世界最小級の世界遺産、韓国江華の支石墓群巡り 【韓国・ソウル】旅行記3日目

韓国ソウルにある全6種類の世界遺産を制覇することを目標とした旅の3日目。

この日はソウル郊外にある江華島の支石墓を散策しに行きます。江華島(カンファド)といえば日本人になじみ深いのは江華島事件ですね。

当時鎖国政策を行っていた韓国に対し、日本は蒸気船で迫り開国を求めようとしました。江華島付近で日本船舶が攻撃を受けたのを口実に(わざと韓国側を挑発して攻撃させたという説もある)開国を迫りました。

その後韓国は開国に向けて動き出しますから、歴史の転換点ともなった場所でもあります。

そんな江華島はソウルからバスで2時間ほどの場所にあります。交通の便が悪く鉄道が通っていないのでこのバスが主な移動手段です。

江華島行きのバスは若干わかりにくいのですが、新村からバスが出ています。新村駅の4番出口を降りて、道路に沿って歩きます。

というわけで弘大入口から新村に移動したのですが、その後乗ったバスは弘大入口でも止まりました、、。なんか損した気分ですが、乗れたので良しとします。

新村の4番出口からでます。ちょっとソウルから離れるのでわくわくします。

新村のバス乗り場は八百屋っぽい店の前でした。たくさんのバスが行き交います。

ここから3000番のバスに乗れば良いということはわかっていましたが、このバスがいつ来るのかは全然わかりませんでした。時刻表通りに運行しておらず遅れているのか何なのか、、

こういうときはとにかく人に聞いてしまいます。近くにいたおばさんに江華島に行きたいと言うと、ここで待っていれば来るから大丈夫だよと教えてくれました。

さらに、待つこと数分で3000番のバスが来たときに、すぐにこのバスだよと教えてくれました。とても優しい人でした。

乗ってさえしまえば一安心です。あとは終点江華島まで2時間弱の旅です。

バスはどんどんソウル市内から遠ざかり、車窓には田舎の風景が広がります。バスは空いており、ガラガラ状態でした。2時間ありますがバスにはトイレがなく、トイレ休憩も無いので注意が必要です。

寒さで疲れた体にはとても心地の良い2時間でした。

時間通りに江華島に到着。島とはいえど、本土と橋で繋がっています。

江華島のバスターミナル。タイムスリップをしたような田舎です。

新年なのにまだクリスマスツリー!?ここがバスターミナルの待合室です。

江華島も広いのでたくさんバスが運行している。乗り間違えないようにしたい。

支石墓を通るバスはたくさんありますが、どのバスに乗れば一番良いのかわからないので、とりあえず観光案内所へ行きました。

支石墓の写真を見せると、バスの番号と時刻を書いた紙を渡されました。このバスが今から一番早く発車するバスだそうです。

トイレを済ませていると時間になったのでバスに乗ります。思ったよりも近くて、バスで15分ほどで博物館の前につきました。

こぢんまりとしたかわいいバス停。帰りはここからバスに乗ります。

わざわざここで降りる人は少ないので、あらかじめバスの運転手に伝えておくと良い。

支石墓群の前には博物館があります。できたのは比較的新しいのだとか。

田舎町に不釣り合いな大きな博物館。値段の割に展示は微妙だったかな。

支石墓のでき方などを学べますが、一般的な歴史博物館です。

正直見るほどのことでも無いのですが、支石墓のでき方や石の運び方などをここで学んでおくと、実際に巨石を見たときに感動があると思います。

というか何も知らずに見るとただの石ですからね。

博物館での見学を終え、いよいよ道路を挟んだ反対側にある支石墓群の見学です。韓国国内で約1000基の石が世界遺産登録されており、そのうち約100基が江華島にあります。

さらにそのうち約10基がこの周辺に点在しています。

さて、この周辺には全部で14個ほどの巨石がありますので、散策します。

まずは博物館に一番近い場所にあるこの巨石。いまにも倒れそうです。

ちゃんと世界遺産マーク。おそらく15番。なんと、これもひとつの世界遺産なんですよ。

そしてこれが支石墓群の中でもおそらく一番有名な18番支石墓。

近くで見るとやはり重厚感があります。下は大人がくぐれるくらいの大きさがあります。

大きな石はけっこう奥行きがあります。見応えもあります。

人の大きさと比べるとものすごい大きな石というのがわかると思います。

支石墓の作り方です。なるほど、いったん土で埋めてから乗せたんですね。

この支石墓もちまたではガッカリ世界遺産と言われているのだそうです。たしかに江華島まで2時間かけて来る手間を考えるとただの巨石なのですが、個人的にはこれには満足です。

