サン・オウガスチン教会 (パオアイ)の行き方
目次
難易度★★★☆☆
フィリピンのバロック様式教会群は、フィリピンがスペインの植民地であった16世紀ごろに建てられたバロック様式の教会です。
フィリピンのルソン島、パナイ島の各地(マニラ、サンタ・マリア、パオアイ、ミアガオ)に点在する4つの教会が構成資産であり、それぞれが離れているためすべて訪れるのは難易度が高いです。
このうちサン・オウガスチン教会はルソン島北部の街ラワグ郊外のパオアイにあります。以降”パオアイ教会”と表記します。
サン・オウガスチン教会 (パオアイ)の行き方
●パオアイはルソン島北部の大都市、ラワグからジプニーで45分ほど南にある小さな町です。
●マニラからラワグへは飛行機を利用する場合、所要は1時間ほど。長距離バスを利用する場合は10時間が目安となっています。
●ラワグから近郊の世界遺産”ビガン歴史都市“にアクセスする場合、ラワグ-ビガン間のBatacという町で降りるとパオアイまではトライクルで5分です。
●パオアイ教会はパオアイの街の中心部にあります。
ラワグの空港へはフィリピンエアが1日2便運航している。
ジプニー乗り場は州庁舎近くに集中している。
ラワグのジプニー乗り場は点在しているので、誰かに聞いて探す方がよい。
パオアイの中心部にあるパオアイ教会の鐘楼は遠くからでもよく目立つ。
サン・オウガスチン教会 (パオアイ)
サン・オウガスチン教会は1710年に建設されました。(地球の歩き方では1774年となっていますが、日本wiki、英語wikiともに1710年となっているため、こちらを採用しています。
1865年と1885年にそれぞれ地震で大きな被害を受けましたが、修復プロジェクトが進められ、現在も美しい姿を保っています。
教会の側面に備えられている巨大な支え壁(バットレス)が特徴で、地震大国フィリピンにおいて独自に発達した耐震構造となっています。
鐘楼は下側が広くなっている独特な構造で、こちらも耐震構造を意識したものとなっています。
パオアイの中心部にある教会。ラワグからアクセスしやすく観光客も多い。
教会上部の三角の飾りは中国など東洋風の影響を受けている。
美しい外観は構成資産の4つの教会の中でも人気が高い。
“地震のバロック”の見どころは教会両脇の支え壁で、”バットレス”という。
パオアイ教会のバットレスは計24本で、それぞれ幅1.67mと重厚感がある。
世界遺産を示す看板。英語も併記されていた。
パオアイ教会の裏手はバスケットコートになっている。ラワグ行きのジプニーはこのあたりで拾える。
“バロック様式”は通常内装も絵画や彫刻で装飾されているが、こちらはシンプル。
他の構成資産
近くの世界遺産
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