グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン 【スペイン】 行き方と難易度

グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシンの行き方

日帰り難易度★☆☆☆☆

グラナダはスペインの南部アンダルシア地方にあります。スペインはかつてほぼ全域を支配したイスラム王朝がキリスト教勢力によって南にどんどんと追いやられ、やがてイベリア半島から消滅しました。

この運動をレコンキスタと呼び、グラナダはそのイスラム最後の王朝ナスル朝が滅亡した地でもあります。豪勢を極めたイスラム様式の宮殿や高台にそびえ立つ要塞、そして王家の離宮でも会ったへネラリフェと城下のアルバイシン地区が世界遺産として指定されています。

マドリッドからは新幹線で3~4時間程度です。またアルヘシラスから入国した場合も、鉄道で3時間程度でグラナダに出ることができます。現在鉄道駅は工事中のため、途中駅でバスへの乗り換えを強いられる可能性があります。

アルハンブラ宮殿の行き方

アルハンブラ宮殿はグラナダの町の西の高台にあります。市街からアルハンブラバスのC3を使うと便利ですが、ゴメレス坂を歩いて30分ほどで行くこともできます。

アルハンブラ宮殿内部はとても広く、歩くので行きはバスを使うと良いでしょう。離宮であるへネラリフェの方は日陰がなく、日中はかなり暑くなります。夏場は早朝や夕方以降を狙うのがおすすめです。夏休みなどのシーズン中や週末の土日は大変混雑するため、予約が必須です。

筆者が訪れた4月下旬の日曜日は予約でいっぱいになり、当日券は販売していませんでした。予約はこちらのサイトからできます。https://tickets.alhambra-patronato.es/en/ (英語)2018年7月現在一般チケット(General Ticket)は14ユーロです。

歩いて向かう場合は町の南にあるゴレメス坂を登ってザクロの門を目指す。

この2本の道は最終的に合流するが、左の道を進むと行く途中で裁きの門を見学できる。

森の中を登っていくが、道は整備されているので歩きやすい。

バスで来た場合、バス停を降りた後は少し坂を登ってゲートに向かう。

大きなゲートが入り口。Eチケットを準備して右手側から入る。オーディオガイドもここで借りる。

宮殿だけは入場時間が決められている。その時間に合わせて見学プランを立てておく。

宮殿には要塞として機能していた当時の遺構が残っている。

道に沿って奥まで進むと10分ほどで広場にでる。

広場に残る戦闘の跡はナスル王朝の滅亡を思わせる。

ナスル朝宮殿

アルハンブラ宮殿の中でも、特に保存状態が良く人気が高いのがこの宮殿。時間指定制で、過ぎてしまうと入れないので時間には余裕を持っておきましょう。15分前くらいには行列ができはじめているという印象です。

ナスル朝宮殿に入る場合には、見学時間が来たら行列ができるので並ぼう。

ナスル朝宮殿への入り口。音声ガイドを借りておくと、内部の建物の説明を聞くことができる。

宮殿内はイスラム様式で、中庭を取り入れた部屋が散見されるメスアールの間。

宮殿の中心部、コマレス宮。水を使用した綺麗な中庭が広がっている。

獅子の噴水があるテラス、ライオン宮。12頭のライオンが支えている噴水が中央に位置する。

柱の模様や構造に、イスラム様式の建築技術がふんだんに使われている。

二姉妹の間に続く扉の壁。細部まで丁寧に装飾されているのがわかる。

二姉妹の間の天井は宇宙観を意識した模様となっている。

中庭に続くバルコニー。開放感があり、とても涼しい。

眼下にはアルバイシン地区が広がっているのが見える。

パルタル庭園

ナスル朝宮殿の見学を終えると、手入れの行き届いた綺麗な庭園広場に出ます。ここがパルタル庭園で、アルハンブラ宮殿が栄えていた当時、住宅やモスクが立ち並び、生活の場として使用されていました。

ナスル朝宮殿の見学を終えた人々はこの広場に出る。ここから右へ進めばアルカサバやカルロス5世宮殿へ、左へ進めばヘネラリフェへ行くことができる。

ひときわ目立つ建物は貴婦人の塔と呼ばれ、現在は展望スペースになっている。アルバイシン地区を一望することができる。

パルタル庭園。水路が庭中に張り巡らされて、水が行き届いている。

アルカサバ

アルカサバは、ナスル朝宮殿への入り口を左手に進んだ場所にあります。ここは防衛拠点としての役割を備えていたアルハンブラの要塞部分に当たります。先端に突き出たこの要塞の歴史は古く、最も古い遺構はローマ時代にさかのぼるといいます。階段が多く歩きづらいですが、ここの塔に登るとグラナダの町を見ることができます。

