クアラルンプールのバトゥ洞窟・ペトロナスツインタワーに潜入【マレーシア-シンガポール】Part6

クアラルンプールのバトゥ洞窟・ペトロナスツインタワーに潜入

7時。いつものように少し早めの朝を迎え、旅の支度を済ませます。この日は宿に荷物を預け、クアラルンプールの観光に興じます。

世界遺産はありませんが、東南アジアの発展を象徴する大都市には見どころがたくさんあります。今回は2018年に誕生した最新の映えスポット、バトゥ洞窟を目指します。

チャイナタウン付近は安宿や飲食店が多く、栄えている。

日曜日の早朝だが、マラソン大会のようなものが催されていた。

バトゥ洞窟はKTMコミューターで市内から30分ほど。

Batu Caves駅はKTMコミューターの終点。利用客は少なめ。

人気の観光地だが、日曜の早朝ということで駅は静かだった。

駅からは東口を出て5分ほど歩くと、有名なカラフルな色彩の階段が見えてきます。このバトゥ洞窟周辺は野生の猿が生息していることでも有名で、食べ物を求めて人に襲い掛かってくることも多々あります。

小さな猿だが、食べ物やビニール袋をひったくる姿を何度も目にした。

駅から5分ほどで山肌に巨像と階段が見えてくる。

バトゥ洞窟

バトゥ洞窟はマレーシアヒンドゥー教の聖地で、洞窟内にはスブラマニアンが祀られている寺院があります。階段は全部で272段あり、2018年にカラフルに着色されたことで大きな話題になりました。

入場は無料でだれでも自由に立ち入ることができますが、聖地であるため肌を過度に露出した服装は歓迎されないことと、階段が見た目以上に急であるため足腰の弱い方は特に注意が必要です。

遠くから見るときれいだが、実際階段を登るとなるとかなり息切れする。

階段側から見た景色。遠くにKLの摩天楼が見える。

272段の階段を登り終えると大きな洞窟がある。

大洞窟の中にはヒンドゥーの神をまつる聖堂がある。

 

日曜日の朝でしたが多くの現地の方が熱心に祈りをささげていました。高齢の方も自力でゆっくり階段を登り祈りを捧げに来る姿には心を打たれるものがありました。

写真映えのするとても素敵な場所ではありますが、それと同時に信仰者の聖地であることも忘れてはならないです。

登りも大変だが下りも危ないのでゆっくり進みたい。

この階段、途中にも野生の猿が出没して通行人の食べ物やビニール袋を襲っているのを見かけました。バランスを崩して足を踏み外すと大けがにもつながるので、訪れる際は特に注意してください。動きやすい服装、履きなれた靴がベストです。

バトゥ洞窟の見学を終えた後は再びKTMコミューターで市内に戻ります。こちらはバトゥ洞窟駅が始発なので楽に座れると思います。

この後はKLセントラルで電車を乗り継いでクアラルンプールのシンボル、ペトロナスツインタワーに登ります。

ペトロナスツインタワー

タワーの登頂は時間が決まっていて、ツアーでしか入場することができません。スカイブリッジとペントハウスの見学で所要は約1時間となっています。

当日券も販売されていますが、早朝から並んでいないと入手は困難とのことです。現在(2022年12月時点)はそれほど混んでいないようにも見えましたが、これから訪れる際は予約サイトにも目を通しておくとよいでしょう。

ペトロナスツインタワー公式サイト【英語】

ツインタワーの受付は地下一階。わかりにくいので注意。

ツインタワー。下から見上げると迫力がある。

この日は予約をしていたのですぐに入ることができた。

色のついたステッカーが配布され、同色の人が同じツアーとして行動することになります。見学はエレベーターでツインタワーをつなぐスカイブリッジへ向かい、10分ほど滞在したのちペントハウスに向かいます。

