バイロイト辺境伯歌劇場の行き方
目次
日帰り難易度★★★☆☆
バイロイトはドイツ中部を東西に走る古城街道に位置する街で、18世紀に建築されたバロック様式の壮大なオペラハウスが世界遺産に登録されています。
歌劇場としては大規模で、バロック様式の装飾が現在までよく保存されていることからワーグナーの目にとまり、その後彼はこの地に新たな歌劇場を建設しました。
2012年の世界遺産登録当時から改装中のため大部分の見学が不可でした。工事は延長に延長を重ね、終了予定日時を2年遅れましたが、2018年から見学が可能になったとのことです。
バイロイトの行き方
バイロイトはドイツ中部に位置しており、主要都市からはやや離れているので訪問にはやや不便です。
古城街道沿いの大きな都市、ニュルンベルクから近郊鉄道で約50分ほどでバイロイト駅に到着します。ニュルンベルクはミュンヘンから高速鉄道で約1時間、フランクフルトから高速鉄道で約2時間となっています。
ニュルンベルク~バイロイト間の鉄道は本数がやや少ないので事前に調べておくとよいでしょう。
バイロイト中央駅から辺境伯歌劇場へは平坦な道を約700mほど南に進むと到着します。
バイロイト中央駅。駅前にはたくさんのタクシーが待機している。
ニュルンベルク~バイロイト間の鉄道は本数が少ないので注意。
バイロイトでは世界でも有名な音楽祭が年に1度開かれるため、ホテルも多い。
平坦な道を南下していく。駅からそれほど遠くは無い。
普通の建物に挟まれる形で左手に辺境伯歌劇場の入口がある。
バイロイト辺境伯歌劇場
辺境伯とは地方長官といった立場の人物を指す語で、ブランデンブルグ-バイロイト辺境伯に嫁いだプロイセン王女ヴィルヘルミーネによって建てられました。
バイロイトという小さな街に建てられましたが、このオペラハウスは当時のドイツ国内でも最大規模であったそうです。バロック様式の美しい装飾が見所です。
2012年の世界遺産登録から長期間にわたり修復保存のための工事が行われ見学ができませんでしたが、2018年以降内部見学が再開されているようです。
以降の写真は修復工事中に訪れた際の写真であることをご了承ください。
修復中は内部に入ることができず、完成予想図が展示されていた。
作業用の足場が大々的に展開されており、美しい装飾部分はカバーが掛けられている。
観覧席に降りる階段。完成当時この歌劇場はヨーロッパ一美しいバロック劇場とも称された。
復元予想図の一部。辺境という名前はつくが、バイロイトは当時ドイツの中心部として栄えていた。
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