胡朝の城塞 【ベトナム】 行き方と難易度

胡朝の城塞の行き方

難易度★★★★★

胡朝の城塞はベトナム北部の街、タインホアの郊外にある遺跡で、成立からわずか7年で中国の明に滅ぼされた胡(ホー)王朝の首都です。

ベトナムにある世界遺産の中では最もアクセスが悪く、公共交通手段がありません。比較的大きな都市タインホアから車で1時間20分、ニンビンから1時間半となっています。

現在きれいに残っているのは南門と、東西北に設けられた城門、そして城壁のみとなっています。

胡朝の城塞の行き方

●上述した通り公共交通手段がほとんど使えません。比較的大きな都市タインホアから車で片道1時間20分、ニンビンから1時間半となっています。

ハノイからは車で片道3時間で、往復で利用する場合はほぼ1日チャーターすることになると思います。

タインホアから胡朝の城塞付近を通るバスが運行しているそうですが、バスの本数を考慮すると、タクシーかバイクをチャーターする方がよさそうです。

ニンビンには陸のハロンとも称される世界遺産チャンアンの複合景観があるため、ニンビン滞在の折にこちらの訪問をするのがおすすめです。

●胡朝の城塞自体はメインの南門と登録範囲を大きく囲む城壁群の他は見どころがあまりないため、滞在時間は40分~1時間ほどです。

ニンビン駅。鉄道もバスもあるためアクセスしやすい。

ニンビンからひたすら何もない草原を西へ走っていく。

何度か小規模な街を通過していく。長旅なので休憩も忘れずに。

唯一綺麗に残る南門が見える。観光客はチケットを購入して進む。

胡朝の城塞

胡朝の城塞はベトナムのタインホアを首都として栄えた胡王朝時代の遺跡です。この王朝は1400年に成立し、たった7年で中国の明に滅ぼされた短命王朝でした。

しかし、当時の築城技術は高く、胡朝の城塞の石造建築は当時としては東南アジア最大規模を誇ったとされています。

現在残るのは美しい姿を残す南門、そして城塞跡を大きく取り囲む城壁部分のみとなっています。南門の付近には小さな博物館があり、出土品の展示やパネルが展示されています。

南門は普通に地元の人が通り抜けていく通用門になっている。

巨石が積み上げられた南門。技術力の高さを感じる。

城門には横に備えられた階段から上に上がることができる。

上から見ると城門の大きさを体感できる。

上から眺めた胡朝の城塞内部。建物は無く、農地になっている。

中央部分には当時の繁栄を示すものは残っていなかった。

こちらは北門。滞在数分だったが何台ものバイクが通り抜けた。

北門付近の城門は石積みがかなりよく保存されている。

アーチを描く西門。この付近はやや賑わいがあった。

南門付近にある博物館。出土品の展示や歴史について学べる。

全体的に薄暗いが、展示品やパネルはそれなりに見ごたえがある。

 

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