聖地アヌラーダプラ 【スリランカ】 行き方と難易度

聖地アヌラーダプラ

難易度★★★☆☆

世界遺産、聖地アヌラーダプラはスリランカの文化三角地帯の北西部にあります。紀元前5世紀~10世紀頃までスリランカ最古の王都として繁栄しました。

コロンボから鉄道が通っている他、キャンディやダンブッラからバスが頻繁に運行しており、アクセス難易度はそれほど高くありません。

アヌラーダプラの見どころは広範囲に点在しています。レンタサイクルで1日かけて巡るのも良いですが、スリーウィラーをチャーターして回るのが早く、効率も良いでしょう。

世界遺産、聖地アヌラーダプラの見どころ分布図。

聖地アヌラーダプラの行き方

●アヌラーダプラはスリランカの文化三角地帯の北西部にある街で、コロンボから鉄道が1日6本ほど運行しています。乗る列車の種類によりますが、所要は5-7時間ほどです。駅は街の中心部よりやや北側にありますが、徒歩圏内です。

バスはコロンボからダンブッラを経由して約5時間です。文化三角地帯のダンブッラからは2時間弱ポロンナルワから3時間半キャンディからは3時間半となっています。

●アヌラーダプラの世界遺産は市内の北西部にあり、東西に2km、南北に4km程の広範囲に広がっています。主な交通手段はレンタサイクルトゥクトゥクをチャーターするのが一般的です。

筆者のおすすめはスリーウィラーです。スリランカは日中非常に暑く、日影も少ないため、自転車だと汗だくになると予想されます。一方で自転車だと自分の行きたいように自由に見学できるという利点があります。

アヌラーダプラ中心部。安ホテルも多く、飲食店も充実している。

オールドバスターミナル周辺。スリーウィラーの客引きが多い。

アヌラーダプラの見どころ。スリーウィラーで巡るのが涼しくて楽。

イスルムニヤ精舎

イスルムニヤ精舎はアヌラーダプラの構成資産の中でも南側に位置する聖域で、巨大な岩を中心に涅槃が横たわる御堂、ストゥーパなどがあります。

寺院の歴史は紀元前3世紀に登るとされており、スリランカの人々にとって神聖な場所の一つです。見学は靴を脱ぎ、帽子を取って敷地内に入ります。

大きな岩は上に登ることができ、自然に囲まれた聖地アヌラーダプラを高い位置から見渡すことができます。

イスルムニヤ精舎のゲート。門の手前で靴を脱いでから入場する。

見どころの紹介が書かれたイスルムニヤ精舎の紹介図。

大きな岩を中心に、左手に御堂、右手には大きな池がある。

巨石にはいくつか壁画が描かれている。神々を模した歴史ある絵は興味深い。

岩に登ると森の中に点在するアヌラーダプラの遺跡を遠くに見ることができる。

身分違いの恋愛に苦しんだ紀元前二世紀のシンハラ王の伝説が残る。

御堂には涅槃像が鎮座し、熱心に祈る人々が滞在していた。

ルワンウェリ・サーヤ大塔

ルワンウェリ・サーヤ大塔は聖地アヌラーダプラの中央部、遺跡地区にそびえ立つ巨大なダーガバで、その高さは55mにも及びます。

成立は古く紀元前2世紀にドゥッタガマーニー王の治世時に始まり、王の死後息子によって完成が成し遂げられました。建設当時は今の倍の110mだったと言われています。

アヌラーダプラの世界遺産地区の中心部にあり、巨大な白い塔は遠くからでもよく目立ちます。

赤いレンガの門をまっすぐ進むと菩提樹、右に進むとルワンウェリ・サーヤ大塔。

厳しいボディチェックを受け敷地に入場すると白く巨大なダーガバが見える。

この日はポーヤデーというスリランカの神聖な日で催しが開かれていた。

人々が金色の布を持ちながらダーガバを取り囲み、塔に巻き付けていた。

手前の人の大きさと比較するとダーガバの巨大さが分かる。

スリー・マハー菩提樹

聖地アヌラーダプラの中心部、遺跡地区にあるスリー・マハー菩提樹は、仏陀が悟りを開いたインドのブッダガヤの菩提樹の枝木を、紀元前3世紀にここに運び植樹されました。

以来菩提樹は厳重に守られ、樹齢2000年を超える菩提樹の下では多くの人が瞑想にふけり、祈りをささげています。静かで神聖な場所であるため、静かにゆったりと見学しましょう。

こちらも厳重な荷物検査とボディチェックが行ってから入場する。

ブッダガヤの菩提樹に由来する、樹齢2000年を超えるスリーマハー菩提樹。

神聖な菩提樹の周りでは、静かに瞑想をしたり、祈りをささげる人が多くいた。

トゥーパーラーマ大塔

前述のルワンウェリ・サーヤ大塔や菩提樹のある遺跡地区のやや北側にあるダーガバで、元は紀元前2世紀ごろに建てられた、スリランカで最古のダーガバです。

高さは20m足らず。現在の物は18世紀に再建された物です。ダーガバの周りには複数の石柱が不規則に囲んでいるのが印象的です。

荷物検査等はありませんでしたが、脱帽、靴を脱いで見学します。

スリランカ最古のダーガバ。こちらも観光客が多く訪れていた。

石柱に囲まれた不思議な雰囲気を持つダーガバ。再建なので新しさは残る。

寺院の前には美しいムーンストーンが残っており、近くで見ることができる。

アバヤギリ大塔

アバヤギリ大塔は聖地アヌラーダプラの世界遺産群の中では北部に位置しており、こちらも巨大な歴史あるダーガバで、高さは75mです。

成立はルワンウェリ・サーヤ大塔よりも100年遅い紀元前1世紀頃で、創建時の高さは同じく110m近くあったと言われています。レンガ積みのダーガバはアヌラーダプラに現存するダーガバの中では最大で、近くで見るとその大きさに圧倒されます。

大乗仏教の総本山とされ、信仰を集めましたが、パラークラマ・バーフ1世により仏教が統一され、スリランカから大乗仏教は廃れることになりました。

木々の間から顔をのぞかせる、レンガ積みの美しいアバヤギリ大塔。

高さは何と75m。一周するだけでも軽いお散歩気分になるほど。

スリランカの大乗仏教の総本山であったが、歴史の中で廃れてしまった。

サマーディ仏像

アヌラーダプラ北部、アバヤギリ大塔の200mほど東の森の中に安置されているサマーディ仏像は、4世紀ごろのものとされています。

成立当時は菩提樹が茂っており、菩提樹の下で悟りを開く仏陀そのものを模していたと言われています。

筆者はアヌラーダプラ見学時、この付近でのみチケットを確認されました。念のためチケットはすぐ出せるようにしておきましょう。

今は風雨を凌ぐ保護屋根が建てられているが、当時は大きな菩提樹が覆っていた。

森の中にポツンとたたずむ仏像。周囲は静けさに満ちている。

クッタム・ポクナ

上記のサマーディ仏像のさらに東側、アヌラーダプラ全体としては北東部に位置するクッタム・ポクナは大きな沐浴場で、修行僧たちが利用していたものなのだそうです。

現在は水が張られているものの実際に浸かることはできませんが、その大きさは縦40m、横15mほどで、当時僧たちがどれほど多かったのかが伝わります。

沐浴場は2つが連なるように並んでいる。どちらもきれいに保存されている。

古代スリランカの治水技術を知ることのできる貴重な遺跡。

 

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