国境を越えてシンガポールへ。夜景とナイトサファリ。【マレーシア-シンガポール】Part8

国境を越えてシンガポールへ。夜景とナイトサファリ。

ラーキン・バスターミナル→マレーシア側イミグレ

バスは頻繁に運行しているので予約の必要は特にありません。値段もさほど変わらないので、行先に応じてバスを選ぶとよいでしょう。

15~20人くらいが一緒のバスに乗りましたが、まだまだ空席はあり、余裕で座れました。20分ほどでイミグレーションに到着します。

入国する車で渋滞ができていたのが印象的。

バスを降りたら渋滞を横目に進んで行きます。

マレーシアの出国審査へ。ここから先は撮影禁止。

シンガポールからマレーシアに入国する人の大行列がガラス越しに見えて尻込みしましたが、マレーシア出国はパスポートにスタンプを押すだけであっさり終わりました。

検温もワクチン接種証明の提出もなし。そのまま人の流れに合わせてバスフロアに降りていきます。

マレーシア側イミグレ→シンガポール側イミグレ(ウッドランズ)

マレーシア側の出国審査を終えた人はシンガポール側のイミグレに向けて、コーズウェイを渡るバスに乗ります。

乗ってきた同じナンバーのバスではなく、同バス会社のバスになります。初見だとわかりづらいのでチケットを係の人に見せて案内してもらいましょう。私は迷いました。

コーズウェイを渡るバスは満員で、立っている人も多くいました。ただ、乗っている時間は30分ほどだったので、座れなくても心配はいらないかもしれません。

満員だったのでコーズウェイの写真はこれだけ。どちら方面も大渋滞だった。

遠ざかっていくマレーシアの大地と、近づいていくシンガポールの島を、首を痛めるまで交互に見比べながら過ごします。

ほどなくしてシンガポール側のイミグレーション(ウッドランズ)に到着しました。

バスを降りて進むと、その先に入国審査を待つ人々の大行列が見えました。1つの列に4,50人はいると思われる行列、進みの遅い各列に辟易していると、1レーンだけやけに進みの早い列があることに気づきます。

列に並んで待つと、このレーンだけみるみる先に進み、隣のレーンの1/3ほどの超スピードで審査官が見える位置まで来ることができました。

シンガポール入国は指紋や顔写真を取られるほか、アプリの確認とワクチン接種証明書の提示が必要です。(2023年3月時点では撤廃)この関係で、他のレーンはアプリの確認などをしているようなのですが、このレーンの審査官はめんどくさがりなのか指紋と写真だけで通していたので40分ほどで通ることができました。

シンガポールイミグレ→シンガポール市内

荷物検査を経てまた次のバスに向かいます。ここ、ウッドランズはもうシンガポール。未知の土地に、気持ちが高ぶってきます。ウッドランズのイミグレからはシンガポール各地に向けてバスが運行していますが、今回は中心部のクイーンストリート・バスターミナルに向かいました。

バスが動き出すと街の風景や道路のきれいさがマレーシアとは異なっており、シンガポールに変わったことを実感します。14:30にジョホールバルを出た国境越えの旅ですが、17時前にシンガポール中心部のターミナルに着きました。

シンガポールの地下鉄はホームドア付きでキレイ。ちなみに地下鉄で飲食すると罰金になる。

物価が鬼高いシンガポールでは安い宿を見つけるのも一苦労なのですが、今回はチャイナタウン周辺に宿泊しました。17時半。本来ならばマラッカから大移動をしてきたので休むべきですが、この旅では明日帰国なのでそうもいきません。一息ついた後、チャイナタウンから観光に繰り出します。

シンガポール土産が安く買えるのでチャイナタウンはオススメ。

シンガポールの博物館に向かったのですが、閉館時間にぎりぎり間に合わず、断念しました。一度チャイナタウンで腹ごしらえをして、シンガポールのシンボル、マリーナベイサンズに行く計画を立てます。

ヌードルはやや辛く、フルーツジュースが身に染みた。

地下鉄を乗り継いでマリーナベイサンズ駅に出ると、きらびやかな装飾が目に留まり、高級ブティックがずらりと並ぶ、目が痛くなるような光景が飛び込んできました。

化粧品の良い香りが漂い、強い照明が地下を明るく照らしている。

マリーナベイサンズの3つの土台の中。一般客にも開放されている。

外に出ると対岸には高層ビル群が乱立しているのが見えた。

地下からマリーナベイ側の地上に出ると日が暮れて空が美しい青に染まり、シンガポールが夜景に衣替えをしている途中でした。マリーナベイサンズで毎晩行われる噴水ショー、スペクトラは20時開催。着いたのは19時過ぎでしたがすでに場所取りが始まっていました。

