ポルトガルの世界遺産、国境防衛都市エルヴァス散策
19日目 世界遺産16/47ヶ所
エルヴァス市内の観光スポットは開くのが9時半以降と遅いため、ゆっくり朝まで寝ることができました。
世界遺産”国境防衛都市エルヴァス”はそれほど大きな街ではないので、1~2時間ほどあれば全て見て回ることができるでしょう。
旧市街は白い建物が建ち並びます。観光客はほとんど見かけません。
レプブリカ広場。おしゃれなカフェや観光案内所があります。
正面にあるのがエルヴァスで最も大きな教会です。
車も少なく、静かな雰囲気の世界遺産です。
正式名、ノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会という大きな教会です。
ゴシック様式の明るい室内と大きな柱ですが、16世紀にマヌエル様式に改築されています。入館は無料ですが、シエスタの時間が2時間と長いのでお昼時は注意が必要です。
すぐ裏手にあるドミニカ教会。八角形の美しい教会です。
エルヴァス市内は迷路のように入り組んでいます。
前日は入れなかった城壁。15世紀頃増築されたものが残っています。
街の高台にあるので、遠くまで見渡すことができます。
右の建物はチケット売り場兼小さな博物館になっています。
小さな城壁をぐるっと一周するので、20分もあれば見学できます。
エルヴァスの街を高台から観察できます。
遠くに”星形要塞”として有名なグラサ要塞が見えます。
エルヴァスの見どころは上に上げたノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会と、その裏手のドミニカ教会、そしてこの城壁がメインです。
それに追加して、町外れのアモレイラの水道橋や別の丘の上にあるサンタ・ルジア要塞、グラサ要塞などがあります。
今回はエルヴァスの見どころを十分に堪能したので荷物を持ってバスターミナルに向かいます。
リスボンからも遠いので観光客はまばらでした。
要塞とエルヴァスはとても見応えのある町でした。
エルヴァスの入口に戻ってきました。正面の門は車も通ります。
この正面の門からバスターミナルへは200mほど。歩いてすぐの場所にあります。バスターミナルに着いて気付いたのですが、この町はバスがほとんど通っていません。
バダホス行きもそうですが、リスボン行きもほとんどバスが無い、まさに”陸の孤島”でした。次の目的地は世界遺産のある町、”エヴォラ旧市街“なのですが次のバスが来るのは1時間半後。
しかたがないので時間をつぶしがてら、反対側にあるサンタ・ルジア要塞に登ってみました。
エルヴァスからもよく見えるサンタ・ルジア要塞。
サンタ・ルジア要塞までの道はなかなかの坂道で、日陰もないので思っていたよりも体力を消耗しました。日中は容赦なく日差しが降り注ぎます。
やっとの事で要塞の入口に到着しました。
旧市街のエルヴァスの方とは少し雰囲気が異なります。
内部は思っていたよりも改装されていて、エンターテイメント施設みたいな雰囲気でした。博物館のような展示も一部見られました。
眺めは良くて、アモレイラの水道橋も遠くに見えます。
城壁に囲まれたエルヴァス全景を見られるのもこの場所の特権といえます。
地下の非常用脱出路など、見どころが多かったです。
内部の展示はさておき、要塞としての防衛設備や、高台にあるが所以の眺めの良さなど2ユーロにしては十分楽しめました。
長いことサンタ・ルジア要塞に居ましたが、自分の他に誰も観光客が来なかったのがむしろ怖かったです。
坂を下ってバスターミナルに戻ります。エルヴァスを出て1時間ほどしたところで、小さな街でバスを乗り換えさせられました。
最初は何のことか分からなかったのですが、運転手さんにエヴォラに行くことを伝えていたので親切にバスの場所まで案内してくれました。
思ったより長かったバスの旅ですが、3時前にはエヴォラのバスターミナルに到着しました。
エヴォラはリスボンにも近く、ちょっと大きな街です。
エヴォラの世界遺産”エヴォラ旧市街”はバスターミナルから300mほど。さっそく歩き始めます。
午後はエヴォラの観光です。
つづく。
少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。
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