ラス・メドゥラス 【スペイン】 日帰り難易度と行き方

ラス・メドゥラスの行き方

日帰り難易度★★★★★

ラス・メドゥラスはスペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン地方のポンフェラーダ近くにあります。

豊富な金鉱脈はローマ帝国の重要な資産で有り、水を利用した山崩しがさかんに行われました。その後栗林の再生力と山肌の赤色が相まって現在のような光景になっています。

ポンフェラーダの行き方

ラス・メドゥラスへは山間の小さな街ポンフェラーダから向かいます。巡礼路の中継地点となっており、テンプル騎士団ゆかりの要塞もあります。電車の場合はア・コルーニャやルーゴ方面から来る場合はオウレンセで乗り換えます。

レオン方面から来る場合はアストルガ方面行きの電車に乗ると途中駅があります。スペインの鉄道は車内アナウンスや掲示がしっかりしているため、降り間違える心配は少ないですが、運行する便数が少ないので注意しましょう。

バスは各方面から発着しており、ここからAlsaで世界遺産のある街オビエドに抜けることもできます。ラス・メドゥラスへ向かう際はコインロッカーや観光案内所があるバスターミナルへ向かうのが便利です。

ポンフェラーダに向かう車窓の風景。山間の道を進んでいく。

高所から見たポンフェラーダの街。標高が高く、夏でも少し肌寒い。

ポンフェラーダの駅前。駅自体はとても小さく、移動手段としてはバスの方が主流。

鉄道駅を出たらまずは線路を渡ってバスターミナルを目指す。

橋を渡って左奥を目指して歩いて行く。途中に鉄道博物館があるのがわかる。

赤茶色の地味な建物がバスターミナル。コインロッカーや観光案内所がある。

ターミナル自体は大きくて目立つ。主要な移動手段は本数の多いバスである。

ラス・メドゥラスの行き方

ラス・メドゥラスはポンフェラーダから車で30分ほどの位置にあります。ラスメドゥラス行きのバスは本数が少なく、現地の観光ツアーも毎日実施している訳ではありません。

また、山道を散策するので自分のペースで歩けるようタクシーをチャーターすることをおすすめします。交渉次第にはなりますが、往復+2時間の待機時間を含めて65ユーロでした。観光スポットの目玉は2カ所で、1カ所目は山々を見下ろす展望台。

そしてもう一カ所が山のふもとで、ビジターセンターや飲食店が点在します。タクシーの運転手たちもそれなりに共通の観光ルートを持っているらしく、どちらへも連れて行ってくれることが多いでしょう。

展望台

ふもとから時間をかけて登山することもできるようですが、展望台付近には駐車場があり車で向かうこともできます。体力に自信が無い場合や、時間に余裕がない場合は車で上まで登ってしまいましょう。

タクシーを使って山の上まで向かう。山道をかなり登って行く。

ポンフェラーダからは40分前後。街を出ると山道が続いている。

山の上の駐車場に着く。遠くの景色が見えるように、ここもかなり標高が高い。

ここから上へは車が登れないので歩いて行くことになる。ドライバーを待たせておく。

下には駐車場が見える。ゆるやかな道を1分ほど歩くが、景色が開けていて気持ちいい。

山道を登っていくと展望台が見えてくる。山道は日陰がないので注意。

ウッドデッキのようになっている展望台。晴れていればとても気持ちがいい。

山の頂上付近に大きなウッドデッキがある。ここからの眺めはまさに絶景。

ローマ人が行った山崩しと栗林の自然再生力が見事に調和した風景。

ラス・メドゥラス

ラス・メドゥラスは自然の景観美であるため自然遺産のように思われがちですが、これらは人工景観であるため、れっきとした文化遺産です。もともと金がとれる鉱山として有名だった土地だそうですが、ローマ帝国の時代に鉱山が開拓され、帝国の繁栄を支えました。

採掘作業を効率化するため、水道橋で水を引き、水圧で大規模な山崩しを行ったといいます。金鉱山の枯渇と共にローマ帝国も衰え、この地には赤い山肌が残りました。栗林の繁殖力と生命力によって緑を取り戻した現在のラス・メドゥラスは他に類を見ない珍しい風景となっています。

 

赤い山肌の奇抜な山と、栗林の緑色のコントラストが美しい。

遠くまで山で囲まれた立地であるため、ここまでのアクセスがとても難しい。

岩肌にはいくつか穴が空いており、トンネルを徒歩で訪れることもできる。

タクシーで山の下側に降りる。看板にはラス・メドゥラスの表示がある。

ふもとにはビジターセンターが2カ所ある。シエスタが長いので昼時間には注意。

ラス・メドゥラスのふもとは歩くことができる山道が整備されている。

下から眺める奇岩はまた違った雰囲気を醸し出している。

ローマ帝国の繁栄を担った金鉱山は、現在では枯れ果ててしまい当時の面影もない。

散策路は平面が多く、見た目ほど坂道は少ない。整備されているため歩きやすい。

栗林なので地面にはたくさんの栗が落ちている。

水流で削った坑道の何カ所かは見に行くことができる。

縦穴の規模はとても大きい。古代ローマ人は固い岩盤を水流で見事に整備した。

縦坑を探検すると、当時のローマ帝国の繁栄ぶりを感じることができる。

人の大きさと比べると穴の大きさがよくわかる。大量の水が流れたと思われる。

山の中に奇岩がそびえている風景はラス・メドゥラス特有の絶景。

下から見上げるとまた違った風景が見えてくる。栗林の生命力を感じる。

2時間もあれば十分散策して回れるだろう。ゆっくり見たければ3時間のチャーターもよい。

 

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オビエドとアストゥリアス王国の建造物群 【スペイン】 日帰り難易度と行き方 No.29

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ルーゴのローマ城壁 【スペイン】 日帰り難易度と行き方 No.27

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