韓国・ソウル旅行記
韓国は日本からとても近く、飛行機代も安いことから手軽に行ける国です。国土面積はそれほど大きくないながら、13もの世界遺産を有しています。
多忙でなかなか時間の取れない時期が続く中、訪れた世界遺産の数を増やしたいという単純な思いから、年末年始の少ない休みを利用して韓国はソウルの地に降り立ちました。
少ない滞在日数を最大限に活かし、できるだけ多くの世界遺産を巡るプランを練りに練りました。世界遺産はできるだけじっくり見学したいので、その他の観光(ショッピングやランチ)は後回しにしました。
山登りができるよう体力をつけ、朝早くから行動ができるよう体調も万全かつたっぷり睡眠時間を取りました。
しかし、”年末年始”という時期が地獄の始まりでした。
1月の韓国。平均気温は-1.8度。
大事なことなのでもう一度言います。平均気温は-1.8度。
韓国では1年間で最も寒い時期なのです。そう、筆者は極寒の韓国で寒さに震えながら弾丸世界遺産巡りを決行したのです。
ソウル到着時の外気は-8度とさっそくの洗礼を受けました。その後も日中気温が氷点下で、どこに行っても池や川が凍っているほどの寒さでした。
明らかに観光シーズンではないので、観光地が混んでいないというメリットもありますが、夕方を過ぎると寒くて体が動かないというデメリットもありました。
この旅行以降、冬休みの長期休暇は暖かい国へ行こうと心に堅く決めたのは言うまでも無いでしょう。
この旅で訪れた世界遺産は6ヶ所。
順番に、
・宗廟 (チョンミョ)
・昌徳宮 (チャンドックン)
・南漢山城
・朝鮮の王墓群 (宣陵・靖陵)
・高敞、和順、江華の支石墓群 (江華島)
・水原の華城
訪れた世界遺産はすべてソウル近郊に位置しています。江華島だけはやや遠いですが、それ以外の5ヶ所はどれも近郊列車で行くことができました。
つまり、この旅は韓国ソウル市に拠点を置き、ソウルからの日帰りで世界遺産を巡った旅行記録となります。
旅程としては、
1日目
午前のフライトで12時頃ソウルに到着。ホテルに荷物を置き、ソウル市内の世界遺産”宗廟”と”昌徳宮”を見学
2日目
朝早く鉄道でソウルの東に移動し、世界遺産”南漢山城”を登山しつつ半日かけてじっくり見学。帰りの鉄道で江南地区に寄り道して世界遺産”朝鮮の王墓群“の一部、宣陵・靖陵を見学。
3日目
ソウルからバスで2時間ほどかけて江華島に移動。世界遺産”高敞、和順、江華の支石墓群”のうち江華島に点在する巨石群をじっくり見学。
4日目
近郊列車で水原に移動。世界遺産”水原の華城”の城壁をぐるっと一週。半日掛けてじっくり見学。夕方日本に帰国。
さらっと書いてはみましたが、今見てもかなり旅程が詰まっています。まさに弾丸旅行だなぁとは思いますが、現地で時間に追われるようなことは一度も無かったように感じます。
支石墓や宣陵・靖陵は見学にそれほど時間はかからなかったし、宗廟や昌徳宮は移動に時間がかからなかったです。世界遺産6ヶ所はどれも十分すぎるほどの見学時間を確保できました。
強いていうなら”南漢山城”だけは登録範囲が山一帯に広がっており、かつ奥の方は本当の山登りになるので、ビジターセンターの人と相談して、初めて訪れた観光客向けのおすすめルートを教えてもらい、それに従ってトレッキングをしました。
ソウルは日本から近く、いざとなれば簡単に気軽に行くことができるので、訪れた世界遺産の数を稼ぎたい人にはうってつけの都市であると思います。
韓国と日本は外交関係で対立することも多く、ソウルを訪れたときはちょうど韓国海軍のレーダー照射問題が起こった時期でしたが、会った韓国人はみんな優しく接してくれました。
これからソウルの世界遺産巡りを計画している人の参考になればと思い、毎週自分の世界遺産巡り記を書いていきます。
次の記事はこちら
ソウル市内の最も手軽な世界遺産宗廟・昌徳宮巡り 【韓国・ソウル】旅行記1日目
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