スリランカ植民地時代の世界遺産ゴール要塞 【スリランカ】旅行記8日目前編

スリランカ旅行記8日目前編

 

スリランカ滞在最終日、本日の夜、日本に帰国する便がニゴンボから出発します。

前日のバス大移動は大変でしたが、その甲斐もあり最後に残った世界遺産がある町、ゴールに滞在できました。

世界遺産のゴール要塞は市内中心部、駅やバスターミナルのある場所から徒歩5分もかからない場所にあります。

港町ゴール。海岸沿いの町はまた雰囲気が異なる。

中心部から歩いて行くとすぐに大きな城壁が見えてきた。

世界遺産の城塞が見えてきた。スリランカ植民地時代の遺構である。

大きなトンネルを抜けた先に世界遺産に指定された旧市街が広がっている。

ゴール要塞は名称が“ゴールの旧市街と要塞”として登録されており、大きく囲まれた城壁とその内部の市街が世界遺産に登録されています。

スリランカは石炭やセイロンティーの産地として非常に重要な貿易拠点であり、ポルトガル、オランダ、イギリスといった数々のヨーロッパ諸国がこの地を植民地として支配しました。

その際に交易の拠点、および防衛拠点となったのがこのゴール要塞です。そのため、他のスリランカの世界遺産とは全く異なる歴史的背景を持つ遺産でもあります。

新市街と旧市街をつなぐのはこのメインゲートと、奥にあるオールドゲートのみ。

トンネルを抜けた先に広がる旧市街。どこか西洋風の町並みである。

この日はこの世界遺産を観光した後他に予定もなかったので、この街をゆっくり散策することにしました。海が近いので朝から潮風が吹き抜けていきます。

スリランカの西に広がるインド洋。方角的にスリランカの西にはモルディブがある。

一部の城壁の上は歩くことができるので、登って一周歩くことにした。

ところどころにベンチがあり、カップルが座って語り合っていた。

石積みもスリランカ式と言うよりはヨーロッパの要塞に近い。

要塞からはゴールの新市街が見える。この町は海が近く、ビーチリゾートでもある。

ゴール要塞でひときわ眼を引く時計台とスリランカ国旗。

幾重にも囲まれた堅牢な城塞が、この地が重要な場所で会ったことを物語る。

お昼頃に掛けてだんだんと観光客の姿が増えてきた。

ゴール要塞はコロンボから鉄道で訪れることができ、観光客の数も比較的多い印象です。また、スリランカ国内からマリンスポーツをしに訪れる人も多いようで、賑わっている印象でした。

城塞をいったん降りて旧市街を散策します。この町はどこか西洋風の建築がおおく、おしゃれな印象を受けました。

ゴール国立博物館の外装。白を基調とした西洋風の建築。

オランダ教会。スリランカは仏教国だが、植民地時代の名残である。

内部の見学もできる。質素な内装だが歴史を感じる。

このゴール旧市街は、とくに見所と言うべき建物もないので要塞を散策するのが主な見学順路になります。旧市街にはいくつかホテルもあるので、世界遺産内に宿泊するといったこともできます。

西洋風のおしゃれな店が多いので、やや高めのホテルやレストランが多い印象でした。

しばらく歩いているとゴール旧市街の地図を発見した。北側が本土と繋がっている部分。

旧市街の入口となるもう一つのゲート。門の上には東インド貿易会社の紋章がある。

南端部分まで歩いてくると小さな白い灯台があった。

灯台の麓には砂浜があり、海に入って遊ぶ人も多くいた。

南端部分から西の端に向かうと、また展望スペースがある。

今日の観光は平地を歩くだけなのですがスリランカ滞在での疲れもあり、だんだんと足が重くなってきました。

ちょっとした階段でも息切れするようになり、いよいよ本当に体力が限界に迫ってきたようです。

インド洋が見渡せる南端の展望スポット。ここは観光客がたくさんいた。

疲れて歩けなくなってしまったのでこの場所で少し休んでいると、一人のスリランカ人に日本語で話しかけられました。

“スリランカは楽しんでますか?”

