良洞マウル -大韓民国の歴史的村落:河回と良洞-の行き方
目次
難易度★★★☆☆
大韓民国の歴史的村落はどちらも慶州郊外にある村落で、同一氏族によって構成された集落は600年間も存続されました。
良洞マウルは慶州の北側にある集落で、月城孫氏と驪江李氏という2氏によって繁栄、存続しました。
また、良洞マウルの郊外にある玉山書院は良洞マウルの構成資産であると共に、もうひとつの別の世界遺産“書院、韓国の性理学教育機関群”の構成資産でもあります。
良洞マウルの行き方
●良洞(ヤンドン)マウルは慶州の北側約16kmの位置にある村落で、慶州からはバスで1時間半ほどかかります。
●慶州バスターミナルの北側にあるバス停留所から出発する200~208番、212番、217番バスが良洞マウル付近を経由します。こちらのバスは良洞マウル手前の大通りで降りることになるため、チケット売り場まで5分ほど歩きます。
●良洞マウル付近まで向かう便利な203番バスは1日に9本程度と本数がやや少ないため注意が必要です。また、203番バスは慶州と良洞マウル付近を巡るバスで、このバスはもう一つの世界遺産、玉山書院にも向かいます。
慶州バスターミナル。マウル行きのバスはこのターミナルでは無く、北側の道路沿いのバス停から出発する。
バスは約1時間20分に1本ほど出ているが、2時間空く時間帯もあった。
203番以外のバスはここで降りて右手の道を15分ほど歩く。
203番バスは良洞マウルのすぐ手前の駐車場まで来る。
大きな駐車場の奥にある博物館を目指して歩いて行く。
良洞マウルの世界遺産の石碑。バス停近くに鎮座していた。
良洞マウルの地図。見学コースはいくつか設定されている。
良洞マウルの歴史が展示された博物館がある。展示品はかなり少なめ。
良洞マウル博物館。入場は無料でトイレや軽食所もあるので安心。
博物館を通り抜けるとチケット売り場がある。ここで入場料を払って進む。
良洞マウル
良洞マウルは李氏朝鮮時代の貴族であった月城孫氏と驪江李氏によって繁栄した村落です。
儒教の教えを継承しながら600年に渡り、存続されてきました。敷地内には書百堂や無添堂といった重要民俗文化財や宝物が点在しており、歴史的な価値があります。
村の中は自由に歩いて見学することができますが、現在も村には多くの住人が住んでいます。村の南側は観光客向けの飲食店や売店が多く、北側には文化財などが位置しています。
チケット売り場を出た後、奥に向かって道路沿いを進んで行く。
しばらく歩くと左手に良洞初等学校が見えてくる。現在も生徒が通う。
学校を過ぎると茅葺きの家々が建つ良洞マウルが見えてくる。
韓国の原風景がそのまま保存されており、歴史的な価値が高い世界遺産。
小さな水路に沿って歩くとお土産屋、飲食店がたくさんある。
午前中は空いているがお昼以降は韓国人の団体観光客が押し寄せ、人が多くなった。
村内の小道は入り組んでいるのでチケット売り場で地図をもらっておくと便利。
いくつかの家屋では現在も住人が生活を営んでいる。
書百堂
重要民俗文化財でもあり、良洞マウルで最も有名な書百堂は村の奥にある。
こちらが重要民俗文化財の書百堂。李氏朝鮮時代の建築。
無添堂
マウルの中央付近に位置する無添堂。韓国の宝物に指定されている。
無添堂も李氏朝鮮時代の建築で驪江李氏側の建物。
近くの世界遺産
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