和順の支石墓 -高敞、和順、江華の支石墓群-の行き方
目次
難易度★★★★☆
韓国の支石墓群は紀元前に造られたとされる巨石の墓で、高敞、和順、江華と呼ばれる3地域には多数の支石墓が点在しています。
和順は全羅南道に位置する小都市で、和順の支石墓群は和順の市内から車で30分ほど離れた場所にあり、3つの構成資産の中では最もアクセスが悪いです。
和順の支石墓群は山間に広範囲にわたって広がっており、ハイキングのように散策しながら巡ることになります。ランドマークのような巨石はありませんが、点在する石群が見どころです。
和順の行き方
●和順は韓国の南部、全羅南道に位置する小都市で、KTXや鉄道は通っておらず、約17km離れた近郊の大都市、光州からバスでアクセスすることになります。
●光州のバスターミナル(ユースクエア)から和順のバスターミナルへは40分~50分ほどです。利用者も多い路線なので比較的バスの本数は多いです。
●光州から和順支石墓群へ直接向かうバスは218番バスで本数は一日6本、光州から1時間半ほどかかります。
●和順のバスターミナルから支石墓群は車で30分ほどの距離にあり、市内からはかなり離れた位置にあります。交通手段はほとんど無いため、タクシーを利用するのが便利です。
光州のバスターミナル(ユースクエア)から南方面のバスに乗る。
和順行きのバスは頻繁に発着しているが、支石墓巡りには不便。
和順のバスターミナル。ここから支石墓群までは車で30分。
和順の支石墓群の行き方
●和順の支石墓群は和順中心部から南に車で30分ほど行った山間の地にあり、アクセスが非常に不便です。
●タクシーや218番バスが発着するのは支石墓群の西側の大きな駐車場で、この付近は観光案内所やトイレがあり栄えています。
和順の支石墓公式HPより引用
●和順の支石墓は東西5kmほどにわたって点在し、アップダウンの多い山道もあるため、上記地図どおりすべて巡ると1.5~2時間はかかります。
●バスの本数が極端に少ないため、帰りのバスの時刻に合わせて見学ルートを調整するとよいでしょう。
支石墓を模したゲートが目印。付近は民家も少なく、何もない。
和順の支石墓駐車場。中央左に見えるのが218番バスのバス停。
光州のユースクエアと支石墓を直接行き来できるバスだが、本数が少ないので注意。(バス時刻表2023)
支石墓入り口ゲート。ここから左手側に遊歩道が続いていく。
和順の支石墓群
支石墓は紀元前1000年から100年にかけて世界中に広まった、巨大な石で形作られた墓で、朝鮮半島に伝来したのは紀元前500年ごろと言われています。
支石墓は英語ではドルメン、韓国語ではコインドルと呼ばれ、テーブル状に配置した様式や、碁盤のように小石の上に巨石を乗せた形式など様々な様式があります。
世界遺産として登録された高敞、江華島、和順の中で和順は支石墓の数が最も多く、碁盤型、蓋石型の様式が多いのが特徴です。
和順の支石墓公式HPより引用。東西5kmに渡って点在している。
上記地図の3番、グェバウィ地区にある大きな支石墓。
こちらもグェバウィ地区にある支石墓。小さな石の上に巨石を乗せた形。
階段を上がっていくと採石場に行くことができる。かなり急な坂で、息切れする。
頂上部は展望台のようになっており、和順支石墓群を上から見ることができる。
4番の官庁バウィ地区にある、規則正しく配置された支石墓。
支石墓群の間を遊歩道が通っている。この辺りまでは平坦な道が続く。
パンフレットによく載る和順の世界遺産マークの植木は池の近くにある。
月岩地区の支石墓群。林の中に巨石が点在する。
木々の中に点在する支石墓群。近年まで人が立ち入ることが無かったため保存状態が良い。
他の構成資産
近くの世界遺産
本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。
コメントを残す