著者で作家のエリーは、突然本物のスパイに命を狙われることになる。その小説”アーガイル”が現実の悪の組織やその秘密と一致しており、いち早く小説の続きを知ろうとする組織の人間がエリーの命を狙っているのだ、、


キングスマンシリーズのアクションが好きなので、同監督の本作も鑑賞。ストーリーは軽快なテンポでサクサク進み、随所で展開される戦闘シーンも飽きさせないダイナミックなものになっていた。後半でエリーの正体が分かった後は彼女の姿振る舞いが好きになれなかったのと、キャラの魅力がキングスマンほど立っておらず、やや評価を落とした。

7. デューン 砂の惑星PART2 (3月15日公開) ★★★★★

デューン 砂の惑星PART2美しい映像美と迫力の戦闘シーンなどで話題のデューンシリーズの2作目。前作でアトレイディス王家の子孫、ポール・アトレイディスがハルコンネンファミリーの追随を逃れ、フレメンと合流したところから物語が始まる。惑星アラキスの平穏を守るため、ハルコンネンファミリーと皇帝に挑もうとするポールの物語。


ドゥニ・ヴィルヌーヴの映像美や、静かながら壮大さを感じる音楽、迫力のある戦闘や世界観など、映画館の大スクリーンで見るにふさわしい映画だった。サンドワームが地中から現れるシーンや、サンドワームを呼び寄せる振動のシーンなどは映画館で感動する出来で、3時間弱の上映時間はあっという間だった。

8. ゴーストバスターズ/フローズン・サマー (3月29日公開) ★★☆☆☆

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーリブート版の前作から2年、キャリーとゲイリーは結婚し、スペングラーファミリーはニューヨークでゴーストバスターズ業を営んでいた。ある男が骨董店に持ち込んだ球体に封じこめられていたのは、あらゆるものを凍結させる強力なゴースト、ガラッカであった。新生ゴーストバスターズと仲間たちが、ガラッカを再び封印する戦いに挑む。


リブート版のゴーストバスターズの2作目。おなじみのゴーストや武器も登場し、ワクワクする作品になっている。のだが、今回はスペングラーファミリーの家族の絆やティーネイジャーの悩みに焦点が当てられ、肝心のゴースト、ガラッカがなかなか出てこない。物語の最終盤にやっと出てきたかと思ったらあっさり倒されて終わるので、拍子抜けとなってしまった。

9. オッペンハイマー (3月29日公開) ★★☆☆☆

オッペンハイマークリストファー・ノーラン監督の最新作で、原爆の父、オッペンハイマーの生涯を映像化した本作。アカデミー作品賞を含む数々の賞を受賞した本作は、本国公開から遅れること半年、ようやく日本でも公開された。ロスアラモス研究所でのオッペンハイマーの生活や開発の背景、原爆が使用された後、冷戦中の核開発競争における博士の葛藤などを描いている。


映画はクリストファー・ノーランお得意の時系列が交錯した形で進行していく。核開発に至るまでのオッペンハイマーの話と、冷戦、核開発競争におけるオッペンハイマーの立場、公聴会のシーンが交錯し、3時間の長丁場の映画となっている。公聴会の方のシーンは会話のシーンが多めでやや長く感じた。あくまでアメリカ視点の原爆の話なので、日本人として描写に不満が残った。

10. 猿の惑星/キングダム (5月10日公開) ★★★★★

猿の惑星/キングダム 猿の惑星シリーズの新たな物語シリーズ、第1作に位置づけられる本作。舞台は猿と人間の戦い、シーザーの物語から300年後の地球。その世界では、猿達は文明社会を形成する一方で、人間たちは衰退していた。若きチンパンジーのノアと人間の少女メイの出会いが、壮大な冒険に繋がっていく、、


美しい映像と手に汗握るアクション、”メイズランナー”シリーズのウェス・ボール監督が手掛ける新たな猿の惑星シリーズ。そこまで話題にならなかったので期待はしていなかったが、迫力のある映像美と戦闘、ストーリー、どれも映画館で見るに値する出来であった。謎も多く残り、続きが気になる終わり方なので、続編にも期待したい。

11. 関心領域 (5月24日公開)★★☆☆☆

関心領域第二次世界大戦の最中、ユダヤ人の大虐殺が行われていたアウシュビッツ収容所の隣で、生活を営む家族がいた、、。アカデミー賞国際長編映画賞、音響賞を受賞し、注目を集めた。塀の向こう側で行われている残虐行為と、ヘス所長一家の生活の対比を描く歴史映画。


そのテーマ性から大きな注目を集めていた本作。塀の向こう側で行われている残虐行為は誰もが知っているのだが、本作はその”収容所内の出来事”には触れず、一家の生活が淡々と描写されていく。時折聞こえるゴォーッという音や悲鳴のような音が映画全体を不気味なものにしている。作品のメッセージと音によるアプローチは目を見張るものがあるが、映画としての感想となると冗長なシーンも多かったと思う。

12. マッドマックス:フュリオサ (5月31日公開) ★★★★★

ザ・フラッシュ マッドマックス怒りのデスロードから9年、シリーズのスピンオフ作品として、前作に登場したフュリオサの過去を描いた物語。母なる緑の地から誘拐されたフュリオサは、自分を誘拐したディメンタスへの復讐と故郷への帰郷を果たすために、イモータン・ジョーの支配するシタデルで鍛錬を積んでいた。


荒廃した近未来の物語、マッドマックスシリーズの最新作で、過去4作の内、少なくとも前作”怒りのデスロード”を鑑賞していないと楽しめない作品。フュリオサの壮絶な過去やシタデルでの生活など重いテーマも含まれるが、豪快な戦闘シーンや一人一人のキャラ描写も強く、2時間半で退屈な時間がない映画だった。

13. ザ・ウォッチャーズ (6月21日公開) ★★★★☆

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースシックス・センスで有名なナイト・M・シャマラン監督の娘、イシャナのデビュー作。主人公のミナは鳥を届けに行く最中森に迷い込み、出られなくなってしまい、ガラス張りの部屋に避難する。そこは夜な夜な”何か”が監視にやってくる奇妙な部屋だった。この場所がどこなのか、彼らは何者なのか、そして監視の目的は何なのだろうか、、


ナイト・M・シャマランが好きなので映画館で鑑賞した。ホラー要素もある映画で、前半と後半で展開が大きく変わっていく。脱出するまでも緊迫感があり手に汗握る展開だったが、脱出後、すべての謎が明らかになるどんでん返しも予想していなかった結末で良かった。結末は賛否両論ありそうではあるが、デビュー作でこのクオリティはすごいと思う。

 

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