ストーンヘンジとは違いますが、この大きな石が上に乗っている光景はけっこう迫力がありました。

さて、この公園内には2種類の巨石しかありませんが、じつは奥に進むとさらに12種類の巨石があることはあまり知られていないようです。

わざわざ時間を掛けてここまで来たわけですから、せっかくなのでもう少し世界遺産の支石墓巡りをしてみましょう。

目印はこの看板です。韓国語ですが、他にも12個巨石があるよ!!と案内しています。

けっこう森の中にもあったりします。宝探しみたいで楽しいです。

もはやあぜ道ですね。公園から離れて奥へ進んで行きます。

見つけました19番巨石。これももちろん世界遺産です。

そして19番のすぐ後ろに20番巨石。支えが崩れてしまったのでしょうか。

びっくりするくらい普通の農耕地に放置されている巨石。一応枠で囲んではありますが。

そのすぐ近くには116番巨石があります。番号の基準はよくわかりませんね。

周囲の景観と一体化している。これはもはやただの石では、、ないか。

さて、巨石巡りは続きます。どんどん進んでいきましょう。

これはちょっと大きそうですね。傾斜に横たわっています。

117番巨石だそうです。一つ一つの巨石はどれも形が違いますね。

上側が博物館のある方向です。公園から大分離れてきましたね。

巨石巡りがだんだん楽しくなってきました。ここまで来る人はレアでしょう。

雑木林の中に入っていきます。山登りではないですが、風が寒いです。

雑木林の中にぽつんと一個あるのが120番巨石。ちゃんと世界遺産マークもあります。

そのすぐ近くに119番巨石です。枠で囲ってあるので目立ちます。

見てきた中で一番小さいのがこの119番巨石と120番巨石です。これらはまさに

世界最小級の世界遺産

といえるのではないでしょうか。厳密に言えば世界最小の定義には当てはまらないかもしれませんが、構成資産のひとつとしては小さいものといえるでしょう。

もちろん、紀元前1000年~100年という先史時代のとても貴重な痕跡です。世界遺産の大きさなどその価値の判断材料にはなり得ません。

雑木林の中をどんどん進んで行きます。当たり前ですが観光客は1人もいません。

巨石は柵で囲んであるので見つけやすいです。道ばたにまた巨石が。

118番巨石です。この辺は番号も連続性が見られますね。

どんどん奥まで進んで行きます。

あやうく見落とすところだった14番巨石。珍しく柵で囲んでありません。

この石の表面には運んだときについた謎の痕が残っています。興味深いですね。

ここからはまたちょっと離れているのでさらに奥まで進みます。博物館からかなり遠くまで来てしまいました。地元の人すら見かけないような場所です。

人も通らず、地図もけっこう曖昧なので迷いそうになります。韓国まで来て巨石巡りをする物好きはなかなかいないでしょうね。

少し歩くと車道にぶつかりました。道路を挟んだ向かい側に、さらに巨石がありました。

手前が13番巨石。奥に12番巨石も見えています。言われなければ気付きません。

こちらが12番巨石です。柵がないので普通の石と間違えてしまいそう。

これは大きな支石墓(コインドル)。森の中にある11番巨石です。

これは大きいですね。大昔はこれも立っていたのでしょうか。

一番奥にあった10番巨石。これで14個の巨石群はコンプリートです。

これもひときわ大きいですね。傾斜を利用して立っていたのでしょうか。

さて、ここまで来てようやく14個の支石墓を見ることができました。博物館は遙か遠くの方にあります。観光客も誰も来ないような世界遺産を訪問できたので妙な達成感が生まれました。

歩いている途中はソウルまで来て自分は何をしているんだろうと自問自答していましたが、どの石もちょっとずつ違っていてけっこう楽しめました。

一番有名な18番巨石だけでなく、奥にある巨石群も合わせてみると、また違った楽しみができると思います。

さて、ただの巨石を見て終わりだろうと思っていましたが、予想以上にここで時間をつぶすことができました。

ゆるゆる博物館に向けて戻っていきます。数少ない観光客を待つ巨石はどこかもの悲しく見えました。

歴史博物館の裏手には海洋博物館もあります。チケットが共通らしいのでせっかくだし入ってみることに。

中は子供連れが多く結構混んでいましたが、展示は普通の自然史博物館ですね。

動物の剥製や骨、昆虫の標本などが展示されていました。興味のある方はぜひ。

巨石散歩をしていたら良い時間になったのでそろそろソウルに帰ります。小さなバス停で待つこと10分。ゆるゆる江華島バスターミナルに帰ります。

バスの車窓からは、道路沿いにある巨石がいくつか見えました。途中で降りても良かったのですが、この江華島だけでも100基ある巨石。全部巡っていたらきりが無くなってしまいます。

今回は十分満足したのでそのまま帰ることにしました。

ソウル行きのバスはけっこう本数があるので困ることはありません。江華島はソウル市内と比べると若干物価が安いのでお土産を買うのに最適です。

待ち時間に大量に韓国お土産を購入して帰りのバスに乗り込みました。夕方も近くだんだんと日が暮れていきます。

帰りは弘大入口で止まることがわかっていたので、新村ではなくちゃんと弘大入口で降りました。降りるとすぐに寒い風がおそいます。

弘大入口付近は安い飲食店も多くて楽しいです。辛いもので暖まります。

ソウル3日目を終え世界遺産は5種類制覇しました。ショッピングや韓国料理も楽しめたのでとても満足です。

明日は世界遺産、水原華城を見学し、夕方日本に帰国します。

 

次の記事はこちら

韓国のランドマーク水原華城をゆっくり1周してみた 【韓国・ソウル】旅行記4日目

前の記事はこちら

ソウルの高尾山こと世界遺産南漢山城ハイキングと江南散策 【韓国・ソウル】旅行記2日目

本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

 

また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です