バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダの行き方
目次
日帰り難易度★☆☆☆☆
バレンシアはスペイン国内でも3番目に大きな都市です。火祭りでも有名なこの都市は飛行機も着工しており、またマドリッド、バルセロナの両都市の中間程度の距離にあるため、アクセスしやすいです。
世界遺産であるラ・ロンハ・デ・ラ・セダはバレンシアの市内中心部に位置していますが、駅からだと30分ほど歩くことになります。
指定されているのはこの建物のみであるため、見学自体は比較的短時間で終わります。
バレンシアの行き方
バレンシアはカタルーニャ地方の南寄りにあります。高速鉄道が利用でき、バルセロナからは4時間程度、マドリッドからは2時間半ほどで着きます。
バレンシア駅は2018年5月時点で駅舎が、新しいホアキン・ソローリャ駅とバレンシア・ノルド駅の2つあります。歩いても移動できますが、駅間はシャトルバスが運行しているのでそちらを利用すると便利です。
バスの場合はバルセロナ・マドリッドどちらからも4時間程度ですが、バスターミナルはバルセロナ市内から少し離れた位置にあります。
バレンシア・ノルド駅。おしゃれな洋風の外観をしている。
駅舎内は多くの人々が行き交う。案内表示が小さいので間違えないよう注意。
駅舎のすぐ隣には大きな闘牛場がある。カタルーニャ地方では闘牛は禁止となった。
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダの行き方
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダはバレンシアの市内中心部寄りにあります。メルカード広場の通りに面しており、週末は出店もあるので賑わっています。入り口は通りとは反対側です。日曜日は開館時間が15:00までと短いので考慮して旅程をたてましょう。
駅前から市庁舎前の大通りを北へ歩いて行く。
左に折れると遠くにラ・ロンハ・デ・ラ・セダが見える。この道に沿って進む。
メルカード広場は中央市場があるため出店で賑わっている。奥にラ・ロンハ・デ・ラ・セダが見える。
町の中心部に大きな建物が構えている。上部の飾りはイスラム風の特徴。
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは絹の商品取引所という意味です。交易の中心地として使用されたこの建物は、室内が明るく広々とした空間になるゴシック様式を取り入れています。
1500年代に建てられたこの場所の見所は柱のサロンと呼ばれる大きな広間です。ねじれ模様の大きな柱はデザイン性があり、とても見応えがあります。
また、2階にある海の領事の間は天井部に豪勢な金細工が施されています。中庭に植えられた柑橘類や上部の形はイスラム風のスペインらしさを感じさせます。
交易の中心地となったラ・ロンハ・デ・ラ・セダ。入り口はこの裏側。
手前がチケットブースである。混雑はするが並ぶようなことは無い。
近くで見るととても大きい。手前には柑橘類のある中庭が、左下のドアは海の領事の間に続いている。
柑橘類のある中庭。こうした雰囲気はアルハンブラを思い起こさせる。
柱のサロン。ねじれた大きな柱が広い空間に複数配置されている。
窓枠を大きくしたり天井を高くすることで全体が明るくなる設計である。
かつて多くの絹商人が出入りして栄えたと思われる。売り文句が飛び交っていたのだろう。
一部だけきれいなステンドグラスが導入されていた。
2階にある海の領事の間。ここには商事裁判所が置かれていた。
広間の格天井には細かな金装飾が施されており、とても美しい。
商業や海事上の争い事を正す場であったため、厳かな雰囲気がある。
外壁の上部の飾りは不思議な形をしており、かわいらしさも感じる。
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