ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の行き方
目次
日帰り難易度★★☆☆☆
ポツダムはベルリン近郊にある都市で、プロイセン王が建てた壮大なサンスーシ宮殿や1945年に行われたポツダム会議の場となったツェツィリエンホーフ宮殿などが登録されています。
最も有名なものはサンスーシ地区のサンスーシ宮殿で、観光シーズンには入場に2~3時間待ちとなることもあります。庭園部分はとても広いため、レンタサイクル利用するのも良いでしょう。
ポツダムへはベルリン中央駅から近郊列車で30分ほどと、比較的訪れやすい世界遺産です。
ポツダムとベルリンの宮殿群の行き方
ポツダムはベルリンの西側に位置する都市で、ベルリン中央駅からマクデブルグ方面行きのDB快速で30分です。
駅からサンスーシ宮殿、ツェツィリエンホーフ宮殿へはやや離れているためバスまたは市電を使います。サンスーシ宮殿へは695番バスで10分ほどで到着します。
ツェツィリエンホーフ宮殿へは市電の92番、または96番の鉄道でHohenstr駅に向かい、その後603番バスでツェツィリエンホーフ前に向かいます。
サンスーシ宮殿-ツェツィリエンホーフ宮殿間はPlatz der Einheitバス停で695番バス、603番バスの乗り換えができます。
サンスーシ宮殿、ツェツィリエンホーフ宮殿共にポツダム駅から川を渡った北側に位置している。
サンスーシ宮殿と庭園
サンスーシ宮殿はプロイセン王のフリードリヒ2世が1700年代に建設した、ロココ様式の壮大な宮殿です。館内の装飾は豪華絢爛で美しく、見応えがあります。
夏の離宮として建設されましたが、これを気に入ったフリードリヒ2世は完成から約35年間、ほとんどの時間をこの宮殿で過ごしました。
館内は狭く混み合うため、時間指定制になっています。チケットを購入後、指定の時間になり次第入口に集合します。ベルリンからのアクセスがよく、非常に混み合うため朝早くに行くのがおすすめです。
階段状のぶどう園の上に横たわっているのがサンスーシ宮殿。
ベルリン近郊でも人気の観光地なので観光客がとても多い。
離宮として建設されたため、宮殿としてはやや小規模になっている。
宮殿部分からはサンスーシの広大な庭園が見渡せる。
指定の時間になったら宮殿裏手の集合場所から館内へ入ることができる。
館内は音声ガイドを聞きながら見学する。写真撮影は有料で別途3ユーロが必要。
当時流行していた豪華絢爛な内装、ロココ様式を採用している。
ツタなど植物をモチーフとした装飾が多い音楽演奏室。
宮殿中央部に位置する楕円の間。窓が大きく外からの光を多く取り入れている。
小部屋は全部で12ある。ベッドは壁に埋め込まれるように配置されている。
広大な庭園を含め、植物をモチーフとした装飾が全体を通じて多い。
・新宮殿
新宮殿はサンスーシ宮殿から西に2kmほど離れた位置にあります。サンスーシ宮殿の完成後、オーストリアとの7年戦争に打ち勝ったプロイセン国が国内経済活性化のために建てたと言われています。
サンスーシ宮殿とは異なり、200部屋を有するバロック様式の巨大な宮殿です。
サンスーシ宮殿からは徒歩15分ほど。バロック様式の壮大な外観。
内部には様々なコンセプトの部屋があり、順路に沿って見学する。
館内はとても広いので見学には時間がかかる。
ツェツィリエンホーフ宮殿
ツェツィリエンホーフ宮殿はサンスーシ宮殿の北東部に広がる、新庭園区に位置する宮殿です。1917年に建設された比較的新しい宮殿で、当時の皇太子、ヴィルヘルム公に向けて建てられました。
第二次世界大戦終戦期、ドイツの戦後処理を議題としてアメリカ、イギリス、ソ連が会談を行ったポツダム会議のとしても有名です。会議の部屋には3国の旗が立っており、実際に見学することができます。
バス停から少し歩くとツェツィリエンホーフ宮殿が見えてくる。
こちらの宮殿も人気なので観光客が多く、混雑する。
やや落ち着いた印象の宮殿内部。日本語のオーディオガイド付で見学できる。
歴史的会議の場は当時のまま保存されているという。
各国の出席者及び帯同者が使用した部屋。(暗いので画像を加工している)
館内の部屋はどこも茶色をベースとしたおとなしい配色をしている。
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