シンガポール植物園前にアクセスできる新地下鉄が2022年に開通
いつもより少しゆっくり起床。あわただしかったマレーシア-シンガポール旅行の最終日で、この日の深夜に飛行機でシンガポールを出発し、明朝成田空港に到着します。
荷物を宿においてシンガポール観光に向かいます。まず、早朝からオープンしている世界遺産、シンガポール植物園に向かいます。
シンガポール郊外にあるこの植物園は、総面積が50ヘクタールを超え、歩いて全体を観光すると3~4時間はかかると言われています。
以前は園の東側にしか地下鉄駅がなく不便でしたが、2022年の秋に園の西側、タングリンゲートのすぐ近くにNapier駅が開通し、さらに便利になりました。
シンガポール植物園公式サイト【英語】 より引用。東西からアクセスしやすくなった。
新地下鉄の情報を目にしたので、シンガポール市内から早速その地下鉄を利用しました。
トムソン-イーストコートライン。2022年11月に新区間が開通した。
Napier駅を出て北側に向かうと徒歩1分で植物園。
駅の目の前がタングリンゲート。アクセスがますます便利に。
シンガポール植物園
シンガポール唯一の世界遺産であるシンガポール植物園(ボタニックガーデン)は、実験植物園として150年ほど前に設立されました。園の大部分が入場無料であるため、観光客以外にも散歩やランニングにいそしむシンガポール住民がたくさん訪れています。
植物園ですが文化遺産としての登録で、ランの交配研究などの学術的意義の大きさや、デザイン性のある設計などが評価されています。
園の総面積が52ヘクタールととにかく広大で見どころが点在しているため、見学時間をしっかりと確保しておくとよいでしょう。2022年秋から、タングリンゲート側からのアクセスが可能になったため、より見学がしやすくなりました。今回はタングリンゲートから反対側のボタニックガーデン駅まで歩きました。
敷地が広いのであらかじめ見たいものを絞って見学すべき。
見どころのナショナル・オーキッド・ガーデンを目指して歩く。
レインフォレストの入り口。日本の植生とは異なる植物がみられる。
ランドマークの東屋は園の西側にある。
ナショナル・オーキッド・ガーデン
シンガポール植物園の中央部に位置するナショナル・オーキッド・ガーデンはその名の通り大きなラン園で、原種で700種類、交配種で2000種類を超える多彩なランが見られます。
広大な園の中でここだけ唯一入場にお金がかかり、近年一人15シンガポールドルに値上げされました。ラン園は野外部もさることながらミストハウスやクールハウスといった温室も複数あり、飽きることなく散策できます。
ナショナル・オーキッド・ガーデンの入り口。
温室内には所狭しと多彩なランが育てられていた。
朝早い時間帯なのもあり、観光客は少なかった。
ラン園の小高い丘の上にはバーキル・ハウスが建つ。
ラン園の中にもいくつか温室が点在している。
色とりどりのランに囲まれた空間は終始良いにおいが漂っていた。
ところどころ地面が濡れて滑りやすくなっていたので注意したい。
こちらの大きな温室は1階と2階にフロアが分かれていた。
緑のアーチ。時間がたつと徐々に観光客も増えだした。
オーキッド・ガーデン前の花で囲まれた時計は4国の時刻をそれぞれ示していた。
ラン園の見学を終えて、植物園を東に向かって歩いていくとビジターセンターとレストランがありました。ビジターセンターでは情報収集ができるほか、お土産売り場も併設されていました。
大自然に囲まれたカフェは開放感にあふれていましたが、値段設定はなかなか強気で断念しました。
大きなビジターセンター。園に関する情報収集ができる。
ビジターセンターには世界遺産登録の看板があった。
園内には多様な動物、昆虫が見られ、自然の豊かさを感じた。
東側に進むと大きな池があり、ヨガにいそしむ人もいた。
ブギ・ティマ・ゲート
ラン園の見学を除くと、ゆっくり歩いて西のタングリンゲートから東の端のブギ・ティマ・ゲートまで1時間半ほどで着きました。Napier駅が開通したことで、より見学がしやすくなったのではないかと思います。
東側の入り口、ブギ・ティマ・ゲート。
ブギ・ティマ・ゲートは地下鉄駅に直結している。
ラン園の滞在は全部で2時間半くらいでした。園を散策していたら小ぶりの雨に降られたのが少し残念でしたが、世界遺産見学としては楽しめました。
さて、この後はシンガポール滞在時間ギリギリまでシンガポールの観光地、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやマーライオン、シンガポール博物館などを駆け巡ります。
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