慶州歴史地域 【韓国】 行き方と難易度

慶州歴史地域の行き方

日帰り難易度★☆☆☆☆

慶州歴史地域は紀元前57年からその後約1000年にわたり新羅王朝の中心地として繁栄しました。

慶州の地域全体が世界遺産に登録されており、見どころも各地に点在しています。主要な観光地は徒歩、レンタサイクルで十分回れるほか市内バスも巡回しており、非常に観光しやすい世界遺産です。

古墳群や石塔などが多くきらびやかな世界遺産ではありませんが歴史的背景を知るとますます興味深い世界遺産です。

慶州歴史地域の行き方

慶州は韓国でも有数の歴史都市であり、ソウル・釜山・大邱いずれからも交通アクセスが充実しています。

ソウルからは高速鉄道を利用して片道約2時間、釜山からは高速鉄道で約30分、大邱からは約20分です。

比較的安めの高速バスも頻繁に運行しており釜山からの日帰りも可能です。

慶州の見どころは街の広範囲に広がっているため、日帰りで見学する際はいくつか訪問地を絞っておくか、タクシーをチャーターするのが良いでしょう。

バスターミナル、普通列車の慶州駅は市内中心部にありますが、高速鉄道駅は市内からバスで20分ほど離れています。バスターミナル付近には様々な価格帯のホテルが多数あるため一泊するのもおすすめです。

慶州歴史地域

慶州は新羅王朝時代の繁栄を示す文化遺産が多数存在する歴史地区で、その遺産群の年代も遺産毎に異なっています。

見どころとしては月城地区にあるアジア最古の天文観測台である瞻星台(せんせいだい)皇龍寺跡地区にある7世紀の建造物、芬皇寺そして大陵苑地区の古墳群や天馬塚などがあります。

主な見どころは10番、11番バスが便利ですが、1.5km四方に収まっている物が多く、徒歩で巡ることもできます。

大陵苑 (天馬塚)

大陵苑は慶州中心部に位置する大きな公園で、新羅時代に建てられたとされる陵墓が23基存在します。また、天馬の模様が描かれた物品が出土したことから名付けられた天馬塚は慶州のシンボルにもなっています。

公園内には多数の古墳が見られる他、ドラマのロケ地として使用されておりインスタ映えでも有名な観光スポットです。

バスターミナルから徒歩15分ほどで、休業日はなく、朝8時から夜9時まで営業しています。

大陵苑の入口。慶州でも人気の観光スポットのひとつ。

チケット売り場で入場券を買います。日本円にして約130円ほどです。

公園の地図。敷地内に多数の古墳があるのが分かります。右下と左上がゲートです。

内部は公園のようになっており、通路やベンチが整備されています。

公園内にはたくさんの古墳がありますが、登ったりは禁止です。

7世紀以前の物と考えられますが、古墳に関する情報はほとんど残っていないそうです。

2つの古墳と2本の木が寄り添うように並ぶインスタ映えスポット。かなり行列ができていました。

入口付近にある味鄒王陵。13代目の新羅王の陵墓です。

多数の文化遺産があることから”慶州の野外博物館”と称されることもあります。

最も有名な天馬塚。内部は博物館になっています。

大陵苑の大部分は公園で、のんびりする人も多くいました。

古墳以外にも貴重な出土物がいくつか残されています。

バスターミナルに近い北側のゲート。南北どちらのゲートからも入退場が可能です。

瞻星台 (チョムソンデ)

瞻星台は月城地区の中心に位置する石塔で、東アジア最古の天文観測台と伝えられています。新羅王朝時代の遺物ですが、新羅は高麗により滅亡し、慶州は荒廃したため正確な年代等は記録に残っていません。

地盤の沈下や地震の影響により倒壊の危機に鎖拉されており、記録が残っていないため修復も困難となっている遺産でもあります。

月城地区には慶州の世界遺産を示す大きな石碑があります。

瞻星台も慶州観光のシンボルとなっており多くの人がいます。

地盤が弱く、やや傾きもあるのだそうです。また、上部は崩落の危機もあるのだとか。

芬皇寺 (ふんこうじ プファヌサ)