アルカサバの入り口。当時難攻不落の要塞と呼ばれたゆえんがよくわかる。

アルカサバからはナスル朝宮殿の入り口が見える。

重厚な造りの城壁がそびえている。見張り台がいくつもある。

兵士の待機所であったといわれている遺構。土台が残っている。

突き出た見張り台の一つ。レコンキスタによる軍勢に囲まれてグラナダは陥落した。

見張り台からはグラナダの町を一望できる。白い住宅街はアルバイシン地区で、こちらも世界遺産。

見晴らしの良い丘の上に強固な要塞が築かれているのがわかる。

最も高い塔からの眺め。中央にひときわ大きいカテドラルが見える。

宮殿内には猫の姿が見られた。猫をかわいがるのはイスラム文化の名残だろうか。

カルロス5世宮殿

レコンキスタによってグラナダが陥落した後、この地はカルロス5世によって改築されました。カルロス5世は他にコルドバのメスキータ等も改築しています。他の建築物と比べると綺麗で新しい印象があります。内部は博物館になっており、出土品や当時の人々の暮らしぶりを見学することができます。

ナスル朝宮殿の横に位置する大きな建物がカルロス5世宮殿である。

円形の闘技場のような形をしており、ルネサンス様式を採用している。

他の建物と比べると比較的新しい印象を受ける。

ヘネラリフェ

アルハンブラ宮殿の対岸に位置する別荘です。イスラム様式の小さな住居ですが、手入れされた広大な庭園と、水の流れを取り入れた噴水と池のある中庭が有名です。日陰が少ないため、夏場や日差しのある昼間はとても暑くなります。観光しやすいのは日差しが登る前の朝方か、日が暮れてくる夕方以降です。

アルハンブラからはいったん離れ、広大な庭園の中を進んでいく。

対岸にはアルハンブラのナスル朝宮殿などが見える。

最奥にある小さな建物が夏の離宮と呼ばれるヘネラリフェ。

小さな入り口でチケットの提示を求められる。ヘネラリフェも含まれているパスを買っておく。

入り口をくぐると、イスラム様式の小さな中庭がある。

見学時間の指定などはなく、建物は小さいので混んでいる。

ヘネラリフェの中央にあるアセキアの中庭。噴水と花壇の対比が美しい。

水路を張り巡らせた中庭の造形は、別名「水の宮殿」との呼び名もある。

上から見たアセキアの中庭。奥にはアルハンブラ宮殿も見えている。

室内部分は狭くて小さいが、イスラム様式の細かな装飾が施されている。

階段の手すりにも水が流れる造りになっていて涼しげである。

裁きの門

アルハンブラ宮殿の立つ丘の下に位置する大きな門が裁きの門です。チケット売り場やバス停のある広場からは離れた位置にあるため、入り口からは少し歩く必要があります。もともとはこの大きな門が正門として機能していたようで、豪華な装飾が施されています。

チケット売り場からアルハンブラ宮殿に沿ってヘネラリフェ通りを下っていく。

10分ほど下ると正面に大きなイスラム調の門が見えてくる。

当時正門として機能していたとされる裁きの門。その大きさは要塞にふさわしい。

アルバイシン地区

スペインのイスラム王朝時代に発展した町並みが世界遺産に登録されています。白い壁の家々と古い町並みが特徴で丘の上の展望台からはアルハンブラ宮殿を眺めることができます。町の広範囲が登録されており、旧市街からは歩いてすぐ登録範囲内に入ることができます。アルハンブラ宮殿の眺望が楽しめるサン・ニコラス展望台へはアルハンブラバスのC1を使用します。

旧市街のメインストリートにはお土産屋が建ち並んでいる。

石畳と白い壁の家が特徴のアルバイシン地区。午後にはお茶を飲んでくつろぐ人が多い。

町中からは高台にあるアルハンブラ宮殿が見える。

サン・ニコラス展望台は観光客が多く、大道芸人や露天商人で賑わっている。

展望台からはアルハンブラ宮殿を眺めることができる。夜間はライトアップも行われる。

展望台ではたくさんの人が写真を撮っていた。

 

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