世界遺産検定準1級 過去問 予想問題 一問一答 Part.13 【ヨーロッパ③】
2024年に新設された2級と1級の中間にあたる”準一級”。さらに同2024年には1級のテキストが3冊に増え、分量がますます膨大になりました。このことから、1級は大幅な難化が予想されます。
一方で、2級から1級への橋渡しに当たる準一級は700世界遺産からの出題となります。今年新設されたため過去問がまだありませんが、旧1級と同じような傾向で、700遺産に絞ったものが出題されると考えています。
そこで、この記事では筆者が集めた世界遺産検定過去問記事から2010年-2017年の過去の1級試験を参考に出題傾向を分析し、700世界遺産に該当するもののみをピックアップして一問一答形式で自作しました。
4択問題を無理やり一問一答形式にしたことで、出題がやや不自然になった問題もありますが受験勉強にお役立てください。
1.フランスの世界遺産サン・テミリオン地域はボルドーワインのなかでも高級ワインの生産地である。この地にブドウ栽培を持ち込んだ、古代ローマ帝国初代皇帝は?
アウグストゥス
2.フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の沿道のトゥールにある壮大なゴシック形式の聖堂は?
サン・ガティアン大聖堂
3.フランスの世界遺産司教座都市アルビは13世紀にキリスト教の異端とされた( )派の拠点のひとつだった。
カタリ(アルビジョワ)
4.フランスの世界遺産シャルトルの大聖堂は13世紀に建てられた。その建築法は?
ゴシック建築
5.シャルトルの大聖堂には多くのステンドグラスがあるが、作品のモチーフは、ステンドグラスの傑作といわれる( )や聖母マリアが多い。
美しき絵ガラスの聖母
6.パリのセーヌ河岸のシテ島にあり、12世紀に建設がはじまった聖堂は?
ノートル・ダム大聖堂
7.パリのセーヌ河岸は、19世紀後半のナポレオン3世の治世のとき、セーヌ県知事である( )がパリの大改造を行い、近代都市へ発展させた。
ジョルジュ・オスマン
8.フランス領ポリネシアの世界遺産タプタプアテアには、ポリネシアの人々の戦いと豊穣の神である( )を祀る重要な祭祀場が美しい海辺にある。
オロ神
9.フランスの世界遺産ナンシーのスタニスラス広場、カルエール広場、アリアンス広場はロレーヌ地方のナンシーにある新市街と旧市街を結ぶ3つの広場であり、18世紀半ばにロレーヌ公( )の命による都市計画でつくられた。
スタニスラス・レシチニスキー
10.地中海に面し、アルプスのふもとにある冬の観光に特化した国際リゾート都市であるフランスの世界遺産は?
ニース
11.フランスの世界遺産ピュイ山地とリマーニュ断層にある地殻変動地域にある、ピュイ山地最高峰の火山は?
ピュイ・ドゥ・ドーム
12.フランスの世界遺産ブールジュの大聖堂は、11世紀のロマネスク様式、12世紀のゴシック様式を経て、16世紀初頭に再建された北塔は( )様式である。
ルネサンス
13.フランスの世界遺産フォンテーヌブロー宮殿と庭園のルネサンス様式の宮殿を建造した国王は?
フランソワ1世
14.フランスにあるシトー会最古の修道院がある街は?
フォントネー
15.世界遺産ベルギーとフランスの鐘楼群に登録されている鐘楼の数は?
55
16.フランスのボルドーは( )気候のため、年間を通じて温暖で雨も多くワイン用のブドウの栽培地に適している。
海洋性
17.フランスのコルシカ島のスカンドラ半島は、島固有の常緑灌木である( )に覆われた斜面が特徴である。
マキー
18.フランスの世界遺産ミディ運河は、リイ14世の時代に塩税徴収人として財をなした( )が私財をなげうって1667年に着工した。
ピエール・ポール・リケ
19.フランスのモン・サン・ミシェルの聖堂の創建時の姿をよく残している身廊部の建築法は?
ノルマンディー・ロマネスク建築
20.フランスのモン・サン・ミシェルの聖堂は、10世紀末に丸天井をもつ地下礼拝堂に建て替えられた。この礼拝堂の名は?
ノートル・ダム・スー・テール聖堂
21.フランスのリヨンは、アントワーヌ・ドゥ・サン・テグジュペリの生誕地であるが、この作家の代表作は?
星の王子様
22.フランスのル・アーヴルは、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で破壊されたが、1945~1964年にかけてこの街を近代的に再建させた建築家は?
