世界遺産検定準1級 過去問 予想問題 一問一答 Part.8 【中央アジア②】
2024年に新設された2級と1級の中間にあたる”準一級”。さらに同2024年には1級のテキストが3冊に増え、分量がますます膨大になりました。このことから、1級は大幅な難化が予想されます。
一方で、2級から1級への橋渡しに当たる準一級は700世界遺産からの出題となります。今年新設されたため過去問がまだありませんが、旧1級と同じような傾向で、700遺産に絞ったものが出題されると考えています。
そこで、この記事では筆者が集めた世界遺産検定過去問記事から2010年-2017年の過去の1級試験を参考に出題傾向を分析し、700世界遺産に該当するもののみをピックアップして一問一答形式で自作しました。
4択問題を無理やり一問一答形式にしたことで、出題がやや不自然になった問題もありますが受験勉強にお役立てください。
1.アラブ首長国連邦の世界遺産アル・アインの文化的遺跡群の1つヒリでは鉄器時代の灌漑施設( )の跡が発見されている。
アフラージュ
2.サウジアラビアにある、エジプトやローマ帝国、イスラム教国などの下で国際貿易港として栄え、イスラム教の聖地メッカ巡礼の玄関口である世界遺産は?
ジッダの歴史地区
3.世界最大のオアシスを有する文化的景観で絶えず進化をとげているサウジアラビアの世界遺産は?
アル・アサハ・オアシス
4,サウジアラビアの世界遺産アル・ヒジルの考古遺跡は、紀元前1世紀から紀元後1世紀に栄えた遊牧民族( )人が築いたものである。
ナバテア(ナバタイ)
5.オマーンに約3000あるといわれる、井戸の底を横穴でつなげた灌漑システムの名は?
ファラジ
6.オマーンの世界遺産バット、アル・フトゥム、アル・アインの考古遺跡は、青銅器時代に( )国が造営されたとされる集落跡である。
マガン
7.イエメン西部にあり、9世紀初頭に建設された学問都市である。学問奨励のためにアル・アシャエル・モスクに併設された教育施設が拡充され、のちにアラビア半島初の大学になった。この歴史地区の名は?
ザビート
8.イエメン中部のシバームは、3世紀ころ南アラビアで繁栄した( )王国の首都であった。
ハドラマウト
9.シリア北部のアレッポの旧市街にある300軒以上の店舗を備えた巨大な隊商宿の( )は隊商都市として繁栄していた当時の姿がうかがえる。
ハーン・アル・ジュムルク
10.シリアのパルミラ遺跡では、2015年にISによって、バール・シャミン神殿や( )神殿、凱旋門など約2000年前の貴重な遺跡が破壊された。
ベル
11.シリア南西部のダマスカスは、初のイスラム王朝( )朝の首都として繁栄した。
ウマイア
12.レバノン北部レバノン山脈に位置し、レバノン杉の数少ない生息地である世界遺産は?
ガディーシャ渓谷(聖なる谷)と神の杉の森(ホルシュ・アルツ・エルラブ)
13.レバノン北部のトリポリのカラーミー国際見本市会場を設計したブラジル人建築家は?
オスカー・ニーマイヤー
14.レバノン東部のバアルベックにあり、紀元60年ころのネロ皇帝の時代に完成した古代ギリシャのコリント式が見られる神殿は?
ユビテル神殿
15.イエスが生まれたとされる生誕教会は、エルサレムから南に10kmの( )にある。
ベツレヘム
16.パレスチナの世界遺産ヘブロン:アル・ハリールの旧市街には、紀元前1世紀にアブラハムとその家族を守るために( )が築かれた。
アブラハム・モスク
17.ヨルダンの世界遺産イエス洗礼の地:ヨルダン川対岸のベタニアの地で、ナザレのイエスが洗礼を受けたとされる洗礼者は?
洗礼者ヨハネ
18.ヨルダンの世界遺産砂漠の城クセイル・アムラの壁や天井には、踊り子や神話の場面、狩猟の様子、イスラム社会では珍しい裸婦の( )画がある。
フレスコ
19.ヨルダン中西部にあり、イスラム教徒とキリスト教徒が共同生活を送るなどの寛容ともてなしの文化的伝統をもつ世界遺産にもなった地は?
サルト
20.ヨルダン南部の隊商都市ペトラは、紀元前2世紀ころに建設され、( )王国の首都として繁栄した。
ナバテア
21.ヨルダンの世界遺産ワディ・ラム保護地域一帯で遊牧生活を送る民族は?
