ドンホイ観光とドンホイからニンビンへの寝台列車移動 【ベトナム】旅行記3日目後編

ドンホイ観光とドンホイからニンビンへの寝台列車移動

フォンニャケバン国立公園の見学後は次なる目的地、ニンビンに向けて北上します。

ベトナム中部からベトナム北部にかけての大移動になるので、電車移動も8時間かかります

日中の移動も可能ですが、時間を有効に活用したかったので今回は寝台列車を利用することにしました。

ホーチミン方面からハノイ方面に向けて運行している列車を使用します。本数はそれほど多くなく、午後以降で寝台列車として利用できる列車

19時半ドンホイ発→翌朝3時半ニンビン着

深夜1時ドンホイ発→9時ニンビン着

の2便のみ。

どちらを利用しても明日の朝にはニンビンに着いていることになります。どちらでも良かったのですが、このままドンホイにいてもすることがないので19時半発の列車のチケットを取りました。正確な値段は忘れてしまったのですが、60万ドン(=3000円)くらいだった気がします。

フォンニャケバンの観光を終えてもまだ13時。ドンホイ駅で列車の切符を購入した。

ドンホイ19時40分発。ニンビンには3時17分頃到着予定。

駅前の店で昼食を済ませた後は19時まで暇になりました。せっかくなのでガイドブックにも載らないようなベトナムの小さな街、ドンホイを観光します。

駅周辺には何もないので線路を越えて市内まで歩いて移動します。

長距離移動には便利だが、電車の本数自体はそれほど多くはない。

ドンホイ市内に出ると店も増え、割と栄えている。

大きな橋を越えた先は開発中のビーチリゾートがある。

駅周辺で地元の人に聞いたところによると、駅から約5kmほど離れた場所に綺麗なビーチリゾートがあるとのことだったので、そちらを目指しながら歩きました。

バイクを呼んであげるよと打診されましたが、幸いなことに時間はたっぷりあるのでゆっくり歩いてみることにします。

炎天下の中、およそ1時間ほど歩きました。日本では真冬の季節ですがベトナムは28度を超す暑さです。

ようやく着いたバオニン・ビーチ。駅から遠かった。

想像していたよりもちゃんとビーチなので一安心。

綺麗なビーチなのですが街中心部から離れており、来るのが大変だからなのか他に誰も人がいませんでした。

ときおり地元の子供達や観光客らしき老夫婦が遊びに来ましたが、その他に人の気配は無し。

一人優雅にバカンス気分を楽しみながら列車の時間までここで時間をつぶすことにしました。

海が見える場所には建設中と思われる高級ホテルが見える。

ビーチの周辺には屋台らしき名残があるが誰もいない。

ざっと見た感じ、このホテルで工事をしている様子もないし売店も長いこと放棄されたような感じだったのでこの場所はあまり使われていないのかもしれません。

対岸にニャットルビーチというリゾート地があり、そちらの方が繁盛している様子でした。

ただ、一人でのどかに過ごすにはこちらの方が良かったです。

いい休養がとれたので日が暮れる前に駅の方に戻ります。

市内中心部のドンホイのスーパーマーケット。

広場ではテントを広げていろいろな物が売られていた。

のんびりしているとあっという間に時間は過ぎ去り、日も暮れてきました。

ドンホイ駅で列車の時間を待つ。発車時刻が近づくと続々人が集まってきた。

ホームの中にもたくさん売店があり、列車が止まった時に食べ物を買う人もいた。

時間になると長距離列車が入線してきた。

ベトナムの列車は前から後ろまで非常に長い編成となっていて、前の方が寝台座席、後ろの方が普通の座席の車両が連結しています。

ホーチミンからハノイまでこの電車を利用すると30時間を超す大移動なので1日以上列車の中で過ごす計算になります。

入口でチケットを確認して乗り込みます。

車内はこんな感じでコンパートメントに分かれている。

寝台車両の部屋はこんな感じ。想像していたよりも全然綺麗。

コンパートメントは4人部屋となっており、部屋もベッドも清潔でした。運がいいことにこの日は他に人もおらず、一人でこの部屋を独占できたので好きなベッドで好きな格好で寝ることができました。

空いていたのかこの日は見た感じ他の部屋も夫婦2人だけ、など知り合いだけで部屋を使用できる感じになっていました。

コンセントも一人ひとつあるし、テーブルやライトも付いています。

こんな感じで綺麗な洗面台やトイレも車両毎にある。

車内も清潔だし至れり尽くせりだったのですが、シャワーはトイレとのユニットタイプらしくこれだけは利用する気になれませんでした。

車内を探検しているうちに列車はドンホイ駅を出発しました。駅を出ると車窓は真っ暗で、街灯などの光しか見えません。

列車はゆっくりと音を立てながら北上していきます。気になる寝心地ですが、正直あまり良くはありません。

列車なので細かな揺れはあるし、車内特有の走行音などもあります。ただ、体を横にして休めるのは非常にありがたくもあります。

途中で何駅か停車するのがなんとなくわかりました。

ドンホイを出てまだ夜の20時とかなのでなかなか寝付けなかったのですが、無理矢理目を閉じて横になっていました。

・・・

しばらくすると車掌がもうすぐニンビンに着くからと起こしに来てくれました。朝の3時。どうやら知らず知らずのうちに寝ていたようです。

微妙に霧がかっているニンビンの街。

朝の3時30分。時間よりやや遅れてニンビンの駅に到着した。

ニンビンの駅ではざっと見た感じ15人くらいの人が降りたように思います。迎えに来た人と合流してホテルに向かう人やタクシーで家に帰る人、歩いて去る地元の人など方々に散っていきました。

自分はホテルを予約していたわけでもなく、特に予定も決めていなかったので夜が明けるまで駅でとどまることにしました。

列車が行ってしまうと駅員も帰宅し、そして誰もいなくなった。

横になれるベンチもあったので7時くらいまで駅で野宿して過ごすことにします。建物の中とはいえ夜はやや冷え込みましたが寝られないほどの寒さでは無かったです。

夜が明けたらニンビン郊外にある世界遺産、胡朝の城塞を目指します。

 

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