ダラム城と大聖堂
目次
日帰り難易度★★★☆☆
ダラム城と大聖堂はイングランドとスコットランドの境付近に位置するダラムの町にある世界遺産です。ダラム城は11世紀に北部防衛の要として建設されましたが、現在はダラム大学の学生寮として使用されています。
ダラム大聖堂も同じ11世紀前後に建てられたもので、ノルマン様式の大きな教会は映画ハリーポッターのホグワーツ城のロケ地として使用されたことでも有名です。
ダラムはニューキャッスル・アポン・タインから鉄道で15分程度の場所にあります。ダラム城のツアー頻度が1日4回程度とやや少なく、開始時刻も頻繁に変わる上に、学校行事等で休みになることもあります。
交通の便は悪くないものの、ダラム城の内部見学ツアーが不定休である点には注意が必要です。
ダラムの行き方
●ダラムはイングランド北部の大きな町、ニューキャッスル・アポン・タイン近郊に位置しています。電車の本数も多く、約20分弱でダラム駅に到着します。
●ダラム駅から市内へは2-3分ほど坂を下ります。大きなフラムウェル・ゲート橋のあたりが観光客でにぎわうエリアです。
●ダラム城と大聖堂は小高い丘の上にあり、橋を渡ったダラム市内中心部から200mほど登っていきます。奥側に大聖堂が、手前側にはダラム城(大学)が位置しています。
ダラム市内のフラムウェル・ゲート橋は人通りの多いメインストリート。
橋からは丘の上に建つダラム城(左)と大聖堂(右)が見える。
丘の上までは川沿いの小道を進むか、市内の大通りを上がっていく。
ダラム城と大聖堂は丘の上にあるので、登り坂が続く。
メインストリート側からの道。こちらの方が店もあり賑わっている。
丘の上にダラム大聖堂と、ダラム城のツアーを予約するオフィスがある。
ダラム城の図書館。内部は博物館のようになっており、お土産も売っている。
ツアー時刻は日によって変わる上に1日数本しかない。先に予約を済ませてから大聖堂を見学するとよい。
ダラム城
ダラム城はイングランド北部においてノルマン朝が栄えた時代を示すノルマン様式の建築で、11世紀に建てられました。1800年代に大幅な改装が行われ、現在は多数の部屋を持つ学生寮となっています。
大学の敷地内であるため自由な立ち入りはできず、ガイドツアーのみでの見学になります。学校行事等で不定期で休業になります。ツアーは1日に数回しかないため、早めに行って申し込むのが良いでしょう。
詳しいツアー情報や内部の様子は下記リンクの公式HPからどうぞ。
内部は撮影禁止で、言語は英語です。ツアーでは地下室や礼拝堂などダラム城の一部を見学することができます。所要は45分ほどです。
ツアーの待ち合わせ場所はダラム城の入り口部分で、看板が立っている。
朝一番のツアーなので20人弱ほどだったが、次のツアーでは人数が倍近くに増えていた。
城の外観。壁が厚く、重厚な雰囲気が特徴のノルマン様式の建築である。
ステンドグラスのある小さな入り口からツアーがスタートする。これ以後は撮影禁止。
14世紀ごろに建てられたベック司教の大広間がツアーの出口。
ツアー終了後は入り口前で少しだけ撮影タイムがあった。
ダラム大聖堂
ダラム大聖堂は1093年に着工されたノルマン様式の教会です。重厚で美しい回廊部分は映画ハリーポッターシリーズのホグワーツ魔法学校として使用されました。
見所は大聖堂の一番後ろ側に当たるガリラヤ礼拝堂です。石棺や石柱が並び、ひんやりとした雰囲気のある礼拝堂は、この建物の中で最も古い部分に当たります。
開館時間が7時半から20時と広いため、非常に訪れやすいです。ダラム城ツアーの待ち時間を利用して見学すると良いでしょう。
ミサの時間帯は立ち入りが制限される他、大聖堂の内部は写真撮影ができません。また、神聖な場所であるため大声でのおしゃべり等も控えましょう。
1093年に建設されたノルマン様式のダラム大聖堂。
入り口は大聖堂に向かって右手の門で、ここから中に入る。
大聖堂周辺にはお墓もたくさんあり、地位のある人々が安置されている。
ダラム大聖堂はイングランド国教会ダラム地区の主教座になっている。
大聖堂の回廊側。宝物庫やレストランなども併設されている。
中央の塔は高さ66mで、ビルの30階に相当する高さである。
美しい回廊を歩くとホグワーツの生徒になったような気分を味わうことができる。
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