オーギュスト・ペレ
23.マダガスカルの東方にあるフランス県のレユニオン島は2つの火山を中心とする島である。2つの火山は休火山のピトン・デ・ネージュと活火山の( )である。
ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ
24.フランスのロワール渓谷の周辺に点在する城館の建築様式で多いのは?
ルネサンス様式
25.フランスのアルルは、中世にサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の起点になり、ロマネスク様式のサン・トノラ教会や、扉上のタンパンに最後の審判を再現した( )聖堂がある。
サン・トロフィーム
26.世界遺産マドリウ・パラフィタ・クラロー渓谷の保有国は?
アンドラ公国
27.スペインの世界遺産アタプエルカの考古遺跡群のグラン・ドリーナで発見された6体の人類化石は、80万年前のヨーロッパ最古の人類( )のものである。
ホモ・アンテセッサー
28.1939年に平和の願いを込めてアランフエス協奏曲を作曲した作曲家は?
ホアキン・ロドリーゴ
29.マドリード東方のアルカラ・デ・エナレスにキリスト教の理想郷を目指して1508年にアルカラ・デ・エナレス大学を開学したのは?
シスネロス枢機卿
30.スペインおよびスロベニアの世界遺産アルマデンとイドリア:水銀高山の遺跡は、16世紀にスペインのアメリカ大陸各地の植民地での銀鉱山の発見により、銀の製錬に水銀を用いた( )法を用いるので水銀の需要が増え発展した。
アマルガム
31.スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの聖ヤコブが眠る大聖堂の正面門の呼び名は?
栄光の門
32.スペインの世界遺産アンテケラの支石墓遺跡の3つの巨石遺跡は、メンガの支石墓、ビエラの支石墓ともうひとつは?
エル・ロメラルのトロス
33.バルセルナにある建築物で、アントニ・ガルディ・イ・コルネが設計し1984年に世界遺産に登録されたのは、グエル公園、グエル邸とあとひとつは?
カサ・ミラ
34.スペイン東方のイビサ島にある、紀元前8世紀~紀元前7世紀のフェニキア人の遺跡である風車の丘を意味する墓地の名は?
プッチ・フダス・ムリンス
35.スペインの世界遺産ガラホナイ国立公園には、500万~170万年前と同じ種類の( )林が密生している。
ゲッケイジュ
36.アルハンブラ宮殿、ヘネラリフェ離宮があるスペインの都市は?
グラナダ
37.スペインのコルドバは1212年にムワッヒド朝が衰退して分裂状態になると、カスティーリャ王国の( )によって1236年に奪還された。
フェルナンド3世
38.世界遺産サラマンカの旧市街にあるサラマンカ大学のオスピタル・デル・エストゥディオのファサードは( )様式の傑作である。
プラテレスコ
39.スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、ナバーラ王国の首都( )、レオン王国の首都レオン、ブルゴスなどを通っている。
パンプローナ
40.スペインのゼコビアにある、ディズニー映画白雪姫の城のモデルになった建物は?
アルカサル(王宮)
41.スペインのセビーリャの大聖堂にある墓に眠る大航海時代の人物は?
クリストファー・コロンブス
42.セビーリャの大聖堂に隣接する風見の塔という意味の鐘楼は?
ヒラルダの塔
43.セビーリャにあるアルカサルは現在スペイン王室の離宮である。10世紀に建てられ、14世紀に大改修以後、歴代王は改築を重ねたが、基本の( )様式は守られた。
ムデハル
44.スペインの世界遺産テイデ国立公園は、火山と( )の断層が織りなす地形が特徴的な景観である。
ラス・カニャダス
45.スペインの世界遺産ドニャーナ国立公園の動く砂丘の名は?
ドゥナス・モビレス
46.バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院を設計した建築家は?
ルイス・ドメネク・イ・モンタネル
47.スペインおよびフランスの世界遺産ピレネー山脈のペルデュ山のスペイン側では、他のヨーロッパ地域ではみられなくなった放牧の一種( )が現在でも行われている。
移牧
48.スペインの世界遺産ヘラクレスの塔は世界最古の( )である。
灯台
49.スペインの世界遺産ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群で、1123年にタウル村に築かれたフレスコ画で有名な規模の大きい教会は?
サン・クリメン教会
50.スペインの国王フェリペ2世の命で16世紀後半にマドリードに造られたエル・エスコリアール修道院は、鉄格子で火あぶりにされ殉教したキリスト教の聖人( )にちなんで格子型の平面プランである。
聖ラウレンティウス(ロレンソ)
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