バイクで巡る熊野本宮大社、大斎原、高野参詣道【日本】Part6

バイクで巡る熊野本宮大社、大斎原、高野参詣道

熊野本宮大社

熊野本宮大社は那智大社、熊野速玉大社とともに熊野三山のひとつであり、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録されています。祀られているのは熊野坐大神、熊野加武呂乃命で、元は大斎原の地にあったものが移設されました。

非常に神聖な場所であり、その歴史は十代天皇の時代にまでさかのぼるといわれています。本殿や大斎原では写真及び動画の撮影が禁止されています。

新宮市中心部からは車で1時間ほど。山の中にあるため交通の便がやや悪いのが特徴です。

熊野本宮大社の入り口。他の二社同様、厳かな雰囲気が流れています。

鳥居をくぐって進むと、数十段の大きな階段があります。

一般に開放されているため参拝は無料。雨脚がやや強まってきました。

ここより先は撮影禁止。内部の社には主祭神が祀られています。

続いて、熊野本宮大社が本来祀られていた、跡地、大斎原(おおゆのはら)に向かいます。大斎原は平地にあるため、洪水の多かったこの地で被害が相次いだため移設されたと考えられています。

大斎原

3つの川の合流点に囲まれるように位置する大斎原は、かつて熊野本宮大社が置かれていた跡地となっています。

神が舞い降りたとされるこの地は神聖な場所として今も保存されており、近年ではパワースポットとしても注目を集めています。

また、ひときわ目を引く入り口の大鳥居は高さ33mにもなる日本一大きな鳥居で、2000年に建造されました。

熊野本宮大社から道路を挟んだ反対側に大斎原があります。

ひときわ目を引く巨大な鳥居は大きさが日本一なのだそうです。

大洪水で流されて以降、こちらは跡地となっており、何もありません。

ここより境内は撮影禁止。かつて熊野本宮大社が置かれていた場所です。

 

大斎原の見学を終えたころ、さらに雨脚が強まってきました。この日はこの後大荒れの天気になる予報です。新宮まで戻るとバイクで1時間。次の目的地高野山へは2時間以上かかります。

どちらに進もうか迷いましたが、新宮に戻っても次の日同じ道を通って高野山に行く必要があるため、今行ってしまおうと思い立ち高野山に向かうことにしました。

大雨のドライブ

熊野本宮大社のある本宮から高野山へは車で2時間ほど。雨の日のバイクなら2時間半は見ておきたいところです。

もちろん舗装されたきれいな道を走りますが、さながら高野参詣道をたどるような道筋を楽しみます。

いざ覚悟を決めて出発。まずは十津川村を目指して進んでいきます。

出発して間もないころ、運悪く雨が本降りになってきてしまいました。

しばらくはそのまま走りますが、次第に上半身が濡れ、靴先が濡れ、体が冷えてきていしまいました。しかも、ぬれた路面はバイクの天敵。スリップの危険性も高まります。

そこで、十津川村にある道の駅まで耐え、雨宿りをすることにします。

雨でGoProレンズも水滴でにじんでしまいます。見えにくいですが、十津川村入口。

出発から30分ほどで到着した十津川村は山の中の大きな温泉街で、車通りも増えてきます。村の中を進んでいくと、道の駅が左手に確かにあったのですが、コロナのため営業自粛中。駐車場には大きなチェーンが巻き付けられていました。

左手に見える道の駅十津川温泉。休館中でした。

雨の勢いはとどまるところを知りません。さらに強まる雨粒は体温を奪い、気力を奪い、視界を奪います。どこか雨宿りできる場所を探したい。その一心で走ります。遠くに激しい雷の音が響いてきました。これはまさに夕立でしょう。

雷の音が近くまで聞こえてくるようになりました。

五條方面に向けて大雨の中ひたすら運転してきましたが、大きな雷の音で完全に心が折れてしまいました。

路肩の大きなトンネルでいったん雨宿りをすることにしました。ナビが示す高野山への距離はあと約30分。

電話で今晩の宿を確保します。宿の人の励ましもあり、雨脚もすぐに弱まってきたため再度高野山に向けて出発します。

高野山付近は山の上にあるためか、近づくにつれて上り坂が多くなってきます。走るうちに雨は上がり、晴れ間も見られるようになってきました。

本宮から苦節3時間。ようやく高野山の建物が見え、家が増え始め、中心付近にたどり着きました。

宿に着くとずぶ濡れの自分を見て驚いたのか非常に丁寧に対応してくださり、料金やら手続きやらはいいからまずはシャワーで温まってきなさいと勧めてくださいました。

高野山に着いたことと快適な宿を得られたことですっかり安堵し、宿に腰を落ち着けます。

日も暮れかかってくると、宿のご主人が高野山のライトアップを見てくるように勧めます。

そこで、夜の高野山散歩に繰り出しました。

宿からさほど遠くない位置にあった高野山大門。近くで見ると迫力があります。

高野山の入り口に位置するこの大門は国の重要文化財に指定されています。歴史ある建物と木材の香り、埃っぽい空気を感じ、高野山の歴史が身に沁みます。

そのまま、もう一か所のライトアップエリアに向けて高野山中心部へ歩いていきます。

夜のとばりが下りた高野山は静けさに満ちており、人通りはなくほのかに線香が薫ります。

高野山の聖地、壇上伽藍の根本大塔。高野山のシンボルです。

教科書で何度も眺めた空海ゆかりの地、高野山の象徴が目に飛び込んできたとき、ここまで無事に来られた感動の気持ちがこみ上げてきました。

ようやく、高野山に来たという実感がわいてきました。ライトアップ箇所以外はとても暗いので、足元に注意して宿に戻ります。

伊勢から始まった熊野周遊の長旅で、とても長い一日を乗り切った自分は身も心も疲れ果て、早々に横になりました。

翌日は高野山を観光したのち、さらに東へ進み、紀伊山地最後の世界遺産エリア、吉野山へ向かいます。

 

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バイクで巡る那智の滝、補陀洛山寺、熊野速玉大社【日本】Part5

少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。

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