頭上には宙に浮かぶ船型のホテル、マリーナベイサンズが鎮座している。

目をよく凝らすと対岸にはライトアップされたマーライオンも見えた。

スペクトラ

マリーナベイで開催される無料の噴水ショー、スペクトラは毎晩20時と21時に開催されています。20時が近くなると水面に面したテラスの見やすい場所は人で埋まってしまうほど混雑していました。

今回は50分くらい前に着いたので、最前列の、しかも中央付近からその眺めを独占することができました。

噴水のスケールが大きく、水しぶきが肌にかかるほどの大迫力。

美しい音楽に合わせて噴射の角度も変わり、光が交差する。

ショーはシンガポールの歴史をもとにした物語になっているらしい。

背景の夜景ともマッチした壮大なショーは所要約15分。上演が終わると会場は拍手に包まれました。この日はシンガポール郊外のナイトサファリも予約していたので、Grabを呼んで移動します。

ナイトサファリ

シンガポールは郊外に3大動物園と呼ばれる巨大な動物園群があります。日中に運営しているシンガポール動物園やリバーサファリはそれぞれ熱帯地域に生息する動物を見学することができますが、今回訪れたナイトサファリは夜間にしか運営をしない、少し特殊な動物園です。

動物園はトラムと呼ばれる大型の車に乗りながら見学できるほか、暗い散策路を自分で歩いて散策することもできます。また、ショーなども定期的に開催している、見どころの多い動物園です。

公共交通手段での訪問が複雑で難しく、タクシーで訪れることをお勧めします。特に、帰りは深夜で交通手段も少ないので夜遅くなりすぎないように注意しましょう。

駐車場からナイトサファリの入り口まではかなり歩く。

ナイトサファリのゲート。メインの広場ですら結構暗い。

トラムは英語解説版が頻繁に運行しているが、日本語版も予約できるという。

トラムの写真。ナイトサファリはとにかく暗くて写真が撮りづらかった。

トラムは1周約45分。英語の解説はゆっくり、はっきりとした録音音声なのでリスニングが苦手な方でも比較的わかりやすい内容だと思いました。

左右どちらにも均等になるように動物が配置されているので、好きな側に座ればよいのですが、ライオンは右側でした。ただ、どの動物が見られるかは正直、運なところもあるので、座った席で楽しみましょう。

トラムは見どころの動物舎の近くで少し止まってくれるので、写真を撮ったりする時間もあります。

動物はとても近い場所に寄って来るので、ジャングルを探検している気分になる。

ライオンは見晴らしの良い場所に優雅に座っていた。

トラムで周遊した後は少しだけトレイルの方も歩いてみました。通路はとても暗く、狭いので子供とはぐれたりしないように特に気を付けるべきだと思いました。

ただ、静かな暗闇で生き生きと過ごす動物たちを見るのはとても新鮮で、迫力がありました。撮った写真が全部暗いためブログに乗せられる写真が1枚もないのですが、時間があれば歩いてみるのもおすすめです。

さて、夜遅くなりすぎる前にタクシーで宿まで帰ります。市内から車で40分ほどと距離があるので、楽しくて帰りが遅くなりすぎないように注意です。タクシーは頻繁に走っているようでしたが、夜は台数が減る可能性もあります。

中国人に列を抜かされそうになって焦りましたが、なんとかチャイナタウンに帰ってきました。良いホテルでしたが、やはりバスタブは無し。汗をかいた夜は湯船で疲れを癒したいですが、シャワーで我慢して横になります。

明日はこの旅行も最終日、シンガポール唯一の世界遺産、シンガポール植物園やマリーナベイサンズ、マーライオンパークなどシンガポールの見どころを弾丸で回り、帰国します。

 

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シンガポール植物園前にアクセスできる新地下鉄が2022年に開通【マレーシア-シンガポール】Part9

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マラッカ散策。国境の街ジョホールバルへ。【マレーシア-シンガポール】Part7

 

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