スカイブリッジは高さ170mの位置にある。

このスカイブリッジがタワーを結ぶ唯一の橋。

さらに上に上がるエレベーターに乗って移動します。耳が痛くなる感覚を味わいながら最上階へ。

86階のペントハウス。地上370m地点にあたる。

もう一方のタワーやKLタワーも見える。

眼下にはクアラルンプールの街並みが広がる。

建造中の建物もみられるので、今後もさらに発展していくのだろう。

充分に楽しんだところでまだ12時。少し余裕があるのでマレーシア国立博物館も訪問します。KLセントラル駅に近いのですが行き方が複雑で迷いそうだったのでタクシーを利用しました。

マレーシア国立博物館

マレーシアの首都クアラルンプールにある国内屈指の博物館でマレーシアの歴史や文化に関する展示がメインとなっています。

建物自体も宮殿風で非常に見ごたえがありますが館内も広く、展示は大きく4つのフロアに分かれています。マレー語が多いため展示内容はわかりにくいですが、展示は本格的で見ごたえがあります。

マレーシアの伝統建築を取り入れた外観も美しい。

正面側が入り口。出口は建物の裏口と別れている。

展示物も多く、マレーシアの歴史に関することを学べる。

テーマごとに展示方法も凝っているので見飽きない。

1時間ほど博物館を見学したのち、KLセントラルに戻ります。駅前で昼食を取った後、次の町、世界遺産の都市マラッカに向けて移動を開始します。

まずは地下鉄でバンダル・タシク・スラタン駅に移動。ここはTBSバスステーションという巨大なバスターミナルで、マレーシア各地に向かう中距離、長距離バスの発着点となっています。

駅とバスターミナルはやや距離があるが、通路で連結している。

巨大なバスターミナル。チケット売り場は大混雑が予想される。

バスターミナルに着いたのは15時20分ごろ。着いてすぐ目の前に飛び込んできたのは、チケットカウンターにできた大行列でした。人の群れが大きなチケットフロアを埋め尽くしており、面食らってしまいました。

この日は日曜日だったためか、各地に帰る人が多く、混雑したのだと思います。行列の1つに並び待つこと40分。ようやくマラッカ行きのチケットを取ることができました。

16時半、定刻通りにバスは出発。クアラルンプールを離れ車窓には緑が広がっていきます。途中大きな事故渋滞に巻き込まれたこともあってかバスはやや遅れ、19時にマラッカ郊外のバスターミナルに着きました。

マラッカは鉄道が通っていないためか、バスターミナルが発展していた。

Grabタクシーで世界遺産マラッカ旧市街に向かい、宿に腰を落ち着けました。マラッカ中心部のジョンカーストリート付近では週末にナイトマーケットが開かれ多くの人でにぎわいます。

この日は日曜日なので、早速、マラッカの中心部に繰り出しました。

ジョンカーストリートの両脇に屋台が突き出し、香ばしいにおいが漂う。

あらゆるものが格安で手に入るナイトマーケットは大混雑だった。

いろいろな東南アジアの国々を旅してきましたが、マレーシアもまた熱帯の湿気と暑さが入り混じったカオスな空間を作り出していました。

屋台飯を食べたりお土産を買ったりしながらオランダ広場の方へ歩いていきます。

ネオンを輝かせるトライショーが爆音でマラッカを盛り上げていた。

人々の熱気は少し離れたオランダ広場にまで届いていた。

ナイトマーケットは週末だけなので、なるべく週末に訪れたい。

マラッカの本格的な観光は明日。この日は早めにすべての予定を終えることができたので、旅の疲れを癒すため早々に宿に戻りました。

明日はマラッカを見学後、さらに南下して国境を越えシンガポールを目指します。

 

次の記事はこちら

マラッカ散策。国境の街ジョホールバルへ。【マレーシア-シンガポール】Part7

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イポーの大洞窟と、クアラルンプールの双塔。【マレーシア-シンガポール】Part5

 

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