世界遺産検定準1級 過去問 予想問題 一問一答 Part.9 【東ヨーロッパ①】
2024年に新設された2級と1級の中間にあたる”準一級”。さらに同2024年には1級のテキストが3冊に増え、分量がますます膨大になりました。このことから、1級は大幅な難化が予想されます。
一方で、2級から1級への橋渡しに当たる準一級は700世界遺産からの出題となります。今年新設されたため過去問がまだありませんが、旧1級と同じような傾向で、700遺産に絞ったものが出題されると考えています。
そこで、この記事では筆者が集めた世界遺産検定過去問記事から2010年-2017年の過去の1級試験を参考に出題傾向を分析し、700世界遺産に該当するもののみをピックアップして一問一答形式で自作しました。
4択問題を無理やり一問一答形式にしたことで、出題がやや不自然になった問題もありますが受験勉強にお役立てください。
1.ロシアの世界遺産アルタイ・ゴールデン・マウンテンは( )など絶滅の危機に瀕する生物の重要な生息地である。
ユキヒョウ
2.モスクワ北東部にあるウラジーミルには、石灰石を積んで築かれ、イコン「ウラジーミルの聖母」が所蔵されていた( )聖堂がある。
ウスペンスキー
3.ロシアの世界遺産ウランゲリ島保護区の自然生態系では、島の周辺にタイヘイヨウセイウチ、( )が世界一の密度で生息している。
ホッキョクグマ
4.ロシアの世界遺産( )湖と白海の岩絵群の( )湖の岩絵は、鳥、動物、半人半獣、太陽や月のシンボルと思われる幾何学的な模様が多数描かれている。 2か所の空所には同じ語が入ります
オネガ
5.ロシアの世界遺産ボルガルの歴史的考古学的遺跡は( )文明が栄えた7~15世紀初期に築かれた。
ヴォルガ・ボルガル
6.現在のカザン・クレムリンには、カザン・ハン国の王宮のあった場所にロシア人が建てた城塞があり、ほかに( )塔やキリスト教の建物などがある。
シュユンベキ
7.ロシアの世界遺産コミの原生林は年間を地中温度が氷点下であり、永久凍土に覆われた( )地帯と、針葉樹林帯のタイガで構成されている。
ツンドラ
8.ロマノフ朝の( )は1697年3月から18か月の間ヨーヨッパ各地を歴訪し、帰国後ロシアの西欧化を推進した。また、1703年にはサンクト・ペテルブルグ発祥の地といわれるペトパヴロフスク要塞を築いた。
ピヨートル大帝
9.サンクト・ペテルブルグで暮らした文豪ドウストエフスキーは、カラマーゾフの兄弟や( )を書いた。
罪と罰
10.ロシアの世界遺産シホテ・アリニ山脈中央部には、絶滅が危惧される( )やシマフクロウが生息している。
アムールトラ
11.ロシアの世界遺産西カフカス山脈は、すでに野生絶滅した( )の亜種の起源とされる場所である。
ヨーロッパバイソン
12.バイカル湖はニュートリノの検出に適しているので、北半球最大のニュートリノ( )が設置されている。
望遠鏡
13.1917年の( )で権力を握ったソビエトは1918年に首都をモスクワとし、クレムリンに最高指導者が住んだ。
ロシア革命
14.ロシアの世界遺産レナ石柱自然公園の石柱は、( )紀の化石遺産である。
カンブリア
15.ロシアの世界遺産キージ島の木造教会と集落の構成資産で代表的なのは、ロシア正教の十字架を頂く葱坊主形ドームが22も配されている( )教会である。
プレオブラジェンスカヤ
16.エストニアのタリンの歴史は13世紀( )修道会が城を築いたことが始まりである。
ドイツ騎士
17.世界遺産ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)の保有国は?
リトアニア
18.ポーランドとベラルーシにまたがるヨーロッパ最大の森林地帯である世界遺産は?
ビャウォヴィエジャ森林保護区
19.ベラルーシ中部に立つミール城は、15世紀末に( )家が創建したときはゴシック建築だったが、後にルネサンス様式、バロック様式が加えられた。
イリイニチ
20.ウクライナのオデーサをロシア・トルコ戦争が1792年に終わった後、1794年に不凍港を建設するために築いた人物は?
エカチェリーナ2世
21.ウクライナのキーウにある聖ソフィア聖堂内部のアプシスの( )と呼ばれる聖母マリアのモザイクはガラス石300万個以上で描かれている。
オランス(祈り)
22.世界遺産シュトールヴェの測地弧は、天文学者( )が、史上初めて1つの経線を長距離にわたって測量した地点である。
フリードリッヒ・フォン・シュトルーヴェ
23.クリミア半島の南端にあり、紀元前5世紀に築かれた古代ギリシャの植民市で、数百のチョーラに分けられた農地があったのは?
