ブレナム宮殿
目次
日帰り難易度★★★☆☆
ブレナム宮殿は広大な庭園や迷路状の庭などを持つバロック様式の豪華な宮殿で、18世紀に建てられました。チャーチル家お抱えの宮殿であり、首相のウィンストン・チャーチルもここで誕生しました。
オックスフォードの郊外、広い草原地帯にあり、庭園部分を含めると丸1日かかるほど大きな宮殿です。冬期は例年12月21日ごろ~2月14日ごろまで休業しておりこの期間は入場ができません。
ロンドンからオックスフォードへ行き、そこからバスを使用するため日帰りの難易度は少し上がりますが、ロンドンから十分に日帰り圏内と言える世界遺産です。
オックスフォードの行き方
●ブレナム宮殿のある町、オックスフォードはロンドンの北西部にあります。鉄道の場合はロンドン、パディントン駅からバーミンガム方面に向かう電車に乗ります。電車は頻繁に運行しており、約70分ほどでオックスフォード駅に到着します。駅からブレナム宮殿方面に向かうバス乗り場は600mほど離れています。
●バスの場合ロンドン市内からX90番バスで2時間弱でオックスフォード市内中心部のグロスター・バス・ステーションに到着します。
●ブレナム宮殿へ向かうにはオックスフォードからバスに乗る必要があり、バスはグロスター・バス・ステーションから発着します。オックスフォード駅からこのバス停までは5-7分ほど歩きます。(下地図参照)
●グロスター・バス・ステーションからはS3の2階建てバスに乗り、30分ほどのウッドストックバス停で降車します。
オックスフォード駅とバスステーションの地図。
オックスフォード駅。世界有数の大学街としても有名。
大きな交差点から人通りが多い、少し細い路地に入っていく。
大学街は少し坂になっている。バスターミナルはこの先左手にある。
バスで30分ほどでウッドストックに到着。ヘンジントン・ゲートが目印。
バス停を降りて門をくぐり、さらに5分ほど歩く。
まっすぐ歩き続けるとようやく大きな建物が見えてくる。
この建物は売店兼インフォメーション。右手奥に進んでいく。
ブレナム宮殿
ブレナム宮殿は1700年代に戦争で手柄を立てたチャーチル候に贈呈される形で建てられました。その後はチャーチル家の所有物となり、首相ウィンストン・チャーチルもここで生まれました。
約200部屋の広大な宮殿はその一部が見学順路に沿って見学できます。広々とした宮殿には肖像画やタペストリー、調度品などが飾られており、豪華さに磨きをかけています。王室の図書室や巨大なパイプオルガンなど館内だけでも見所が多数あります。
入館は宮殿と庭園がセットで10:30-17:30、12/21~2/14までは冬季休園となるので訪問時期にはご注意ください。
ここでチケットを確認され、中へ入る。手荷物を預けるロッカーもある。
左右で均整の取れたデザインをした大きな宮殿がブレナム宮殿。
肖像画がたくさん並んだ部屋。宮殿らしい内豪華な内装である。
大きなタペストリーのある部屋。歴史的出来事の場面が描かれている。
調度品や暖炉、床敷にいたるまで豪華な装飾がなされている。
本が2階に渡って保存されている図書室も見学順路に含まれる。
図書室は大きな広間のようになっている。
壁に据えられた大きなパイプオルガン。実際に演奏が披露されていた。
パイプオルガンの脇を通り、見学を終えるとブレナム宮殿の外に出る。
見学路の出口付近にある礼拝堂。宮殿内に大きな祈りの間がある。
宮殿の裏手には整備された噴水庭園が広がっている。
敷地内には小さな人工池や湖まで造られているほか、広大な庭園が隣接している。
庭園は4600haに及ぶほど広大で、見学は1日がかりとなる。
プレジャー・ガーデン
プレジャー・ガーデンはブレナム宮殿から少し離れた南側に位置する小さな公園です。2016年時点では宮殿側から訪れるとこができないため、一度退館して外側から回り込む形になります。
チョウチョの飼育が行われているビニールハウスや、植物の巨大迷路など、遊び心あふれる庭園が人気の場所です。チケットはブレナム宮殿と共通です。
駐車場付近から南に10分ほど歩くとプレジャー・ガーデンの入り口につきますが、歩くのが辛い方はミニ鉄道を利用するのが便利です。
ブレナム宮殿とプレジャー・ガーデンを結ぶミニ鉄道。
プレジャー・ガーデンの入り口。大きな木が出迎える。
ミニチュアサイズの街が展示されている。奥には水の遊び場などがある。
背の高い植物で造られた迷路のような庭園。
構造としてはシンプルなので迷う心配はなさそう。
バタフライ・ハウス。いろいろな種類のチョウが放し飼いにされている。
近くの世界遺産
なし
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