世界遺産大峯の龍泉寺と吉野山散策
龍泉寺
奈良吉野の大峯山のふもとに位置する龍泉寺は、その名の通り湧き上がる泉”龍の口”をもとにして建てられた寺院です。
紀伊山地の霊場と参詣道に指定されている大峯に位置していますが、世界遺産ではありません。
関西では有名な紅葉の名所であり、秋のシーズンは大変に混雑します。駐車場、入場料ともにオフシーズンは無料です。
奈良市内からのアクセスも良好で観光客も多いです。
無料の大きな駐車場が隣接しており、とても便利です。
龍泉寺の本堂。小さなお寺なので見学時間は20分もあれば十分でしょう。
龍泉寺の名前の由来ともなった”龍の口”と名の付く泉が裏手にあります。
近くには洞川温泉という温泉もあります。バイクは駐輪無料でした。
龍泉寺を見学して洞川温泉で日々の疲れをいやした後は吉野に向けて出発します。紀伊山地の霊場と参詣道、最後の構成資産があるエリアです。
相変わらず降ったりやんだりのつかみどころのない天気でしたが、吉野に着くころようやく雨が上がり曇り空になりました。
大峯から1時間ほどのツーリングで吉野山入り口に着きました。
ケーブルカー乗り場。古い町並みが見えてきました。
金峯山寺の大門と本宮。遠くからでも大きく見えます。
金峯山寺
吉野山金峰山は古く飛鳥時代から修験道の霊場として知られてきました。金峰山とそこに栄えた景観が一帯となり日本で初めて文化的景観も認められています。
金峯山寺は吉野山の中心となる寺院で、平安時代から多くの修験者が訪れました。
付近には公共の駐車場がないため、民間の駐車場の利用が必須です。また、ケーブルカー乗り場から金峯山寺までは少し距離があります。
金峯山寺の遠景。吉野山参詣の中心となる場所です。
近くで見ると巨大で、歴史を感じさせる建物です。内部は撮影禁止。
仁王門は修復中のため通行禁止となっていました。
銅の鳥居
金峯山寺の入り口に至るまでに設けられた、悟りに至るまでの4つの鳥居のうちの一つにあたるのがこの銅の鳥居です。金峯山寺仁王門の手前側200mほどにあり、ケーブルカー乗り場からの通り道にあります。
銅の鳥居。現存するのは室町時代に建てられたものです。
世界遺産かつ重要文化財に指定されています。
吉水神社
吉水神社は金峯山寺南に位置する吉野山の僧房で、源義経が隠居に利用したほか、南北朝時代に後醍醐天皇が皇居として利用したという歴史があります。
また、のちの時代には豊臣秀吉がこの地で盛大な花見を開いたとされている、古くから偉人に愛された神社でもあります。
吉水神社はもともとは吉野山修験者の僧房としての役割がありました。
見学時間はおよそ20分ほど。後醍醐天皇玉座などがあります。
秀吉が花見を行った庭園は名勝に指定されています。
後醍醐天皇玉座。歴史を感じさせる場所です。
庭園からは金峯山寺が見えます。吉野山は秀吉も愛した桜の名所です。
さて、吉野山の見学後は次なる世界遺産、奈良に向けて出発します。途中京和奈自動車道等をはさみつつ北上します。
途中でまた大雨に降られたりもしましたが、高野山から吉野山までの山道と異なり平坦な市街地であるため走りやすく感じました。
ややラッシュに巻き込まれたものの、想定していた2時間ほどで奈良の宿に着きました。法隆寺に近く、大阪にも抜けやすいエリアに宿泊できたため二連泊し、次の日は法隆寺と奈良市内の世界遺産を巡ります。
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少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。
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