35歳『鬱』インド旅行記: 人生に冒険を 人世に冒険を 【ブックレビュー】

35歳『鬱』インド旅行記: 人生に冒険を 人世に冒険を 【ブックレビュー】

 

本記事は”35歳『鬱』インド旅行記: 人生に冒険を 人世に冒険を”という本のレビュー記事です。

著者紹介 : 世界遺産ハンター出版

世界遺産ハンターさんの著書4冊目。ほかの作品については以前にレビューを書いているのでそちらもご参考にどうぞ。

東南アジア旅行記 上巻: クソみたいな人生から逃げ出す旅 【ブックレビュー】

東南アジア旅行記 下巻: 人生なんて一瞬で変えられる 【ブックレビュー】

旅に1000万円使った人の話: 好きな事を飽きるまでやって学んだ事 【ブックレビュー】

世界遺産ハンター.com 著者ブログURL

待望の4作目は前回の出版から9か月という年月を費やしています。創作活動の成果もあってか、文章は格段に読みやすくなり、途中差し込まれる地図や挿絵が想像力を掻き立てます。

また、インドという旅人を魅了してやまない国はこのブログを読まれている方ならきっと一度は興味を抱いたはず。なめらかなタッチで紡がれる物語は、すらすらと読み進めることができ、冒険の世界にいざなってくれることでしょう。

あらすじ

まずは商品紹介ページより一部文章の引用・抜粋です。

35歳『鬱』 インド旅行記 : 人生に冒険を

もう、会社に行きたいくない。
ダメリーマン鬱になる。
人生の壁にぶち当たった俺が向かうのは、インド。

この物語は、大体、そんな内容です。

社会の荒波にのまれ、満員電車に揺られ、疲弊しきった代わり映えのない生活を送っていたサラリーマンは、追い詰められ、会社から半年間の休養を進められます。

フィリピン語学留学の末に筆者が向かうのは、数多の旅人をひきつけてやまない国、インド。贅沢はできないが時間はある。半年に及ぶ長い旅の果てにたどり着いたインドの聖地リシュケシュで彼は何を思うのか、、

感想

9か月という長い創作期間があったためか、前3冊と比較して文章も構成も非常に読みやすくなっています。個人的には4>1>2>3の順番で、今回の作品がもっとも評価が高いといえそうです。

章立てされていてテンポよく読める文章は健在ですが、今回は1作目、2作目で特徴的であった毒舌調の激しさが減っており、インド旅行時の筆者の弱った心情もうかがえました。

インドといえば思い出すのは2008年にアカデミー作品賞を受賞した”スラムドックミリオネア”。スラムで育った青年の半生をクイズミリオネアとともに振り返るヒューマンドラマで、インドという国がよく再現された映画です。

この本に出てくるようなインドの汚れた部分を読んでいると、映画のワンシーンがフラッシュバックされ、自分もインドという国に興味がわいてきました。

インドの世界遺産といえばタージマハルやアーグラ城を思い浮かべる方が多いでしょうが、この本で唯一登場する世界遺産は、ほとんどの方が知らないであろう、マハーバリプラムの建造物群。思わずどこだよそこっ!と突っ込みたくなってしまうような場所こそ、世界遺産巡りの醍醐味だったりもします。

普通の旅小説とは一味違ったテイストの作品を味わいたいかたはいかがでしょうか。

 

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