ケルソネソス
24.ウクライナ西部のリヴィウは、14世紀以降ポーランド領だったが、1772年の( )によってオーストリア帝国領になった。その後、ポーランド領、ウクライナなどの変遷がある。
ポーランド分割
25.アウシュビッツがあったポーランドの街は?
オシフィエンチム
26.ポーランドのヴィエリチカ岩塩抗に12世紀末に城塞を築きその採掘権を独占したポーランド王は?
カジミエシュ2世
27.ポーランドの世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホールを設計したドイツ人建築家は?
マックス・ベルク
28.クラクフにあるポーランド最古の美術館チャルトリスキ美術館に所蔵されているレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は?
白豹を抱く貴婦人
29.ポーランドの世界遺産ヤヴォルとフィドニツァの平和教会は木造の教会であるが、これは( )にならないように頑丈な石製にすることを禁じられていたからである。
砦
30.ワルシャワは第二次世界大戦で85%が灰燼と化したが、戦後再び独立したポーランドは、古い図面や写真、( )が描いた風景画を参考に昔の街並みを復元した。
ベルナルド・ベロット
31.スロバキアとハンガリーの世界遺産アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群の構成資産である、全長25kmの( )には、高さ25mにおよぶ世界最大の石筍がある。
バラドゥラ・ドミツァ洞窟
32.スロバキアの世界遺産ヴルコリニェツの伝統的集落の起源は10~12世紀といわれ、( )狩りの漁師が住む村だった。
オオカミ
33.スロバキアの世界遺産レヴォチャ、スピシュ城と関連する文化的建造物群のスピシュ城は現在廃墟だが、聖マルティン聖堂など100件以上の歴史的建造物が残っている聖職者居住区の城下街の名は?
スピシュスケー・ポドフラジェ
34.ブタペストは、もとはブダ、オーブダ、ペストの3つの街であったが、1849年に架けられた橋によって結ばれることにより、1873年に合併した。この橋の名は?
くさり橋
35.ハンガリーの世界遺産ペーチ初期キリスト教墓所の16の地下墓所の上には礼拝堂や霊廟が置かれ、地下には( )をモチーフした壁画で飾られた無数のカタコンベがある。
聖書
36.世界遺産ホルトバージ国立公園はハンガリー東部のドナウ川とその支流であるティサ川流域に広がる( )の一角を占めている。
プスタ
37.ハンガリーの世界遺産ホローケーの伝統的集落の家屋にみられる泥とわらを混ぜた壁に石灰を塗って白くする様式は?
パローツ様式
38.ルーマニアのシギショアラは、( )のモデルとなったブラド3世の生家があることでも知られるドイツ人の入植都市である。
吸血鬼ドラキュラ
39.ルーマニア北西部にあるモルドヴァ地方は15世紀半ばから16世紀に、( )の統治で最盛期を迎えた。
シュテファン大公
40.ルーマニアの世界遺産要塞教会のあるトランシルヴァニアの村落の構成資産で、3世紀にわたり司教座が置かれ三重の防壁をめぐらした堅固な要塞教会は?
ビエルタンの要塞教会
41.ルーマニア西部のロシア・モンタナは、ローマ帝国時代に大規模な( )採掘が行われた。
金
42.ブルガリア北東部に位置するトラキア王と王妃の紀元前3世紀の、墳墓の玄室の側壁にある装飾には2つの文化の融合がみてとれる。その2つの文化は?
トラキア、ヘレニズム
43.ブルガリアのリラの修道院は、死後聖人に列せられた( )が建設したのが始まりである。
イワン・リルスキー
44.モンテネグロの世界遺産コトルの文化歴史地区と自然のコトルは紀元前から海洋貿易で栄えた都市である。前方は深い入り江、後方は( )山といった天然の要塞になっている。
ロブツェン
45.ボスニア・ヘルツェゴヴィナの世界遺産ヴィシェグラードのメフメド・パシャ・ソコロヴィッチ橋を設計したオスマン帝国の宮廷建築家は?
ミマール・スィナン
46.ボスニア・ヘルツェゴヴィナの世界遺産モスタル旧市街の石橋と周辺、の石橋は元はつり橋だったが、トルコ式の石橋にかけ替えられた。この石橋の名は?
スターリ・モスト
47.ボスニア・ヘルツェゴヴィナの世界遺産モスタル旧市街の石橋と周辺は、1990年代の( )戦争によって廃墟同然になった。
ボスニア
48.北マケドニアにあるオフリドは、( )が9~10世紀にキリル文字を使って、スラヴ語による聖書などの翻訳や教育を行ったことで有名である。
聖クリメント
49.アルバニアの世界遺産ブトリントには、医療の神( )を祀る神殿が残されている。
アスクレピオス
50.アルバニアの世界遺産ベラトとギロカストラの歴史地区は、17世紀に建てられた小塔を意味する( )がついた家屋が特徴的である。
タレット
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