ドンホイから個人でフォンニャ=ケバンに行く
ベトナム世界遺産制覇の旅3日目はベトナム中部の街、ドンホイからです。
ドンホイはガイドブックにも載らないような小さな街ですが、カルスト台地が形成する鍾乳洞が見どころの世界遺産、フォンニャ=ケバン国立公園があります。
フエからツアーを利用するのが簡単ですが、個人でドンホイからアクセスすることもできます。
今回はホテルで相談し、バイクをチャーターして行くことにしました。ドンホイからフォンニャケバンまではバイクで片道1時間半ほど、フォンニャケバンの見学は2時間ほどなので、計5時間のチャーターで、25万ドン(=1250円ほど)でした。
朝の7時半にホテル集合で出発。ベトナムの朝は早い。
ドンホイからバイクに乗ること1時間半。カルスト地形が見えてきた。
岩肌にフォンニャケバンの文字が書かれた看板が見えてきた。
フォンニャケバン国立公園はベトナムでも有名な観光地らしく、この周辺にはたくさんのホテルやレストランが営業していました。ここで1泊するのも良さそうです。
大きな駐車場に着いた。ここでドライバーとはしばしのお別れ。
フォンニャケバンのチケット売り場。朝なのでまだ空いている。
フォンニャケバン国立公園はフォンニャ洞窟とティエンソン洞窟という2種類の洞窟があり、フォンニャ洞窟は船で洞窟内を見学、ティエンソン洞窟は山を登った先にあります。フォンニャ洞窟は雨期である9月~11月は水位が増すため内部の見学ができなくなることもあります。
2つの洞窟はこのチケット売り場からボートで上流まで登った先の洞窟を見学します。このボートは約12人ほど乗れるようになっており、1隻毎に料金がかかる仕組みになっています。
だいたいは近くの人とシェアをしながら巡ることになると思います。チケット売り場に着いたのがまだ朝9時と早かったので誰もいなかったのですが、しばらくすると学生らしき元気なベトナム人5人組が現れたので、一緒に向かうことにしました。
ボート乗り場付近も、水が綺麗で美しい。
ボートはこんな感じの大きさでエンジンが着いている。
ひたすらボートで川の上流へ向かう。30分くらいかかった印象。
しばらく進むと山肌に大きな洞窟、フォンニャ洞窟が見えてきた。
なんと船のまま洞窟に進入して見学する。
学生達ともいい感じに打ち解けていたので、洞くつに入るあたりからはとても盛り上がりました。
雨期だと水位が上がり、ここから先に進むことができないので乾期の時期に訪れることを強くおすすめします。
朝まだ早かったのもあり、他の船がほとんど出ていなかったのも良かったです。
洞窟内ではエンジンを切って進むので、静かな水の音だけが流れている。
洞窟内はとても広く、ボートに乗ったまま鍾乳洞を見学していく。
ディズニーランドもびっくりの大自然のアトラクション。
洞窟内部はとても広く、奥まで続いている。
ボートは奥のある地点まで到達すると引き返し、入口付近まで戻ってきます。その後洞窟の途中で降ろされるので、歩いてフォンニャ洞窟内を見学し、外まで戻ってきます。
ここから先は歩いて洞窟内を見学する。
鍾乳洞は近くで見るとスケールの大きさや美しさに驚かされる。
洞窟内はジメジメしているのでリバーフライヤー株式会社さまにいただいたセキュリティポーチ、セキュリポを使用しました。
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洞窟内をしばらく進むと船で通った入口が見えてきた。
雨期の時はここで停泊してフォンニャ洞窟は徒歩観光のみになるのだとか。
船が続々と入っていったので、日中は洞窟内も混雑するだろう。
さて、フォンニャ洞窟の見学を終えた後はティエンソン洞窟の見学に移ります。ティエンソン洞窟はかなりの山登りになっており、なかなかきついです。
フォンニャ洞窟の出口付近にはお土産売り場があるので、水分を持っていなければ補給しておくと良いでしょう。
この看板に沿って船着き場ではなく、洞窟方面に向かう。
ティエンソン洞窟への入口。ここでチケットを確認されます。
ここから先はひたすら階段が続きます。
まだまだ階段が続く。段差も急なので息切れする。
さらに階段。一緒にいた学生達の女性陣はたまらず引き返していった。
船がある川が下の方に見えるので、大分登ってきたことが分かる。
息を切らして登り切ったところで、大きな洞窟の口が見えてきた。
幻想的な雰囲気の鍾乳洞が奥深くまで続いている。
登ってくるのが大変すぎて観光客は全く見かけなかった。
水辺のフォンニャ洞窟とはまた異なる印象を受ける。
ティエンソンの鍾乳洞はかなりの奥行きがあり、美しい。
ティエンソン洞窟の最深部。広くて迫力がある。
フォンニャケバン国立公園の2つの洞窟はどちらも魅力的でとても楽しめました。この後は来た道を引き返して船着き場に戻ります。
だんだんと人が増えてきて売店も賑わい始めた。
船着き場付近にはレストランやトイレなどもある。
先ほどの船に乗って川を下り、チケット売り場まで戻っていく。
約2時間の見学を終えてチケット売り場に戻ってきた。
ここで船頭さんや同船した学生達ともお別れです。彼らはどうやらこの周辺に泊まっていたみたいです。バイクのドライバーと合流してドンホイに向けて帰ります。
戻ってきた11時頃にはチケット売り場に行列ができていた。
フォンニャケバン国立公園ともお別れ。1時間半かけてドンホイに戻る。
12時半頃、長旅を終えてドンホイ駅に戻ってきた。
この次はハノイ周辺の街、世界遺産が2つあるニンビンに向けて移動します。ドンホイからニンビンへは電車で約8時間かかります。
日中に移動しても良いのですが、せっかくなのでベトナム国鉄の寝台列車を利用します。
ドンホイ発19時半~ニンビン着翌朝3時半の便と、ドンホイ発深夜1時~ニンビン着9時の便がありましたが、前者の便のチケットを取りました。
深夜1時まで約半日ドンホイで何もしないのが少し苦痛に感じたためです。とはいえ19時半まで何もすることがないのでドンホイを散策しながら時間をつぶします。
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