その後はどこを観光してきたのか、スリランカには何日滞在するのか、日本のどこに住んでいたのか、などの話をしました。

しかし、スリランカでは日本語を話せる人が多く、旅行中何度も親日なスリランカ人に会いました。海外旅行中にこれほどまでに悪意無く親切にされることは珍しいのでとても驚きました。

彼はなぜ日本語がそんなに上手いのかとても気になったので聞いてみました。

“日本の茨城県に住んで車工場で働いてたんだよ”

どうやら彼もまた技能を学びに日本で働いていたようでした。そういえばおとといバスの中で会ったスリランカの青年もそんなことを言っていたような。

日本の自動車技術はスリランカ国内でも高く評価されているようで、日本に行くのは彼らの中で憧れでもあるそうです。

必死に日本語学校で日本語を勉強し、実習生の座を勝ち取って日本で技術を学ぶ。改めて日本の基礎技術のすごさを感じました。

逆に、日本人がスリランカに滞在して日本語を教えたりすることもあるようで、スリランカと日本が深く繋がっていたことを知りました。

その後、インド洋を見ながらしばらく雑談をしてお別れしました。

ゴール要塞自体それほど大きな街ではないので1時間半あれば十分見て回れる。

海の色が綺麗なゴール要塞。柵がないので落ちないように気をつけたい。

あまりにも疲れて途中で何度も休憩したのでゴール要塞を一周ゆっくり見て回ると2時間くらい経過していました。この日はあとはコロンボに向けて移動するだけです。

要塞の中には学校もあり、子供達の賑やかな声もする。

時刻は11時を過ぎた頃で、これからコロンボに向かって大移動をします。コロンボ~ゴール間は長距離バスがあるほか、鉄道も開通しています。バスだと4時間ほど、鉄道だと2時間半ほどで到着します。

前日バス移動だったので、最終日くらいはスリランカの鉄道に乗ってみたいなあと思いつつまずは中心部へ向かいます。

歩いてすぐにゴールのバスターミナルに着く。世界遺産と近くて便利。

ゴールはスリランカ南部の交通要所となっており、たくさんのバスが発着している。

ゴールは利用する観光客が多く、バスの本数も多い。

バスターミナルでコロンボ行きのバス乗り場を見つけましたが、コロンボを目指す人は多いらしく大行列ができていました。乗れたとしても座れる可能性は低く、疲れた体に4時間の立ちはきつそうです。

少し様子を見ることにして今度は鉄道駅に向かいます。

スリランカ国内では珍しく鉄道駅があるゴール。おしゃれな駅である。

ゴール駅の切符売り場。ここで切符を購入してホームに向かう。

ゴール駅構内の時刻表板を見るとちょうど5分前に出発したばかり。次の電車は1時間近く来ないようでした。がっかりしながらダメ元で券売機のおじさんの元に向かうと、なぜかまだ電車は出発しておらず、間に合うそうです。

キャンディで乗りそびれたスリランカの鉄道に乗る最後のチャンスなので二つ返事で切符を購入し、慌ててホームに向かいます。

慌てて電車のあるホームを目指す。利用客はかなり多い様子だった。

1日に数本しかない電車は利用客も多く、外まで人であぶれている。

スリランカの鉄道は運賃も安く、早くコロンボにいけるのでとても人気なようです。車内は通路まで人であふれ、大混雑でした。また、荷物が大きめの人も多く車内はすごいことになっていました。

電車は出発時刻を過ぎてもなお出発せず、どんどん人が増えてきます。

ようやく本来の出発時刻から遅れること20分、対向列車がホームに入線し、それとすれ違うようにしてコロンボ行きの電車が出発の合図をならしました。

スリランカ8つめの世界遺産を後にして、いよいよスリランカ最大の都市、コロンボに向けて大移動を開始します。

 

 

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