スリランカの大都市、コロンボを経由して帰国。
いよいよゴールから北上し、スリランカでの世界遺産制覇の旅も終わりを迎えます。
出発時刻よりも20分ほど遅れ、満員の電車は汽笛を上げて出発します。
予定時刻よりも遅れて電車は出発した。
車内は通路まで満員。連結部にまで人があふれている。
1日に数本しかないコロンボ行き快速列車なので、利用する人はとても多いです。また、マリンスポーツをしに来る外国人観光客も多く、重そうな荷物を持った人がたくさん乗っていました。
電車にはなんとか乗ったものの、通路の奥までは進めなかったため、連結部に腰を下ろすことにしました。
長距離電車であるためか10分おきくらいに軽食売りが人を押しのけながら通るので、なかなか落ち着くことができません。
この電車は海岸沿いのレールをひた走るので、潮風と波の音が心地よく響き渡ります。
ひたすら海沿いのレールを走っていく。ドアはなんと開きっぱなし。
代わり映えのない景色が永遠と続いていくようです。電車は大きな街に停まるにつれ乗り降りを繰り返していきます。ときおり手元のスマホのGPSに目をやるとだんだんとコロンボに近づいているのがわかります。
旅の終わりを感じながらのんびりしていると、だんだんと周囲の景色が都会的なビル群に変わってきました。コロンボはスリランカで最も発展した都市と呼ばれ、他の都市とは印象も違うと言います。
やがて電車はスピードを緩め、大きなターミナル駅に入線しました。
終点、コロンボ駅に着いた。たくさんの人が一気に降りていく。
人の流れに押されるようにして改札の外にでる。
駅前には中規模なビル群が並んでおり、多くの人が行き交っていた。
コロンボ駅に着いて感じたのは人の多さです。他の都市では見られないほど多くの人が行き交い、また出店もたくさん並んでいます。
そしてさらに眼を引くのが建設中の高層ビル群です。
スリランカの町がこれからどんどん発展していく、エネルギーを感じる。
道も整備されており、たくさんの車が行き交っています。この都市だけはまるで別の国に来たように雰囲気が異なりました。
コロンボで観光しても良かったのですが、連日のハードワークですでに体力は限界に近づいています。午前中のゴール要塞ですでに足が上がらなかったので、マーケットを巡りつつ空港行きのバスが発着するバスターミナルに向かうことにしました。
駅近くのマーケットも大規模で、多くの人が店を覗いています。
秋葉原、電気街のような一角。売り子の元気な声がこだまする。
売られているのは安物の電化製品やスマートフォン付属品のたぐい、それから洋服や生活用品にいたるまであらゆる種類が網羅されています。
こういった街は歩いているだけで楽しい。
疲れを忘れて商店街を練り歩き、売られているいろいろな商品を目にしました。コロンボはスリランカ北部の乾燥地帯の雰囲気よりも賑やかだし、スリランカ中部高山地帯よりも熱気にあふれています。
食料品やレストランが密集している地域は一段と活気がある。
日本では普段目にしないような食品も売られていて見るだけでも楽しい。
駅からバスターミナルへは徒歩10分ほどと離れていましたが、こうした出店がたくさんあるので、スリランカ土産をいくつか見繕いながら歩きます。
疲れて何度か休憩したり、ご飯を食べたりとのんびりしましたが、やがて大きなバスターミナルに到着しました。
コロンボの大きなバスターミナル。スリランカ各地に向けてバスが発着する。
バスの行き先がいろいろあるので迷わないようにしたい。
空港行きのバスはスリランカの普通のバスではなく、綺麗なエアコン付の大きなバスです。スリランカ初日、雨の中トゥクトゥクのおじさんとけんかして乗りそびれた、空港~コロンボのバスにようやく乗車できます。
このバスに乗ってしまうとスリランカの街ともお別れです。バスが動き出すとスリランカの景色が後方に流れ去っていきました。
空港までは1時間半、いよいよ体力も限界に近づき、夕日を浴びながらうとうとと浅い眠りに落ちました。
、、、
しばらくすると見覚えのある道路が見えてきました。この道路はおっちゃんとけんかした場所、見覚えがあります。
日が暮れる前にバンダーラナイケ国際空港に着いた。この日は天気も良い。
1週間前は大雨だった空港につきました。大雨の中けんかをして最悪のスタートを切ったスリランカ世界遺産制覇旅行も、思えば道中いろいろな経験をしました。
今後、この旅行をまねして旅をする人が現われるかは分かりませんが、日頃から体力を鍛えておくべしということはお伝えしておきたいです。
そして、困ったら現地の人に聞いてみることもおすすめです。スリランカ人は本当に親切な人が多いし、技能実習で来日して日本語を話せる人も案外います。
島国であるため、世界一周旅行ではなにかと省かれがちなスリランカですが、この知られざる親日国はとても旅行しやすい国でした。
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