バイクで巡る関西世界遺産の旅
静岡→三保の松原→伊勢湾フェリー→伊勢
前日の雨が嘘のように消え去り、雲一つない青空が広がる静岡市を出発し、この旅で一つ目となる世界遺産、三保の松原を目指します。静岡駅をまっすぐ南に進んでいき、太平洋に沿ってドライブしていきます。
海が近づくにつれて南国のような植物が目立つようになってきます。気温も暖かくまさにバイク日和といったところ。
春風に運ばれる潮湖かおりが心地よい、そんな海沿いの道を東へ進みます。
静岡駅から三保の松原へは車で3,40分といったところ。できれば富士山の見える晴れの日に訪れたい世界遺産です。海沿いの道を進むこと10分ほどで、左手にうっすらと富士山が見えてきました。
左奥にうっすらと富士山が見えます。三保の松原と富士山は思っているよりも離れています。
富士山を正面に見ながらバイクを乗り進めていきます。
車の流れが順調だったためか45分ほどで三保の松原の入り口が見えてきました。
三保の松原には大きな駐車場が無料で併設されています。朝早いので観光客はまばらです。
きちんとオートバイ用のスペースが確保されていました。ここからはバイクを降りて探索します。
松林を抜けて海岸に向かって歩いていきます。うっすらと潮の香りと波の音がします。
三保の松原は平安時代から景勝地として多くの人を魅了してきた地でもあります。
富士山世界遺産登録の石碑。2013年に富士山の構成資産として登録されました。
松原を抜けると海岸が見えてきます。潮風が一層強く吹き付けます。
海岸を少し歩くと遠くに富士山が見えてきました。自分の創造よりも遠くに富士山が見えました。よほど天気の良い日でなければ富士山は見えないかもしれません。
コロナ下であるためか休日にもかかわらず人出はまばらで、みな思い思いに写真を撮っていました。しかし、大きな望遠レンズでないとパンフレットのように美しい写真を収めるのはなかなか難しそうにも感じました。
見どころは富士山なのですが、他には松原と砂浜が広がるのみ。滞在時間は20分もあれば満足するのではないでしょうか。せっかくなので松原のほうも少し散策してみました。
散策ルートは15分ほど。道が整備されているので山道というほどでもなく歩きやすい印象です。
松原を抜けると松の葉と富士山を画角に収められるビュースポットがありました。
滞在時間は1時間ほど。40分もあれば十分観光できるのではないでしょうか。はるか昔から続く美しい景色を目に収めこの地を後にします。
松原で人懐っこい野良猫になつかれ、少し遊びました。
さて、三保の松原を10時に出発し、午後は国道1号でひたすら静岡県を横断、伊勢湾フェリーを目指します。目標は伊良湖を15時20分に出るフェリー。時間には比較的余裕があるはず。
茶畑の見える国道一号をひたすら西に向かって進んでいきます。コンビニで軽食をとり、ガソリンスタンドで休憩を入れながらひたすらバイクにまたがります。
いつしか時間は12時を回っていました。
国道1号は2車線で交通量が多く、さながら高速道路のようでもあります。
長旅をするのか、大荷物を抱えて走るライダーも多く見かけます。こういう時、バイク同士の仲間意識が生まれます。
再び太平洋沿いを走ります。快晴で眼前には絶景が広がります。
道の駅潮見坂で小休止。時刻は13時。ここまでくれば伊良湖はもう少し。国道1号ともお別れです。
潮見坂を出ると国道一号から外れ、伊良湖のある半島を進んでいきます。国道から外れたとたん、周囲は何もない田舎道の風景に変化しました。
ここからはひたすらに一本道を進んでいくのですが、風景がほとんど変わらず、苦痛ですらありました。
潮見坂を過ぎてからというもの、距離を示す看板も土地名を示す看板も減り、伊良湖まであとどれほどなのかわからない時間帯が続きました。
対向車線に大型バイクを確認したことで、フェリー乗り場が近づいていることを感じます。
目標としている15時20分という時間も迫り、代わり映えのしない光景に若干の焦りを感じます。
潮見坂から1時間40分ほどで、ようやく伊良湖の近くまで来ることができました。
伊良湖フェリーターミナルに到着。時間にはやや余裕をもって到着できました。
バイクの列に整列し、乗車券を購入しに向かいます。人生で初めて、バイクでフェリーを利用します。
チケットを購入し、ターミナルでワクワクしながら、その時を待ちました。静岡から紀伊山地に向かう場合、名古屋の高速道路を経由するよりもガソリン代、高速道路代を加味しても、フェリーを利用したほうがお得だと思います。フェリーに乗っている間は体力を温存することもできます。
自分のほかに合わせて10台弱ほどのバイクが同時に乗り込むようでした。放送で呼ばれると、バイクから先にフェリーに乗り込んでいきます。
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