ヴォルビリス考古遺跡の行き方
目次
日帰り難易度★★★★★
ヴォルビリス考古遺跡は、メクネスから乗り合いタクシーまたはバスで1時間ほどの場所にある山間の村ムーレイ・イドリスに向かい、そこからタクシーまたは徒歩で向かうことができます。
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メクネスのタクシープールは新市街の町外れにあります。観光客も多いので、わからなければ写真を見せながら町ゆく人に聞いてみましょう。
平原にぽつんとそびえているローマ遺跡は、よく保存されているタイルのモザイク画でも有名です。メクネスからタクシーを300DHほどでチャーターすることもできます。
ムーレイ・イドリスの行き方
ムーレイ・イドリスはメクネスの北側の山の中に位置している町です。メクネス~ムーレイ・イドリス間は利用する現地人も多く、乗り合いタクシーも15分もあれば7人集まって出発できます。
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片道一人10DHなので、一日チャーターするよりも遙かに安く済ませることができます。ムーレイは聖者を意味し、ムーレイ・イドリス廟にはイドリス1世が埋葬されています。
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メクネスの町を旧市街に向かって歩いて行く。信号を左手に進むとタクシー乗り場がある。
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乗り合いタクシーに揺られること一時間で、山間の白い町ムーレイ・イドリスが見えてきた。
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町をせわしなく行き交う人々。町は山の斜面に沿って造られているので坂が多い。
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地元の人々で賑わっていた。地中海に近く、日中はとても暑い。
ヴォルビリス考古遺跡の行き方
ヴォルビリス考古遺跡は、ムーレイイドリスの村から西にタクシーで10分ほど下った丘の上にあります。観光バスがどんどん到着し、毎日たくさんの人が訪れます。
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ローマ時代、この場所は勢力範囲の西側の端に位置し、防衛、勢力拡大上の拠点として重要な役割を担っていました。多数の家の後や礼拝堂の柱、そして床に描かれたたくさんのモザイク画がよく保存されています。
日陰がなく見学時は長時間日光にさらされるので、日焼け対策をしっかりしておきましょう。
また、ヴォルビリス考古遺跡はムーレイ・イドリスから歩いて一時間ほどです。この遺跡からタクシーを呼んだり、チャーターして運転手を待たせるとさらに追加料金がかかるため、歩いて戻るのも一つの手だと思います。
地中海沿岸ののどかな田園風景を眺めながらゆっくり散歩するのも楽しいですが、日陰が少ないので日焼けには要注意です。
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メクネス行きのグランタクシーが集まる広場から20分ほど下っていく。
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かなりきつい坂が続く。モロッコの町では至る所で猫を目にする。
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ラウンドアバウトが目印。ムーレイイドリスに行く道、メクネスに行く道、ヴォルビリスに行く道が交差する。
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遠くにムーレイ・イドリスの町が見える。町を背にして道に沿って歩く。
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のどかな道は交通量も少なく歩きやすいが、日陰がないので水分補給はしっかりすること。
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しばらく進んでいくと、ヴォルビリス考古遺跡の看板がある。ここを曲がる。
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道を突き当たりまで進んでいくとヴォルビリス考古遺跡に到着する。
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小さな駐車場にはお土産屋が一軒あるのみ。門の内側にチケット売り場がある。
ヴォルビリス考古遺跡
モロッコにあるヴォルビリス考古遺跡は、ローマ帝国の領土がここにまで及んでいたことを示す貴重な世界遺産です。
地中海特有の気候からオリーブなどの生産で反映しましたが、ローマ帝国の撤退後は放棄され、廃墟となりました。
見所は町の中央部に立つバシリカ礼拝堂の柱やカラカラ帝の凱旋門ですが、遺跡の至る所に見られるタイルのモザイク画も美しさを放ちます。
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チケット売り場から遺跡までは意外と距離がある。右上の丘の上に遺跡の礼拝堂跡が見える。
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なだらかな野道を登っていく。地中海が近いのできれいな花もたくさん咲いている。
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10分ほどで遺跡が見えてきた。石造りの家跡も含めると範囲はとても広い。
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魚の模様のようなモザイク画。こうしたタイルが多数見られる。
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バシリカ礼拝堂は柱と壁が残るのみ。コウノトリが巣を作っていた。
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1700年代のリスボン大地震で壊滅的な被害を受けたが、バシリカ礼拝堂の柱とカラカラ帝の凱旋門はよく保存されている。
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この遺跡が本来の都市としての役割をになっていたのは紀元後50~300年頃のことだといわれている。
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礼拝堂は他の家と比べると大きく、街の中心を担っていたことを思わせる。
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カラカラ帝の凱旋門。巨大な石を積み重ねた造りをしている。
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2000年近くも風雨にさらされながらもこうした石造りの骨格が維持されている点から、当時の都市の繁栄ぶりがうかがえる。
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都市の入り口と思われる位置にある門。アーチ構造はローマ様式の特徴である。
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古代ローマ都市はしばしば床に細かなタイルを使って書かれたモザイク画を見かける。
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特にこのヴォルビリス遺跡では他の都市と比べても綺麗に保存されており、水場には魚を模したモザイク画が描かれている。
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古代神話の場面を描いた絵や、動物の絵、人物の絵などは、描かれてから約2000年後に見る私たちにもわかるようなものもある。
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架空の生物らしき絵もいくつか確認できた。
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古都メクネス 【モロッコ】 日帰り難易度と行き方 / No.6
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