エジプトとアラビア半島の砂漠旅
コロナも落ち着き、近場の世界遺産、ありきたりな世界遺産では満足できない体になっていた冒険者気質の私は、海外旅行者があまり行かないような、少し変わった国の世界遺産を訪れることにした。
目的地は中東4か国、アラブ首長国連邦(以下UAE)、バーレーン、オマーン、そしてカタール。アラビア半島の砂漠の民が生活のために編み出した工夫や、ここでしか見られない砂漠の地の要塞など、魅力はたっぷりである。
が、あまり人が行かないためか日本語での訪問情報が壊滅的であり、どうやっていくのか分からない世界遺産も多い。そこで、数々の世界遺産を訪問してきた私が、砂漠を横断しながら珍しい世界遺産をハントする旅に出た。
旅程は画像の通り。トランジットでエジプトを経由する安い便がたまたま取れた。人生初エジプト、カイロ近郊の世界遺産を加え10の世界遺産を10日間で巡る。
1日目
成田→エジプト・カイロ(トランジット)→ドバイ(UAE)
成田空港を深夜に出発する便は13時間の長旅を経て早朝7時にエジプトのカイロに着く。空港から憧れのギザのピラミッド群を見に繰り出し、午後はカイロ市内のエジプト博物館やカイロ歴史地区の構成資産群に行き、深夜、カイロの空港からドバイに飛ぶ。機内泊。
2日目
ドバイ(UAE)→アルアイン(UAE)
ドバイからバスでアルアインを目指す。アルアインオアシスなどの文化遺産群を巡る。アルアイン泊。
3日目
アルアイン(UAE)→アブダビ(UAE)→マナーマ(バーレーン)
アルアインを出発してUAEの中枢、アブダビへ。モスクや遊園地などアブダビ市内をひと通り観光し、夜の便でバーレーンの首都マナーマへ。マナーマのホテル泊。
4日目
マナーマ(バーレーン)→マスカット(オマーン)
首都、マナーマ近郊から郊外にかけて点在する3つの世界遺産、バーレーン要塞、ディルムンの墳墓群、真珠採り・島の経済を物語るものを弾丸観光。夜のフライトでオマーンのマスカットを目指す。マスカット泊。
5日目
マスカット(オマーン)→スール(オマーン)
マスカットからバスで地方都市スールへ向かう。スール泊。
6日目
スール(オマーン)→マスカット(オマーン)→バハラ(オマーン)
スールから通り道の世界遺産、カルハットの都市遺跡を見学。マスカットに戻り、バハラを目指す。バハラ城塞を見学。バハラ泊。
7日目
バハラ(オマーン)→マスカット(オマーン)→ドーハ(カタール)
バハラからマスカットに戻る。途中でオマーンの灌漑システム、アフラジを訪問。飛行機でドーハに飛び、同日に開催されるサッカーU23アジアカップ決勝、日本代表対ウズベキスタンを観戦。ドーハ泊。
8日目
ドーハ(カタール)
ドーハからカタール唯一の世界遺産、アルズバラ考古遺産を目指す。ドーハ泊。
9日目
ドーハ(カタール)→ドバイ(UAE)→マニラ(フィリピン)
ドーハの空港から朝の便でドバイへ。ドバイで行ってみたかったブルジュ・ハリファに登る。夕方発のフライトで経由地のフィリピンへ。
10日目
マニラ(フィリピン)→日本(成田)
無謀すぎる日程は相変わらずだが、今回の旅で最も苦しんだのは情報不足であった。地球の歩き方にすら詳しく載っておらず、ネットの情報もコロナ以前のものばかりなのである。
バスターミナルが閉鎖されていたり、国境が閉まっていたりと、照りつける強烈な日差しと暑さの中で、かなり苦労した。挙句、旅の序盤に重めの風邪を引いてしまったのだ。悪化する体調も手伝い、過酷な旅になった。
が、今回の旅でも素敵な出会い、面白い出来事、感動の絶景にたどり着き、その達成感もひとしおだった。旅のすべてを共有したく、ブログに執筆していこうと思う。
今回も遅筆だが最後まで楽しんでいただきたい。
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