アビラ旧市街と市壁外の教会群 【スペイン】 日帰り難易度と行き方

アビラ旧市街と市壁外の教会群の行き方

日帰り難易度★★☆☆☆

アビラはマドリッドの北部、カスティーリャ・イ・レオンに属しています。頑丈な城壁に囲まれた旧市街が世界遺産に登録されています。アビラはスペインの中でも最も標高の高い県都であり、気温が一年を通して低いです。

見どころは城壁内部の旧市街に集中していますが、町はずれのクアトロポステスからはアビラ旧市街の全景を見ることができます。

アビラの行き方

アビラは鉄道の場合、マドリッドから市街近郊線C-3またはC-8で2時間で行くことができます。ただし、アビラに向かう列車の本数は1時間に1本程度と少ないです。

また、1時間ほど乗車すると、途中駅エル・エスコリアル駅にも停車します。こちらも世界遺産登録されているため、セットで訪れることをお勧めします。

マドリッドからバスの場合、南バスターミナルから同2時間弱で到着します。バスターミナルは鉄道駅と隣接しています。

本数は少ないですがアビラとセゴビアを結ぶ便も運行しています。うまく利用すると、マドリッド近郊の世界遺産を効率よく回ることができます。

アビラ駅から城壁のある旧市街までは平坦な道を20分ほど歩きます。

アビラ駅はのどかな駅である。マドリッドからは少し距離がある。

アビラ駅。マドリッドへ戻る便も1時間に1本しかないので計画を練っておくとよい。

アビラ駅周辺には何もない。飲食店などがあるのは旧市街など街の中心部である。

駅前の大通りをまっすぐ進んでいく。意外と距離があるのでタクシーを使ってもよい。

20分ほど歩くと大きな城壁とカテドラルの後ろが見えてくる。この中が旧市街である。

アビラ旧市街と城壁外の教会群

アビラは中世スペインにおいて、イスラム勢力とキリスト勢力の激しい戦闘、レコンキスタの舞台となり、堅牢な要塞が建設されました。

町を囲む立派な城壁は、上を歩くこともできます。また、カテドラルも城壁と隣接し、防衛体制の一部となっています。アビラには、防衛時に兵力が少なく女子供しか残っていなかった際、鉄鍋などをたたいて音をかき鳴らし、あたかもたくさんの兵士がいるかのように装うことで敵を追い払ったという逸話もあります。

この地は聖テレサの出生の地でもあり、冬でも靴下をはかず裸足であったなど、教会には数々の逸話が受け継がれています。

カテドラル

アビラの中心部で一番目立つ大きな建物がアビラのカテドラル(大聖堂)です。防衛拠点でもあったためその外装は丈夫なつくりをしています。

また、内装には赤い斑点のある砂岩が使われており、全体がカラフルで美しく彩られています。博物館が併設されており、数々の美術品が展示されています。

アビラのカテドラルの正面入り口。旧市街でも一番大きく目立つ建物である。

太い柱と広い空間はゴシック様式の特徴を思わせる。

美しいのはその内装である。赤い斑点の柄の模様がカテドラルを美しく彩っている。

多用されるアーチはロマネスク様式の名残である。博物館が併設されている。

聖歌隊席付近。規模は決して大きくはないが、内装は華やかさに満ちている。

内陣にはキリストの生涯を描いた宗教画が飾られており、迫力がある。

回廊部分は博物館となっており様々な展示品がある。内部は撮影禁止である。

サンタ・テレサ修道院

アビラ地方の出身であるテレサ・デ・ヘススは、キリスト教において聖テレサとも呼ばれ、カルメル修道会の改革を行った偉大な人物です。その聖テレサが生まれた家の跡地に建てられたのがこのサンタ・テレサ修道院です。

カテドラルから10分ほど坂道を下った先、旧市街の南側に位置しています。バロック様式のおしゃれなファサードが有名です。

シエスタの時間が長く、13:30~15:30まで入場ができない点には注意しておきましょう。

おしゃれなバロック様式の外観の修道院。小さな礼拝堂がある。

城壁

アビラの旧市街は、中世の時代に造られた城壁に囲まれています。この城壁の上は整備されており、天気が良ければ歩いて散策することができます。

散策路は東西に長く広がっていますが、カテドラル側(東側)が高く、クアトロポステス側(西側)が低くなっています。東側から歩き始めると下り坂が多いので楽に感じるでしょう。

帰りは7番の市バスを使うと戻れます。

町全体が頑丈なつくりの城壁に囲まれている。激戦地であったことがうかがえる。

城壁のうち街の北側部分は整備されており、その上を歩くことができる。

城壁の遊歩道は東西に長く広がっている。足元は平らで歩きやすい。

意外と傾斜があるのがきつく感じる。車いすで散策する人も見かけた。

高原のさわやかな風が吹き抜けて気持ちいい。東側から入って西側に出ると下り坂なのでおすすめ。

ひときわ目立つ門。城壁には9つの門が設置されている。

城壁からは旧市街が見える。聖テレサの出生地アビラには教会もたくさんある。

旧市街を見渡すことができる。城壁では日本語のオーディオガイドを借りて説明を聞くことができる。

城壁の一部は防衛拠点であるカテドラルとつながっている。観光客は先に進むことはできない。

クアトロ・ポステス

アビラの町の西側郊外の高台にある4本の柱はクアトロ・ポステスと呼ばれています。小高い丘は展望台のようになっており、多くの観光客はここを訪れてアビラの全景を眺めます。

城壁の西側出口からは歩いて20分弱なので、時間に余裕があれば訪れてみるのもよいでしょう。市バスの7番が平日のみ近くまで運行しています。

アビラの城壁の西側出口から外に出て橋を渡っていく道を進む。

軽い上り坂を進んでいくと小高い丘の上にクアトロ・ポステスが見える。

4本の柱と中央の十字架が目印。多くの観光客が訪れる人気のスポットである。

クアトロ・ポステスからはアビラ旧市街の全景を眺めることができる。

アビラ旧市街。堅牢な城壁に囲まれた要塞であったことがよく見て取れる。

 

次の世界遺産へ

マドリードのエル・エスコリアルの修道院と王室用地 【スペイン】 日帰り難易度と行き方 / No.46

前の世界遺産へ

セゴビア旧市街と水道橋 【スペイン】 日帰り難易度と行き方 / No.44

本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です