ダナンからGrabバイクで格安ミーソン・ホイアン巡り
羽田~ダナン間は格安のベトジェット航空から深夜便が発着しています。羽田を深夜の2時に出発し、ベトナムのダナンに到着するのは朝の8:00。
深夜の羽田空港は人も少なく静まりかえっていましたが、この羽田~ダナン便は大人気で混雑していました。
なんといっても朝目が覚めたらベトナムのダナンに着いているというのが魅力です。ダナンは格安で行けるビーチリゾートとしても知られており、日本人にも人気の観光地です。
ダナンのATMでお金を引き出し、まずは空港から市内中心部に移動します。
ダナン国際空港。クリスマスの飾り付けがされていた。
ダナンは日本から飛行機で6時間ほど。直行便も安い。
日本は真冬だがベトナムは25度と汗ばむ陽気。
ベトナムの移動手段はバスも多いですがGrabバイクがとても便利です。アプリで行きたい場所を入力すると価格も決定されるため、面倒な価格交渉もありません。
ミーソン遺跡はバスなどの公共交通手段が無いため、現地ツアーに参加するかタクシーをチャーターするのが一般的だそうです。
タクシーチャーターの相場は80万ドン~120万ドン(4000円~6000円くらい)です。
今回自分はダナンからミーソン遺跡、そしてミーソン遺跡からホイアンへ、片道だけのGrabバイクチャーターに挑戦しました。
早速交渉をするのですが、ベトナムの人は英語をしゃべれないことも多く、翻訳アプリを介しての会話になりました。これがなかなかのくせ者でした。
ドライバーが途中でしきりに
私の息子、私の息子に寄ってホイアンに行く!!
と言うので何かと思ったら
ミーソン遺跡=(Myson)が誤変換で私の息子になっていました。
どうりで話がかみ合わなかったわけです。
さて、交渉は成立で、35万ドン(=1700円くらい)、約5時間のバイクチャーターです。
幸い旅行用の荷物は約1週間の旅なので機内持ち込みサイズのリュックだけ。移動には好都合でした。
ダナンからミーソン遺跡に個人で行くという情報があまりなかったので心配でしたが、Grabバイクも使用できました。
Grabバイクの利点はひたすら安いこと、そして手軽に利用できる点です。一方で、長い時間バイクにまたがっているのはし疲れますし、排気ガスももろに受けますし、日焼けもします。
ダナンからバイクで出発。ドライバーがマスクをくれました。
ダナン市内からミーソン遺跡は1時間半くらい。バイクでひたすら走る。
長い時間バイクに乗っているとやはり少し疲れる。前日が機内泊なのでなおさら。
バイクに乗ること1時間半でようやくミーソン遺跡にやってきた。
ミーソン遺跡は街からかなり離れた場所にあり、途中も誰も通らないような細い道を走ってきましたが、ミーソン遺跡に着くとたくさんの観光客がいてびっくりしました。
見てみると、やはり車をチャーターして見学に来る人が大半だったように思います。
ミーソン遺跡の入口。スペルがMY SONなのでややこしい。
入口から少し行くとミーソン遺跡に関連する博物館がありました。
このミーソン博物館は日本の援助を受けて建設されたそうです。
少し歩くと電動カーの乗り場がありました。ここで車に乗ります。
この電動カーはかなり頻繁に発着しており、待ち時間はほとんどありませんでした。一度に15人くらい乗れるようになっており、料金も無料なので利用するのが良いでしょう。
遺跡群はここからさらに坂を登った先にあります。また、電動カーの終点からも少し歩きます。
電動カーは新しく、静かで乗り心地も良い。
電動カーの終点。ミーソン聖域へはここからさらに10分ほど歩きます。
ミーソン聖域は見どころが点在しており、日陰のない中をけっこう歩く。
ミーソン聖域はチャンパ王国の聖地で、現在の遺跡は8~13世紀頃に建てられたと言われています。ヒンドゥー教の遺跡で、カンボジアのアンコールの影響も受けているそうです。
広域に遺跡が点在しており、遺跡群毎にグループA,B,C…….H,I,Kと分類されています。最も綺麗に保存された遺跡はグループB,C,Dのエリアで、この遺跡群のメインとなる建物です。
その他グループ毎に微妙な違いが見られるのも面白いです。
ミーソン遺跡のグループK。レンガ造りの小さな遺跡がよく保存されている。
グループFの遺跡の一部。こちらはかなり崩壊が進んでいる。
グループEの近くにある、ベトナム戦争時の砲弾の跡。生々しく残っている。
グループGの小遺跡。建築はややスリランカの遺跡と似ているように感じた。
グループAの遺跡は苔に覆われてしまっている。
ミーソン聖域の中核となるグループB,C,D。この場所は遺跡がよく保存されている。
観光客もたくさんいる。とにかく日陰がないので暑い。
ミーソン聖域は遺跡が皆少しずつ離れているので全部じっくり見ようと思うと時間がかかります。このときは確か1時間半くらいかけてじっくり見学しました。
メインのグループB,C,Dだけなら40~50分くらいあれば見て回れるでしょうが、グループ毎に遺跡の雰囲気に違いがあるので、それぞれ比較してみるのも面白いです。
その意味でも、現地ツアーだと他の人に合わせて見学しなければなりませんが、個人で来ると時間を気にせずゆっくり遺跡を堪能できます。
これらの遺跡はどれも接着剤を使った形跡がないというのも驚き。
昼過ぎくらいからツアー客が増えだして遺跡も混雑してきた。
ミーソン聖域巡りの際は水分を多く持っていることをおすすめします。もちろん中には売店もありますが、いつでも飲めるように持っておくと安心です。
気温も暑いし湿気もあるので通常以上に蒸し暑さを感じます。
遺跡内は平坦な道ではなく、やや坂道もあり体力を消耗しました。この日の1週間前にフルマラソンを完走して足を痛めていたのでなおさら歩くのがきつかったです。
一通り見学を終えて遺跡もやや混んできたので来た道を引き返して駐車場に戻ります。
帰りがけに見たグループHの遺跡。レンガが綺麗で、ミーソン遺跡後期の物と思われる。
電動カー乗り場に向かって歩く。意外と距離があります。
電動カーに乗って入口まで戻ってきた。
待たせていたバイクタクシーに戻り、ここからバイクで約1時間の世界遺産の街、ホイアンに向けて移動します。
疲れて眠気が襲ってきましたが眠れないのがバイクの辛い点です。ベトナムの田舎の空気を吸いながら1時間ほど乗車すると、古都ホイアンの街に到着しました。
ホイアンでドライバーとはお別れ。格安でダナン→ミーソン→ホイアンと移動できました。
時刻は15時前。周辺で安ホテルを探して腰を落ち着けたら、午後はホイアン観光に向かいます。
次の記事はこちら
ホイアンの夜景とおすすめ観光スポット 【ベトナム】旅行記1日目後編
前の記事はこちら
ベトナム8ヶ所の世界遺産を一筆書きで訪問する旅 【ベトナム】旅行記計画編
最初から読む方はこちら
ベトナム8ヶ所の世界遺産を一筆書きで訪問する旅 【ベトナム】旅行記計画編
本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。
コメントを残す