世界遺産、古市古墳群はこう巡れ!バイクで巡る古墳群完全ガイド
関西世界遺産遠征も6日目。斑鳩町から古市に向けて出発します。高速道路を使うとすぐで、バイクで15分ほどで古市市内に入りました。
2019年に世界遺産に登録された大阪府内にある二つの古墳群、百舌鳥、古市古墳群。どちらもとても特徴的で魅力的な世界遺産です。
しかし、それぞれの古墳は距離が離れているためかアクセスが悪く、また情報も少ないため巡り方がいまいちよくわからず人気のない世界遺産でもあります。
そこで本記事では、バイクで古市古墳群の古墳をほぼ網羅してきた筆者がそれぞれの古墳の特徴や写真をまとめてご紹介します。
まずは各地に点在する古墳をそれぞれGoogleMapに記載しました。古市にもたくさんの古墳があるのがわかりますね。
下記の古市公式ホームページではウォーキングコースが公開されています。
すべての古墳を巡るにはAコースとBコースを踏破せねばならず、総歩行距離は約12km、所要時間は5時間ほどです。
さらに古市市内はとてもアップダウンが多いので距離以上に疲労が蓄積すると予想されます。おすすめなのはBコースで、土師ノ里から古市駅まで一時間半かけて巡るコース。
見どころが網羅されていますし、なにより見るのは古墳なのでそれだけ見れば満足するでしょう。
どうしてもすべて廻りたい場合は、土師ノ里駅でレンタサイクルを利用するか、バイクで回るのがおすすめです。小さめの古墳群には駐車場が無く、古市市内は道幅が狭いので車での周遊はまったくもってお勧めできません。
まずは土師ノ里駅から北側に向けて出発します。
允恭天皇 惠我長野北陵
允恭天皇 惠我長野北陵の入り口は北西側にあります。
古墳に立ち入ることはできませんが、拝所があります。
古市古墳群の中では駅からも近く、古市古墳群の中では4番目に大きな古墳です。
鍋塚古墳
土師ノ里駅を降りて目の前にある円形の古墳が鍋島古墳です。
鍋島古墳は階段があり上に登ることもできます。
仲津姫命 仲津山陵
鍋島古墳からは仲津姫命仲津山陵が見えます。大きさは古市古墳群の中で2番目。
応神天皇陵
応神天皇陵は古市古墳群のなかでも最も大きく、中心となる古墳です。
2019年に百舌鳥の仁徳天皇陵などと共に世界遺産に登録されています。
拝所は北西側にあり、他の古墳と比べてよく整備されています。内部に立ち入ることはできません。
拝所の後ろには丘のように大きな古墳が見えます。墳丘長は400mを超え、古市古墳の中で最大です。
応神天皇陵陪塚ほ号
通称墓山古墳。周囲では勾玉や埴輪が多数出土したのだそうです。拝所はありませんでした。
後は古市駅を目指すと、古墳の見どころを巡るBコースは終了です。これだけでも十分に古市古墳群の魅力は堪能できると思います。まだまだ体力に余裕があるという方は古市駅からAコースをスタートしましょう。
高屋築山古墳
Aコース最初の古墳、高屋築山古墳は古市駅の南側、線路を超えた先にあります。
拝所はありますが、比較的小規模の古墳です。6世紀初頭の成立とのこと。
日本武尊白鳥陵
通称白鳥陵古墳。ほかの古墳と違い、目の前に大きな駐車場があります。
住宅街に突如現れる大きな古墳。日本武尊とはヤマトタケルのこと。
清寧天皇陵
白鳥陵から国道170号を渡った先にある古墳です。ほかの古墳同様、拝所があります。
仁賢天皇陵古墳
仁賢天皇陵古墳へは、駐車場から細い通路を抜けて行きます。
出土した埴輪から、6世紀前半の成立とされています。
仲哀天皇陵
仲哀天皇陵、通称岡ミサンザイ古墳は古市古墳群の中で3番目に大きな古墳です。
こちらはAコースの目玉となる古墳。5世紀ごろの成立とされています。
ミサンザイとは陵(ミサギイ)の発音がなまったものだそうです。
後は北側の古墳を巡り、藤井寺駅に向かうとAコースも終了です。Aコースは平たんな道が多いですが地図で見る以上に実際は距離があり、歩いて巡るのは本当に大変だと思います。今回はバイクで巡りましたが、A,B両コース合わせて2.5時間はかかりました。
市街地がとにかく入り組んでおり、古墳の目印が少ないので迷いがちになります。本記事を参考に古墳を見失わないようにウォーキングを楽しみましょう。筆者は午前中に古市の古墳を巡った後、百舌鳥地区に向かいました。次回は百舌鳥地区の古墳巡りです。
おまけ。。
河内大塚山古墳
百舌鳥と古市のちょうど中間にある大きな古墳。古市古墳群に含める説もあります。
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少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。
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