チップ文化の世界三大うざい国モロッコ 【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記2日目

チップ文化の世界三大うざい国モロッコ

 

2日目

予備のお金を行きの飛行機内でスられるという失態を犯してテンションが下降していたのですが、過ぎたことを悔いても仕方が無いので切り替えて旅を続けます。

空港の地下から出発する電車に乗ってカサブランカ郊外の乗換駅に向かいます。

電車はいたって普通ですが所々ホコリがあったりと清潔感はあまりありません。

30分ほどで乗換駅に着きました。異国の風が漂っています。

モロッコは第二外国語がフランス語のため、モロッコ語とフランス語の併記が多く、英語のアナウンスが無いこともあります。

この駅はまさにそうで、マラケシュ行きの乗り場がどこかわからず早速少し迷いました。出発時刻になっても電車が全然来ないので焦りましたが、さっそくと言っていいのかわかりませんが出発が20分遅れました。

満員電車で人は通路まであふれかえっています。自分は連結部のドアに陣取り、外を眺めることにしました。カサブランカからマラケシュまでは電車で4時間。長旅です。

時折見える町並みは冒険心をくすぐります。

午後3時。終点のマラケシュ駅に着きました。駅がとても綺麗です。

駅を降りるとすぐ、タクシードライバーの群れが近寄ってきました。どの国でも空港やターミナル駅での勧誘は見慣れた光景なのですが、モロッコの勧誘はさらにうざさがプラスされたような感じでした。

断ってもどこまでも付いてこようとするし、少しスマホで地図を見ようと立ち止まるとにやにやしながら話しかけてきます。しかも、タクシーの値段が尋常じゃ無いです。

駅から世界遺産の旧市街まではやや距離があるのですが、せっかくなので歩いて行くことにしました。

モロッコの新市街はわりと都会的で、整備されている印象です。

ゴミも無く、東南アジアの小都市よりも町並みが綺麗に感じます。

30分ほどひたすら歩き、旧市街の入口に着きました。

この門をくぐると旧市街に入り、雰囲気もがらっと変わります。

モロッコ一つ目の世界遺産”マラケシュのメディナ“に到着です。10世紀から11世紀にかけて砂漠地帯の交易点として大きく発展した町で、たくさんの店や観光客で賑わうパワフルな街です。

新市街と比べると旧市街は入り組んで迷路のようになっています。

こうした街角のひとつひとつが絵になります。

マラケシュのメディナは観光客もたくさんいることから治安があまり良くなく、悪意を持った人も近づいてきます。

道を歩いていると

ダメダメ、そっちは行けないよ!!

と大声で注意してくる奴が一番多かった気がします。どこへ行こうが自由なので無視して歩けばいいのですが、下手に立ち止まってしまうとお店に勧誘されたりします。

特に気弱な人とかだと強引に押し切られそうな圧力もありました。

もう一つ、モロッコのうざいところは、とにかくチップ文化なところ。何かしてもらうたびに些細なことでチップを要求されます。本当にうれしかったときには快くチップを上げたいのですが、催促されるとイラつきます。

個人的に受け付けないのが、子供も当然のようにチップを要求してくること。小さな子供が近寄ってたかってくると、なんだかやるせなくなってしまいます。

文化の違いなので気にしすぎてはいけないのかもしれませんが、モロッコがインド、エジプトと並ぶ世界三大うざい国と言われる所以が分かった気がしました。

ごちゃごちゃとした町並みは映画のセットのようでわくわくします。

特産品の革製品から食べ物、小物に至るまであらゆるんものが売られています。

メディナは要塞として外敵の侵入を防ぐため、わざと迷路のように作られているので、現地の人でなければ高確率で迷います。ただでさえ迷う街なのに、先ほどのちょっと待ておじさんやチップくれくれキッズがいるので1時間散策するだけで疲れます。

スマホのGPSやガイドブックの地図はざっくりとした位置情報しかわからないので全然参考になりません。一般の観光客は必ず世紀ガイドをつけて回るようですね。

メディナの中心地フナ広場はマラケシュの熱気がぎゅっと凝縮されていました。

なかなかいい写真が撮れなかったのですが、フナ広場の熱気を示す一枚。

いたるところで大道芸やゲーム大会が行われています。観光客もたくさんいてまさにカオスな空間でした。ちなみにこのフナ広場の光景はユネスコの無形文化遺産としても登録されています。

モロッコはイスラム文化圏なので猫を大事にする風習があります。いたるところで猫をみかけました。

かっこいいバイクにまたがるライダー風子ネコ。近づいても逃げませんでした。

泊まったリヤドにもネコが居ました。普通に部屋に入ってきてくつろいでいました。

フナ広場は夜になるとさらに活気が増すとのことだったので、いったん宿に戻り、少し体を休めます。

すっかり日も暮れると街はその様相を変えました。メディナの店は大半が閉まるのですが、かわりにフナ広場の騒ぎがさらに大きくなります。

夜景は本当に写真に収めにくいです。イマイチすごさが伝わりません。

光るおもちゃやカラオケが特に人気を集めていました。

奥に見えるのはマラケシュのシンボル、クトゥビーヤのミナレットです。

今日のイケニャン。バイクのシートは座り心地がいいんですかね。

 

翌日はここから山を越えた先にある世界遺産、アイット・ベン・ハドゥを目指したいのですが、ここからワルザザードまではかなり距離があります。そこで宿の人にお願いして2泊3日のツアーに申し込みました。現地で申し込んだので少しは安くなっているはず。

ツアーにはアイット・ベン・ハドゥの他、サハラ砂漠でラクダに乗るアクティビティも含まれているそうです。ただ、出発が明日の早朝なので体力を温存し、早めに寝ることにしました。

 

つづく。

 

少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。

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