宣靖陵 -朝鮮王陵の王墓群-の行き方
目次
難易度★☆☆☆☆
朝鮮王陵の王墓群は15世紀から20世紀頃にかけて建てられた朝鮮王族の陵墓で、そのうち40基が世界遺産に登録されています。
中でも宣陵、靖陵、貞顕王后陵はソウル市内江南地区にあり、駅からも近いためアクセスが非常に便利です。
宣靖陵は月曜日が休館で、通常時は21時と夜遅くまで開放されています。
宣靖陵の行き方
●宣靖陵の最寄り駅は地下鉄環状2号線及び盆唐線の”宣陵駅”です。8番、9番、10番出口が宣靖陵の入口側に近いため便利です。
●北東部に向かって歩くと宣靖陵の大きな公園が見えます。入口は公園南側のやや東よりにあります。駅からは徒歩5分ほどです。
ソウル市内の世界遺産。路線図は韓国観光公社より引用。韓国観光公社HP
地下鉄2号線、宣陵駅の8番出口。江南地区は多くのオフィスビルが建ち並ぶ。
北に進むと宣靖陵の敷地が見えてくる。入口はやや東寄りにある。
入場料は1000ウォンと安く、公園は市民の憩いの場となっている。
宣靖陵の敷地内に40基のうち3つの陵墓が所在している。
宣靖陵
宣陵は李氏朝鮮の第9代国王であった成宗が埋葬されている陵墓です。成宗の陵墓は1494年に、その妃である貞顕王后尹の陵墓は1530年に造られました。
また、同じ敷地内には第11代国王の中宗の陵墓もあり、こちらは靖陵と呼ばれています。中宗は成宗の子供で次男に当たります。靖陵は1544年に造られた物です。
陵墓の前には王族の安眠を見守る動物や兵士の石像が置かれています。公園内は少し広く歩きますが、見学時間は30分~1時間を見ておくと良いでしょう。
宣靖陵は広くて静かな公園であり、読書や散歩をする人も見かけた。
敷地内には法事等の行事や準備で使用される、齋室とよばれる場所がある。
敷地内の小さな博物館では、他の40基の陵墓も含めた解説展示がある。
博物館の前には世界遺産であることを示す石碑が置かれていた。
手前側には宗廟と同様に王の霊魂が通る石の道があり、観光客は右の歩道を通る。
陵墓の手前には丁字閣と呼ばれる建物が構えている。
敷地の北奥にあるのが第9代国王の宣陵。近くで見ると大きい。
陵墓の上までは通路があり、古墳に登って間近で見ることができる。
やや坂道だが、歩きやすく整備されている。天気の悪い日は足下に注意。
陵墓の前には動物や兵士の石像が置かれている。
すぐ近くに皇后の貞顕王后尹の王墓がある。大きさはやや小さい。
こちらの王墓は今から500年前に造られた物だが、保存状態が良い。
兵士や士官、動物を模した石像が数体置かれている。
端陵は少しだけ離れている。平坦な道は歩きやすく見学しやすい。
公園のすぐそばには江南の高層ビル群が建ち並んでいる。
第11代朝鮮国王の陵墓、端陵。こちらは近くまで登ることができない。
王の霊魂が通る石の道と丁字閣。その後ろに陵墓が控えている。
望遠で見ると古墳の上に陵墓と石像があるのが見える。
近くの世界遺産
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