皇龍寺跡地区に建つ芬皇寺は7世紀の建造物で、大きな石塔の土台部分の三段が残っています。安山岩を用いて作られており、四方に入口の穴があるのも特徴です。

市内中心部からは800mほど離れていますが10番バスが巡回しており、芬皇寺手前にバス停もあります。

芬皇寺手前にある、世界遺産を記念した石柱。

大きな駐車場を奥まで進んで行きます。

芬皇寺の入口。現存するのは石塔と三龍変魚井という石のみです。

中央に位置する石塔。建設時は9層あったと言われていますが現在はこの三段のみが残っています。

こちらも慶州を代表する観光スポットですが、観光客は少ないです。

皇龍寺跡 (こうりゅうじし)

皇龍寺跡は芬皇寺の南側にある広大な敷地で、境内内に現存する物はほとんど無く、わずかな支柱と土台のみが残っています。

何も無い大きな草原は、新羅の繁栄と滅亡を彷彿とさせます。

芬皇寺の南側に、広い草原と観光用の道が続いています。

6世紀頃に建設が開始され、完成に80年を費やしたそうです。

わずかに盛り上がった土台と石柱が残っています。

観光客は誰もいませんが、慶州歴史地域の重要な構成資産でもあります。

雁鴨池 (がんおうち アナプルチ)

7世紀に建設された人工池、人工庭園で、新羅時代の宮殿の庭にあたります。こちらも新羅滅亡後に荒廃しましたが、近年修復・復元が行われました。

池の底からは木船や仏像などさまざまな出土品が発見され注目を集めました。慶州でも人気の観光スポットで、大勢の観光客で賑わいます。

雁鴨池は多くの観光客が訪れる、慶州でも人気のスポットです。

ゲート左手にチケット売り場があります。22時と夜遅くまで開館しています。

池を眺めるための社が二ヶ所にあります。建物の奥が人工池です。

復元の石柱の上で猫がひなたぼっこをしていました。

1975年の発掘調査の後、庭園群の復元が行われました。

手前に見えるのが人工池、雁鴨池です。夜間はライトアップされるようです。

人工池には半島状の地形や小島なども配置されています。

池を一周できる遊歩道があります。インスタ映え目的の若い観光客が多かったです。

半月城跡

月城地区の由来ともなっている半月城は瞻星台の南側の高台に位置しています。上空から見ると半月状になっていることから半月城と命名されました。

残っている物は何もありませんが、展望スペースがあり発掘現場が見学できます。

ゆるやかな坂を登ると半月城の跡地があります。中には入れません。

展望スペースがあり、発掘現場を上から見学することができます。

現在も発掘作業が続けられています。韓国語のガイドツアーも行われているようです。

石氷庫と呼ばれる貯蔵庫の名残が残っていました。

鶏林地区

鶏林地区は半月城のふもと付近に広がる一帯で、この地区には多数の古墳が密集しています。保存の観点から多くは近寄ることができませんが、慶州の中でも文化遺産的価値が高いエリアでもあります。

鶏林地区は歴代新羅王の古墳が密集している地域です。

手前側は17代新羅王の古墳。比較的近くまで寄ることができます。

広い草原にはたくさんの古墳が密集しているのがわかります。

金庾信将軍墓 (キムユシン)

金庾信は武烈王と協力して高句麗、百済の滅亡、併合を行い韓半島の三国統一を成し遂げた英雄です。新羅の英雄とされる金庾信は韓国国内でも人気の高い人物の一人です。

陵墓の周囲には十二支神が描かれており、英雄の墓を守護しています。

慶州のバスターミナルから川を渡った西側に位置しており、慶州の他の関連遺産とはやや距離が離れています。バスターミナルから1.5kmほどで、徒歩約30分です。70,50,51番市バスが最寄りの”ヨジュン”バス停を通りますが、バス停からも15分ほど歩きます。

金庾信将軍墓に向かう坂。川沿いの道を歩いて行くと見えてきます。

駐車場とチケット売り場があります。簡単な展示スペースも併設されています。

英雄の墓にふさわしい、静かな雰囲気の中にあります。

金庾信将軍墓。新羅、高句麗、百済統一に貢献した韓国の英雄の墓です。

韓流ドラマ”善徳女王”でも取り上げられ、一時話題になりました。

墳墓の周りには十二支神が描かれています。鮮明なレリーフも見どころです。

 

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