原爆ドーム (広島平和祈念碑) の行き方
目次
日帰り難易度★☆☆☆☆
広島平和記念碑、通称原爆ドームは広島市内に位置する建造物です。もとは広島市産業奨励会館として建築されましたが、まさにこの付近に落ちた原子爆弾によって壊滅的な被害を受けました。
竣工は1915年と近代にあたりますが、原子爆弾や核、戦争の悲惨さを伝える”負の遺産”として世界遺産に登録されています。
広島市内にあるためアクセスもよく、広島駅からは路面電車やバスを使うルートがあります。
原爆ドームの行き方
平和記念公園は広島市内に位置しています。広島駅は新幹線も止まる大きな駅であり、比較的アクセスは容易です。
鉄道で行く場合は.広島駅から路面電車で20分ほどで「原爆ドーム前」に着きます。
車で行く場合は,専用の駐車場はありませんが近くにコインパーキングが多く点在し,少し離れてはいますが市営の駐車場も何か所かあります。
路面電車を使う場合はここ「原爆ドーム前」で降りる。
路面電車を降り,公園の中を歩いていくと原爆ドームが見えてくる。
植栽で囲まれて,静寂で清々しい。観光客も静かに見学していた。
日本建築には珍しいドーム型の屋根は,当時としてはシンボル的な雰囲気があったと想像できる。
原爆ドーム
原爆ドームは、ホロコーストの舞台となったアウシュビッツや核実験が行われたビキニ環礁などとともに負の世界遺産といわれていますが,厳密にはユネスコでは「負の世界遺産」という分類はありません。
建築はチェコの建築家ヤン・レツル氏によるデザインで、当時ドイツやチェコで流行した既存のデザイン枠からの脱却と独創的な建築を目指したゼツェッション様式で建てられました。
原子爆弾リトルボーイが投下されたものの、衝撃波がほぼ真上からだったこと、窓や吹き抜けが多く爆風が建物を吹き抜けたことなど多くの要素が重なって倒壊を免れました。
内部に立ち入ることはできませんが、現在は廃墟となった建物の周りを1周見学することができます。
現在残されている原爆ドームは、1周するのにそれほど時間はかからない。
案内板には当時の写真が載っているが、建物自体はそれほど大きなものではなかったようである。
近くでみると,痛々しい感じがする。当時を題材にした小説が思い起される。
骨組みがしっかりと残っている点に,不思議な強さを感じる。
ドーム型の屋根が残っている部分が特徴的であり外国人観光客も多く見かけた。
手前の部分はは土台部分だけが残っており、損壊が激しい。
おりづるタワー
おりづるタワーは原爆ドームに隣接する施設で、2016年にオープンした比較的新しい建物です。
この建物の12階13階は展望スペースとして入ることができ、この展望台からは原爆ドームを見下ろすことができます。
値段は大人1700円とやや高めな設定であるため内部は空いており、落ち着いた雰囲気になっています。
隣接するおりづるタワー1階にチケットスペースがある。
エレベーターで13階へ上る。現在は左側に大きく公園が広がっている。
最上部はこのように人工芝が敷かれており、ゆったりとした時間が流れる。
上から見た原爆ドーム。公園の奥には広島の市街地が広がる。
平和記念公園と平和記念資料館も見える。多くの人が行き交っている。
中央部紫色の縞模様の建物が爆心地の島病院である。原爆ドームは右手200mくらいのところにある。
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