ベドウィン
22.イスラエルの世界遺産アッコの旧市街の現在の旧市街は、オスマン帝国が再建したものであり、18世紀末に創建された( )をはじめとするモスクや隊商宿、公共浴場などが並んでいる。
アル・ジャザール・モスク
23.エルサレムにあるユダヤ教徒の聖地は?
嘆きの壁
24.エルサレムにあるイスラム教徒の聖地は?
岩のドーム
25.エルサレムにあるキリスト教徒の聖地は?
聖墳墓教会
26.イスラエルのカルメル山の西側にある渓谷に、前期旧石器時代のアシュール文化から続き、約25万年前~4万5000年前にあった文化は?
ムスティエ
27.イスラエル、ネゲヴ砂漠にある香料の道は、紀元前3世紀~紀元後2世紀に乳香や没薬の通商のため( )人が通過した。
ナバテア(ナバタイ)
28.イスラエルの世界遺産ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群には、一神教であるバハイ教の創始者( )の霊廟などが26の構成資産がある。
バハウッラー
29.イスラエルの世界遺産ベート・シェアリムのネクロポリスは、エルサレムの外にあるものとしては、主要な( )教徒の墓地がある。
ユダヤ
30.シルクロードでは、紀元前2世紀~紀元後1世紀に都市から都市へのキャラバンが荷物を運び、そこからまた別のキャラバンが次の都市へと運ぶ( )がおこなわれた。
中継交易
31.ウズベキスタン東部のサマルカンドは、13世紀にモンゴル軍によって破壊されたが、14世紀ティムールがティムール朝の首都として再興、モスクやマドラサを多数建設した。ティムールの孫で、4代君主の( )は天文台を築いて観測を行った。
ウルグ・ベク
32.ウズベキスタン南東部のシャフリサブスは、14世紀に一代で帝国を築き上げた( )の生誕地である。
ティムール
33.ウズベキスタン南部のブラハは、9~10世紀にかけて( )朝の首都であった。
サーマーン朝
34.ウズベキスタン南部のブラハにある、10世紀にサーマーン朝2代イスマーイールが父のために建てた現存する最古のイスラム建築である廟は?
イスマーイール廟
35.山そのものも信仰の対象であり、民間信仰とイスラム教信仰が混在する、中央アジアの聖山の典型ともいえるキルギスの世界遺産は?
聖山スレイマン・トー
36.世界遺産タジキスタン国立公園にある北極圏以外で最も長い氷河は?
フェドチェンコ氷河
37.アゼルバイジャンとイランにまたがる世界遺産ヒルカニアの森林群の広葉樹林帯には( )ヒョウを含む58種類の哺乳類が生息している。
ペルシャ
38.トルコ北西部のイスタンブルの旧市街にあり、元はギリシャ正教の本拠地で、後にモスクに転用されたのは?
アヤ・ソフィア
39.トルコの世界遺産エディルネのセリミエ・モスクとその関連施設は、オスマン帝国を代表する建築家( )が16世紀後半に設計したモスクを中心とする複合施設である。
ミマール・スィナン
40.トルコの世界遺産キョベク・テペは、紀元前9600年~紀元前8200年の( )時代の狩猟採集民族によって築かれた巨石構造物群の遺跡である。
先土器新石器
41.トルコのディヤバクル要塞は、( )川上流の盆地の斜面に位置する。
ティグリス
42.紀元前8世紀に書かれたホメロスのイリアスの記述を信じて、1873年にトルコのトロイアの遺跡を発掘したドイツの考古学者は?
シュリーマン
43.トルコ南東部のネムルト山頂にある世界遺産ネムルト・ダーの巨大墳墓は、紀元前1世紀にコンマゲネ王国の( )が自身のために築いたものである。
アンティオコス1世
44.トルコの段丘の上に広がる古代都市のヒエラポリスは、紀元前2世紀に( )朝が築いた。
アッタロス
45.オスマン帝国初期の14世紀に首都となったトルコのブルサには、モスクや宗教学校、ハナム、貧者向けの台所からなる複合施設( )が残っている。
キュリエ
46.トルコの世界遺産エフェソスにあった、紀元前2世紀にフィロンが書いた世界の七つの景観にも登場する、地中海沿岸から多くの巡礼者が訪れた神殿は?
アルテミス神殿
47.トルコの世界遺産クサントスとレトーンは、ある海洋民族の文化を示す考古遺跡が点在する。その海洋民族は?
リュキア人
48.トルコ中央部にある、紀元前17~前13世紀に繁栄したヒッタイト王国の首都は?
ハットゥシャ
本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。
コメントを残す