アルフェルトのファグス工場の行き方
目次
日帰り難易度★★★☆☆
アルフェルトはハノーファー近郊、ヒルデスハイムの南に位置する小さな街です。
ヴァルター・グロピウスらによって1911年に設計された革新的な靴型工場が世界遺産に登録されています。
全面ガラス張りの明るさを重視したデザインは世界初の試みで、工場内を明るくすることで労働環境の改善を行いました。
工場は現在も稼働しており、企業の敷地となっていますが内部の博物館は観光客も自由に出入りすることができます。
アルフェルトの行き方
アルフェルトはドイツ北部、ハノーファー近郊にある町で、ハノーファーから私鉄MEで約35分ほどでアルフェルト駅に到着します。
また、別の世界遺産が所在するヒルデスハイムも近く、Elze駅で乗り換え、鉄道を利用して約35分ほどで移動することができます。
鉄道の本数が1時間に1本程度とやや少なく、アルフェルト駅は小さな駅で周辺には何もないので帰りの電車の時刻も把握しておくと良いでしょう。
アルフェルト駅。電車の車窓からはファグス工場も見える。
アルフェルト駅前。小さな街で、電車の本数もやや少ない。
アルフェルト駅から北側に500m、約5分ほど歩く。
オレンジ色の大きな工場が見えてくる。企業の私有地だが、観光客も入れる。
ハノーファーからアクセスしやすく、駅からも比較的近い世界遺産。
アルフェルトのファグス工場
アルフェルトのファグス工場は近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウスらによって1910年に建築された比較的新しい時代の世界遺産です。
見どころである本館工場は大きなガラス張りが特徴であり、工場でありながら開放感を感じさせるデザインとなっています。
靴型工場は現在も稼働しており一般人は立ち入りができないため、工場は外側からの見学が主になります。
併設するファグス・グロピウス展示室では実際の靴型の展示や近代建築、ヴァルター・グロピウスに関する展示があり、こちらも見応えがあります。
入ってすぐに目に付くのがファグス工場の本館。大きな煙突が目立つ。
裏手側に回るとガラス張りのスタイリッシュなデザインであることがよく分かる。
建物の角には大きな支柱がなく、構造はレンガによって支えられている。
工場は現在も稼働しており、訪れた日も中では作業が行われていた。
敷地の奥にあるヴァルター・グロピウス展示室。内部は4階建てで展示品も多い。
実際に生産された木の靴型がたくさん展示されている。
靴を大量生産するための、工場で使用する”靴型”を生産している。
靴型を生産する工程が展示されており、見応えがあった。
館内はとても広いが観光客はほぼいないので静かに見学できる。
窓からはシンボルである煙突を間近に見ることができる。
モダニズム建築であり、産業遺産でもある珍しい世界遺産である。
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