海商都市リヴァプールの行き方
目次
日帰り難易度★☆☆☆☆
海商都市リヴァプールは18世紀にアメリカと西インドを結ぶ貿易の中継地として大きく発展しました。
この貿易には資源の他に奴隷売買も含まれていたことから、奴隷貿易によって栄えた負の遺産としても知られています。
ビートルズの出身地でもあり、イングランド中部の大都市でもあります。駅から徒歩圏内に、世界遺産に指定された港地区があります。
リヴァプールの行き方
リヴァプールにはリバプール・ジョン・レノン空港という空港があり、国際便も発着しています。
ロンドンからはユーストン駅から高速鉄道で2時間半~3時間程度です。日帰りができないわけではありませんが、早足の観光になってしまうでしょう。
バスの場合はロンドンから5~7時間程度です。バスターミナルは駅の近くにあります。
アルバート・ドックの行き方
海商都市リヴァプールの見所は博物館が集中する駅付近と、船のドックがあるアルバート・ドック付近に分かれます。
アルバート・ドックは駅から歩いて600mほどで、やや下り坂を歩いて行きます。

ライム・ストリート駅から西南を目指して大きな通りを歩いて行く。

おしゃれなショッピングモールもあるが、夜間はやや薄暗く、飲み屋も多いので治安が良くない。
アルバート・ドック
湾岸の赤い建物は耐火性の大きな倉庫でしたが、現在は海洋博物館の他、ビートルズ・ギャラリー博物館などの商業施設になっています。
ライトアップによって暗闇に浮かび上がるアルバート・ドックも綺麗ですが、夕日を受けてさらに赤く染まる倉庫も美しいです。

海沿いに歩いて行くとひときわ目立つ赤い建物が見えてくる。

アルバート・ドックの大きな看板がある。夕日を受けるとさらに赤みを増す。

この赤い倉庫は木材を全く使用せず、世界初の完全耐火性の倉庫として建築された。

すぐ裏手には海が広がっている。ここから大西洋を越える船が発着した。

倉庫はコの字型になっており、内部には停泊する船も見られる。

内周には船を見ながら食事ができるカフェやレストラン、ホテルもある。

海洋博物館の入り口。入場は無料(寄付)だが閉館時間が17時と早い。

ビートルズ・ヒストリーがある玄関。こちらは18時で閉館する。

美しいデザインの赤い倉庫。貿易の勢い低下で衰退したものの、息を吹き返した。

アルバート・ドックの隣には小さな遊園地がある。上から眺めてみるのも良い。

反対岸にはピア・ヘッドと呼ばれる三つの大きなビルが建つ地区があり、リヴァプール発展の象徴となっている。
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