レンゴン渓谷の考古遺産 【マレーシア】 行き方と難易度

レンゴン渓谷の考古遺産の行き方

難易度★★★★★

レンゴン渓谷の考古遺産は、マレー半島ペラ川流域にあり、183万年前から1700年前の遺跡が発見された、考古学上重要な地域です。

レンゴンはマレーシア第3の都市、イポーから郊外のクアラカンサーへ行き、そこからさらに、1時間に一本の路線バスに乗り換えて北上した場所にあります。

レンゴン博物館は7年前から長期間の改装に入っており、2022年現在に至るまで開館のめどはたっていません。近くにある小さな仮の博物館では、出土したペラ原人の骨のレプリカが展示されています。

レンゴン渓谷の考古遺産の行き方

●レンゴン渓谷はマレーシア半島の北西部、クアラカンサーから北に車で1時間ほどのペラ川流域にあります。考古遺跡、発掘現場そのものは関係者以外の立ち入りができず、観光客は付近のレンゴン博物館で歴史を学ぶことができます。ただし、前述の通りレンゴン博物館は2023年現在も改装中で、開館のめどはたっていません。

クアラカンサーはクアラルンプールから高速鉄道で3時間ほど。また長距離バスで4時間弱です。どちらもイポーを経由する人気路線のため、週末にかけて座席が埋まる傾向にあります。クアラカンサー駅とクアラカンサーのバスターミナルは車で10分ほど離れているので注意が必要です。

●クアラカンサーからレンゴンへは1時間に一本のPERAK TRANSITの99番バスが運行しています。所要は約1時間です。見学の中心となる博物館はレンゴン中心部よりも南側(クアラカンサー寄り)にあるので少し手前で降ろしてもらうと良いです。帰りのバス時刻もあらかじめ調べておきましょう。

●レンゴンのバス停から東側の何もない道を歩いていくと10分ほどで仮設のレンゴン博物館に到着します。入場は無料で、名前や国籍などの情報を帳簿に記入します。展示は1部屋なので所要は30分といったところでしょう。

●レンゴン仮博物からさらに東へ10分ほど歩き、分岐を右に折れて進むとレンゴン博物館本館があります。こちらは長期間の改装で閉館しており、いつ開館になるか分かっていません。外観を外側から見るだけになります。

クアラカンサーのバスターミナル。鉄道駅からは北東に2kmほど。

99番バスの時刻表。多くの場合、レンゴンでの滞在時間は1時間半となるだろう。

PERAK社の99番バスは青色。片道150円ほどだったと記憶している。

バスに揺られること1時間。車内の乗客は4-5人程なので行きも帰りも座れる。

レンゴン博物館近くのバス停。レンゴン中心部から南寄りにある。

レンゴンバス停から東に向かって歩く。Grabは範囲外で使えなかった。

黄色い看板が目印。道路からわき道に逸れてさらに歩いていく。

舗装されていない道なので少し不安になる。観光客の姿は無い。

砂利道の先に仮設のレンゴン博物館がある。建物自体は平屋だが大きい。

レンゴン考古遺跡に関する展示はこの1ルームのみ。

レンゴン渓谷の考古遺産

レンゴン渓谷は約200万年前からの人類の進化の痕跡が確認された地域で、2つの群落に分かれた4つの遺跡が世界遺産に登録されています。現在も発掘作業は継続して行われていますが、発掘現場そのものは一般観光客は立ち入り禁止となっています。

もっとも有名な出土品はペラマンと呼ばれるペラ原人の骨で、全身骨格が綺麗に残った貴重な骨はレプリカがレンゴン博物館に展示されています。

開館時間は9時~17時で、月の最初の月曜日と、ラマダン明けの休日、ハリラヤの日が休館日になっています。

レンゴン博物館(仮設)

レンゴン渓谷を象徴するペラ原人の骨と、レンゴンの2つに分かれた遺跡エリアの図。

仮レンゴン博物館もパネル展示が充実している。

ペラ原人の全身骨格のレプリカが展示されている。

石器を使用した痕跡が残っているのは東南アジア地域では貴重なのだそう。

仮設とは思えないおしゃれな博物館。トイレや休憩スペースもある。

レンゴン博物館(本館)

レンゴン仮博物館からさらに東へ歩くと本館の目印が見えてくるので右へ。

何もない田舎道を進んで行くと突然大きな博物館が出現する。

立派な外装の本館は改装中で、外まで工事の音が聞こえていた。

いつ完成するのか定かではないレンゴン博物館。完成が楽しみ。

 

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