ダンブッラの黄金寺院
目次
難易度★★☆☆☆
ダンブッラの黄金寺院はスリランカの中央部、文化三角地帯の中心部、ダンブッラ郊外にある洞窟寺院で、1991年に世界遺産に登録されました。
極彩色の装飾と金色の仏像群から当初は”ダンブッラの黄金寺院”という名称で世界遺産に登録されましたが、のちに登録名が“ランギリ・ダンブッラの石窟寺院”に変更されました。
小高い山の中腹にあるため、階段をやや登り続ける必要があります。動きやすい服装がおすすめで、また、女性は肌を隠す服装が求められます。
ダンブッラの行き方
●ダンブッラはスリランカの文化三角地帯の中央にある都市で、スリランカの象徴、シーギリヤ・ロックのアクセスの起点ともなる街です。
●ダンブッラの主要な交通手段はバスで、コロンボからクルネーガラまで3時間、その後バスを乗り換えて1時間ほどで到着します。また、文化三角地帯の南部、世界遺産の街キャンディからはバスで2時間、北部の世界遺産の街、ポロンナルワ、アヌラーダプラもバスで2時間弱と、各世界遺産の都市の中継地点となっています。
●ダンブッラから世界遺産の洞窟寺院へはトゥクトゥクで5分、距離にして1.5kmほどなので歩いていくことも可能です。
●洞窟寺院は小高い山の中腹にあるため、ある程度の山登りが求められます。動きやすい服装と水分を用意して訪れましょう。また、仏教寺院であるため女性は特に肌を露出しない格好が求められます。
ダンブッラ中心部。シーギリヤロックへ行く起点となる街でもありにぎわっている。
石窟寺院へは距離的にトゥクトゥクを使うのが最も楽。
外国人は裏側の入り口から入場券を購入してから入る。
こちらの看板が目印。ここから石段をかなり上がっていくことになる。
山の中腹まで長い石段が続く。暑いので、念のために水分を持って訪問したい。
野生の猿をよく見かける。食べ物を無防備に持っていると襲われるので注意。
最後の石段。このように滑りやすい場所もあるので慎重に。
頂上部では現地の人がのんびりしている。何故か、野犬や猿もいる。
ダンブッラの黄金寺院
歴史は非常に古く、紀元前3世紀ごろから大規模な僧院として機能していたとされています。その後は寺院となり、増改築が繰り返され、現在に至ります。寺院は大小5つの窟で構成されており、それぞれ名称と特徴があります。
大きな涅槃物が横たわる第一窟は、石窟寺院群の中でも最古の洞窟で、巨大な仏像の他洞窟一面には華麗な壁画で彩られています。横たわる黄金のご本尊に対して足だけは赤く装飾されているのはスリランカの特徴でもあります。
また、最も大きな第二窟は幅50m、奥行き25mを越える巨大な空間になっており、50体を越える仏像が鎮座している他、洞窟の形状に沿って極彩色の壁画が見られます。
アクセスが容易なことからシーギリヤロックと並び人気の観光地で、日中は多くの人でにぎわいます。また、7:30~19:00と開館時間が長く、シーギリヤロックと同日に観光できる世界遺産です。
靴を脱いで入場することになる。こちらの窟置き場(有料)を使って靴を預ける。
山を登る前に購入したチケットはこのゲートで確認される。
ゲートをくぐると手前から順に5つの洞窟が並んでいる。
日中は多くの人で賑わう寺院。19時まで開いているので遅い時間がおすすめ。
最も歴史の古い第1窟。涅槃像と朱色に塗られたその足にも注目。
最も広い第2窟。広い空間は外に比べてひんやりとした空気が漂う。
56体の仏像が並ぶ洞窟。偉大な王の寺という名前で、マハラジャの石窟とも呼ばれる。
壁一面の壁画はスリランカの歴史や仏教の物語などが描かれている。
天井から滴るこの水は万病に効く聖水で、寺院の宝とされている。
写真では伝わりずらいが奥行きもかなり広い空間で、一面に描かれた壁画は圧巻。
18世紀ごろに造られた第3窟。大小で50体を越える仏像が並べられている。
山のふもとにある世界遺産マーク。ここから15分ほど階段を登る。
山のふもとにある黄金の仏像のモニュメント。世界遺産ではなく、中も特に何もないので入る価値は無い。
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